音威子府駅
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音威子府駅(おといねっぷえき)は、北海道上川支庁管内中川郡音威子府村字音威子府にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線の駅である。
かつては宗谷本線から天北線が分岐していた交通の要衝であった。天北線廃止後、木造駅舎から現在の駅舎に改築された。今でも浜頓別・中頓別などの旧天北線方面や、枝幸方面へのバスとの乗換駅として重要であり特急列車(スーパー宗谷、サロベツ、利尻)が停車する。
駅構内には音威子府村名物・「黒いソバ」の立ち食い蕎麦屋がある。駅舎改築前はホーム上にあったが、現在は駅舎内に移転して営業を続けており、旅行者の間では非常に有名である。立ち食いのほかに持ち帰り可能な御土産用もある。
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[編集] 駅構造
- 単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、あわせて2面3線をもつ地上駅である。
- 社員配置駅、みどりの窓口設置。ただし16時40分から翌日8時40分まで無人となる。
- 天北線代替バスを運行する宗谷バスの出札所が併設されている。
- 駅舎内に「天北線資料室」があり、現役当時の資料が展示されている。
- 普通列車の停車時間は長いものが多く、中には1時間以上も停車するものがある。
[編集] 駅周辺
音威子府村市街地。商店街・住宅地がある。
[編集] 歴史
かつては、国鉄→北海道旅客鉄道天北線の分岐駅。天北線は当駅から中頓別町、浜頓別町、猿払村など、宗谷管内の町村を通り、稚内市の南稚内駅までの区間が運行された。
- 1912年11月5日 開業。
- 1914年11月7日 宗谷線(→宗谷本線→北見線→天北線)延長開業。
- 1922年11月8日 天塩線(→天塩南線→天塩線→宗谷本線)開業。
- 1989年5月1日 天北線廃止。
[編集] 接続するバス路線
宗谷バス・道北バス
[編集] 隣の駅
かつてこの駅から出ていた天北線の隣の駅は上音威子府駅であった。