飛騨小坂駅
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飛騨小坂駅(ひだおさかえき)は、岐阜県下呂市小坂町にある東海旅客鉄道(JR東海)高山本線の駅。一部のエル特急「(ワイドビュー)ひだ」が停車する。濁河温泉、下島温泉、湯屋温泉と御嶽登山口の玄関口である。
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[編集] 駅構造
- 1番線:上り列車
- 2番線:下り列車(ただし、上り方向の出発信号機あり)
上り方より保線車両用の引込線あり。ホームの距離が短いため(下り9両分、上り10両分)、多客時増結の長編成の特急では後方の車両のドアが開かないこともある。
開業当初からの駅舎は、丸太造りの山小屋風であり、全国的には、中央本線の大月駅と並び称される。また、正面には、神社の神殿にあるような千木が設けられている。このような設計となった経緯は、霊山である御嶽山の飛騨側の登山口で多くの登山者があったことと、豊富な森林資源があったためである。
駅舎とプラットホームとは開業当初より地下道で結ばれている。地下道が設けられているのは、高山本線の中間駅では、この他には高山駅のみである。中部の駅百選選出。
簡易委託駅。簡易委託先が、JR東海子会社の東海交通事業であるため、マルス端末が設置されており、「みどりの窓口」の表示がないのにもかかわらず、全国の列車の指定席の購入が可能となっている。
[編集] 駅周辺
住宅がやや多い。商店もある。
[編集] 歴史
- 1933年(昭和8年)8月25日 - 飛騨萩原駅~当駅間開通と同時に開業。旅客及び貨物の取扱を開始。
- 1934年(昭和9年)10月1日 - 当駅~高山駅~坂上駅間が開通。
- 1977年(昭和52年)11月30日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東海の駅となる。
- 1999年(平成11年)10月14日 - 中部の駅百選の第1回選定駅の25駅に選出。