名寄駅
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名寄駅(なよろえき)は、北海道名寄市東一条南6丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線の駅である。また、日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅である名寄オフレールステーション(名寄ORS)が併設されている。
名寄市の代表駅で特急「スーパー宗谷」・「サロベツ」・「利尻」および快速「なよろ」も停車する宗谷本線の主要駅。かつてはこの駅から深名線や名寄本線が出ていた。運転士の乗務はこの駅を境に音威子府・幌延・稚内方面が宗谷北線運輸営業所、旭川方面が旭川運転所と担当区域が分かれている。
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[編集] 駅構造
- 単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線のあわせて2面3線を持つ地上駅。改札口は西側1箇所にある。
- 以前は駅舎脇直結の島式ホームがあり2面4線であったが、0番のりばが廃止された後、単式ホームになった(0番のりば廃止後は、深名線廃止まで宗谷本線と共用で3番のりばを使用していた)。なお、1~3番ホームともに折り返しが可能。
- 社員配置駅。
- みどりの窓口(営業時間 7時40分~20時50分)、名寄駅旅行センター(営業時間 9時30分~17時30分、日・祝休み)、自動券売機、立食そば(角舘商会)設置。
[編集] 名寄オフレールステーション
JR貨物の貨物駅で、旅客駅の西側に位置する。
- 取扱貨物は、コンテナ貨物。12ftコンテナのみ取り扱う。
- 貨物列車の発着は無く、北旭川駅との間にトラック便が運行されている。本数は当駅発が1日7本、当駅着が1日13本である。
- 1面のコンテナホーム、2本の荷役線を持つ。
- 1996年より貨物列車の発着がない自動車代行駅となりトラック輸送に転換された。その後2006年4月1日の貨物駅の名称整理の際に現在の名称に変更された。なお、「名寄オフレールステーション」は営業上の名称であり、正式名称は名寄駅のままである。
- 1993年頃まで岩谷産業営業所への専用線があり、本輪西駅よりタキ25000形貨車がコンテナ貨物列車に連結され、LPガスを輸送していた。また、さらに以前には王子板紙名寄工場への専用線もあり、石油輸送タンク車も連結されていた。
[編集] バス路線
- 名士バス
- バス乗り場(1) 市内循環バス、美深・恩根内行、ピヤシリスキー場行
- バス乗り場(2) 下川・興部行
- JR北海道バス(深名線)
- バス乗り場(3) 朱鞠内・幌加内経由深川行
- 道北バス・北海道中央バス・宗谷バス
[編集] 駅周辺
[編集] 歴史
- 1903年9月3日 - 北海道官設鉄道の駅として開業。
- 1905年4月1日 - 国鉄に移管。
- 1919年10月20日 - 名寄線(後の名寄本線)開業。
- 1937年11月10日 - 名雨線(後の深名線)開業。
- 1968年 - 「みどりの窓口」設置。
- 1987年4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR北海道・JR貨物の駅となる。
- 1988年 - 「名寄駅旅行センター」開店。
- 1989年5月1日 - 名寄本線廃止。
- 1990年 - 「名寄駅旅行センター」を駅から分離し「旅行センター名寄支店」発足。
- 1991年11月13日 - 宗谷北線運輸営業所発足。
- 1995年9月4日 - 深名線廃止。
- 1996年9月1日 - 貨物列車設定廃止。自動車代行駅となる。
- 1998年 - 「旅行センター名寄支店」の営業を名寄駅に統合。
[編集] 駅弁
- 角舘商会
- 蝦夷っ子ちらし寿し(1050円)
- 牡蠣帆立弁当(940円)
- 北の味きのこごはん(940円)
- ニシンカズノコ弁当(840円)
- みそ豚丼(750円)
- たこ寿し(730円)
一部は、特急スーパー宗谷の車内でも販売されている。