闘え!ドラゴン
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『闘え!ドラゴン(たたかえ!どらごん)』は東京12チャンネル(現・テレビ東京)で1974年7月2日から12月24日にかけ毎週火曜日19時30分から放送されたアクションドラマ。当時、新進気鋭のアクション俳優だった倉田保昭が主演。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 概要
戦争で両親をなくし、香港で戦災孤児として暮らしていた不知火竜馬。風吹流空手創始者・風吹海山と出会い、一番弟子として修行し免許皆伝となり日本に帰国する。竜馬は日本で孤児院「どんぐり寮」を運営し、己と同じ境遇にある孤児達の面倒を見ながら平穏な生活を送っていたが、恩師・風吹海山の事故による訃報を聞き香港を訪れる。そこで恩師の死の真相は謎の暗殺組織シャドウの手による暗殺だった事実を知り、シャドウと戦う事を決意するのだった。
[編集] スタッフ
- 原作・脚本:伊上勝
- 企画:小林利雄
- プロデューサー:岡哲男(東京12チャンネル)、田村正蔵、福原博
- 監督:1-3話・6話・9-26話:外山徹、4-5話・7-8話:田村正蔵
- 助監督:安倍貞雄
- 音楽:菊地俊輔
- 録音:整音スタジオ
- 主題歌:『闘え!ドラゴン』作詞・伊上勝、作曲・菊地俊輔、歌・子門真人
- 副主題歌:『ロンリードラゴン』作詞・伊上勝、作曲・菊地俊輔、歌・倉田保昭
- 制作:宣弘社、東京12チャンネル
[編集] キャスト
- 不知火竜馬:倉田保昭
- 風吹リカ:府川房代
- 武蔵小次郎:赤塚真人
- 久利彦左衛門:三谷昇
- 林周:長谷川誉
- 大河原英造:玉川伊佐男
- 黒い豹の声:小林清志
- 闇の眼:堀田真三
- 暗闇の虎:山本麟一
- マジン・リャン:ブルース・リャン(梁小龍)
- ナレーター:内海賢二
[編集] ゲストキャスト
各話には特撮作品で有名な俳優や現役プロレスラー、著名声優、ベテラン悪役等、多種多様なゲストが起用されている。
- 超恩銘(1-2話:マー・カートン、声:?)
- 赤い虎(1-2話:楊斯、声:飯塚昭三)
- 紫の蛇(2話:チャン・ロウ、声・?)
- 林海明(1-3話:シュツ・カム、声:?)
- 林明花(1-3話:中沢久美子)
- 林美麗(1-3話:シュウ・チェン、声:?)
- 黒い豹(2-7話、9-15話:声・小林清志)
- 紅さそり(3話:リー・カーデン、声:?)
- 吹き矢の留吉(4話:和久井節緒)
- 青い猫(4話:阿部牛)
- 日下部早苗(5話:井上真彩子)
- 日下部進(5話:小松陽太郎)
- 関本(5話:入江正徳)
- 東浩二(5話:潮哲也)
- 銀のかまきり(5話:角友司郎)
- だんだら狼(6話:泉田洋志)
- まだら狼(6話:温碧蓮)
- 陣々(7話:湊俊一)
- 田坂隼人(7-8話:南城竜也)
- 緑の蜘蛛(7-8話:久保田鉄男)
- 金の蝙蝠(7-8話:萩原紀)
- 小野社長(9話:高桐真)
- 原島(9話:保科三良)
- 闇とかげ(9話:遠矢孝信)
- 影いたち(9話:岩名雅記)
- チャーリー・カラロー(10話:片山晃)
- マリヤ・カラロー(10話:マリヤ・カラロー)
- 茶色のやもり(10話:笠達也)
- 田崎社長(11話:晴海勇三)
- 灰色の狐(11話:山本武)
- むささび(11話:松岡稔)
- 由里(12話:丘野かおり)
- 黄色の海蛇(12話:穂高稔)
- 山崎正(13話:斎藤英雄)
- 片目のコンドル(13話:八名信夫)
- ジャック(13話:浜田晃)
- 褐色のうつぼ(14話:布田康博)
- 吉行理沙(14-15話:みやびヒコ)
- 村上(16話:大山豊)
- つむじ風(16話:平泉征)
- 闇の眼(16-17話:堀田真三、17話のみ声:飯塚昭三)
- 武藤小太郎(17話:赤塚真人・2役)
- 疾風(17話:安岡力也)
- 武藤小太郎のメイド(17話:西岡慶子)
- 桜田百恵(18話:早川絵美)
- 桜田正三(18話:松本朝夫)
- 桜田房江(18話:若松和子)
- 悪魔の三拳士・閃光(18話:黒部進)
- 悪魔の三拳士・雷(18話:温井国昭(ボディビルダー))
- 悪魔の三拳士・岩嵐(18話:白石実)
- 暗闇の虎(18・20・23-26話:山本麟一)
- 植木ヨシオ(19話:西川和孝)
- 旋風(19話:岡崎二郎)
- 植木美樹(19話:上田みゆき)
- 福田専務(20話:相原巨典)
- 電撃(20話:マンモス鈴木、声:飯塚正三)
- 木枯らし(21話:沢村忠)
- マグナム(21話:酒井修)
- 海嵐(22話:陳龍、声:飯塚正三)
- 烈風(22話:滝波錦司)
- 健(23話:小野進也)
- 敏子(23話:今井美佐子)
- ハリケーン(23話:ニコラス・クラウス、声:西山蓮)
- 五条洋二(24話:小塙謙二)
- 山津波(24話:池田駿介)
- 風神(25-26話:大浜詩郎)
- 雷神(25-26話:久保田鉄男)
- 水神(25-26話:羽田光男(ロッキー羽田) 声:飯塚正三)
- 火神(25-26話:伊藤正男)
[編集] 放送リスト
- 「ドラゴン香港に飛ぶ」(1974年7月2日放送)
- 「ドラゴンの敵は紫の蛇」(1974年7月9日放送)
- 「悪魔の使者は紅さそり」(1974年7月16日放送)
- 「ドラゴン対黒い豹(ジャガー)」(1974年7月23日放送)
- 「恐怖の銀かまきり」(1974年7月30日放送)
- 「ドラゴン対女ドラゴン」(1974年8月6日放送)
- 「ゆけドラゴン!悪魔の島へ!!」(1974年8月13日放送)
- 「危うしドラゴン!絶体絶命!!」(1974年8月20日放送)
- 「怪奇!闇空手!」(1974年8月27日放送)
- 「ドラゴン マニラの死闘」(1974年9月3日放送)
- 「消えたドラゴン」(1974年9月10日放送)
- 「シャドウ死の案内状」(1974年9月17日放送)
- 「ドラゴン大脱走」(1974年9月24日放送)
- 「ドラゴン危機一髪」(1974年10月1日放送)
- 「黒い豹(ジャガー)は誰だ?!」(1974年10月8日放送)
- 「恐怖の闇道場」(1974年10月15日放送)
- 「怪異魔人拳!!」(1974年10月22日放送)
- 「ドラゴン大逆転」(1974年10月29日放送)
- 「敵は最強太極拳!」(1974年11月5日放送)
- 「悪魔のレスラー」(1974年11月12日放送)
- 「黒い殺しのライダー」(1974年11月19日放送)
- 「香港から来た凄い奴」(1974年11月26日放送)
- 「挑戦!ハリケーン空手!!」(1974年12月3日放送)
- 「空手チャンピオンを狙え!!」(1974年12月10日放送)
- 「逆襲!暗闇の虎」(1974年12月17日放送)
- 「ドラゴンよ さらば」(1974年12月24日放送)
[編集] 映画版
[編集] 補足・余談
- 北海道地区では、NETテレビ(現・テレビ朝日)系列の北海道テレビ(HTB)が、日曜19:00~19:30の枠で放送していたが、これは当時北海道地区が4局マストバイ地域でありながら、NETテレビ系で同時間帯に放送されていた『アップダウンクイズ』(毎日放送制作)が諸事情によりネット出来なかったため、枠の穴埋めとして放送したものと考えられる。なお、北海道文化放送(uhb)が開局する以前は札幌テレビ(STV・当時日本テレビのフジテレビ系列のクロスネット局)編成から外れたフジテレビ系列の番組の放送枠としていた。
- 後継番組の『二郎さんのOh!マイおやじ』(朝日放送制作)からテレビ朝日系列の番組が同時ネットされるようになり、『アップダウンクイズ』もTBS系列への移行に伴い同系列の北海道放送(HBC)にネットされるようになった。