高山駅
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高山駅(たかやまえき)は、岐阜県高山市昭和町一丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)高山本線の駅。
日本有数の観光地で飛騨の小京都とも呼ばれる高山市の代表駅として、年間を通して賑わいを見せる。また、奥飛騨温泉郷、乗鞍岳、白川郷といった飛騨の主要な観光地への拠点として、駅前にある高山濃飛バスセンターからバスが発車している。
また日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅でもあるが、1986年より貨物列車の設定は無い。
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[編集] 駅構造
ホームは東側から駅舎正面が1番線、地下道を通り隣のホームが2・3番線となっている。原則は1番線は上り岐阜・名古屋方面、2番線は下り猪谷・富山方面、3番線は両方向の列車が使用している。しかし、どのホームも下り・上り方面ともに出発到着が可能であり、下りの特急が段差無しで集札口を抜けられる1番線に到着するケースも多い。
駅舎はコンクリート造り2階建て。改札口は駅舎中央にあるほか駅舎北側に団体専用の改札口がある。
改札は、列車別改札となっている。そのため、繁忙期の上り列車は、列車ごとの列に並ぶことになる。
[編集] 駅周辺
- 高山濃飛バスセンター - 駅舎前にあるが、屋根はつながっていない。
- 高山市役所
- 高山陣屋
- 飛騨国分寺
- 上三之町 - 古い町並み。
- 高山屋台会館
- 高山赤十字病院
- 高山グリーンホテル
- 飛騨高山美術館
- 光記念館 -濃飛バスセンターからバス連絡
- NHK岐阜放送局高山ラジオ中継局(第1放送792kHz 1kW 第2放送1125kHz 1kW)
- 岐阜放送高山ラジオ中継局(720kHz 100W)
- 中部日本放送高山ラジオ中継局(1557kHz 100W)
- 東海ラジオ放送高山中継局(1485kHz 100W)
- 高山自動車短期大学
[編集] 歴史
- 1934年(昭和9年)10月25日 - 飛騨小坂駅~当駅~坂上駅間開通と同時に開業。旅客及び貨物の取扱を開始。
- 1980年(昭和55年)5月27日 - 駅構内にて電化の起工式が行われるが、結局工事は中断し、そのまま中止になる。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 貨物の取扱が廃止。
- 1987年(昭和62年)3月31日 - 貨物の取扱を再開。但し、以降の貨物取扱実績は無い。
- 1993年(平成5年)3月下旬 - 構内の扇形車庫を解体。
- 1993年(平成5年)12月17日 - 構内の高架水槽を解体。これにより、蒸気機関車時代のシンボルが完全に消滅。