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オフコース - Wikipedia

オフコース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

オフコースOff Course)は、日本の音楽グループ(フォークグループ)。

目次

[編集] 概略

小田和正鈴木康博・地主道夫らが、神奈川県横浜市聖光学院高校時代にフォーク・グループを結成したのがオフコースの始まりである。1970年にデビュー。当初は生ギターを中心としたフォークソング的な曲を歌っていた。当時から実力は評価されながらも長年ヒット曲に恵まれなかった。結成9年目の1979年に松尾一彦、清水仁、大間ジローが加わり、バンドサウンドとなる。結成10年目の『さよなら』を初め、数多くのヒット曲で時代を代表するビッググループになったが、音楽番組全盛の時代にあって、珍しくほとんどテレビ番組に出ないで、レコード制作とコンサートに力を注ぐ姿勢を貫いた。 シンプルで普遍的な愛の歌詞とニューミュージックと言われた洋楽のエッセンスを持ったポップな楽曲と美しいハーモニーは多くの人を魅了した。オフコースの曲は近年でも、多くのアーティストによってカヴァーされ、歌われ続けている。 鈴木の脱退後、一時活動を休止した後、4人での活動時もヒット曲を連発し、変わらぬ人気を博する。4人で5年近くの活動の末、結成から19年目にあたる1989年に解散。その後、小田と鈴木はソロとして、松尾、清水、大間はABCというグループで活動している。再結成を望む声は当初から多かったが、現在のところ、その可能性は薄いと見られている。

[編集] メンバー

[編集] 正式メンバー

  • 小田和正(おだ かずまさ  キーボード (結成~解散)) 1947年9月20日神奈川県横浜市金沢区出身。東北大学工学部、早稲田大学理工学部建築家修士課程卒業。
  • 鈴木康博(すずき やすひろ  ギター (結成~1983年8月31日)) 1948年2月18日静岡県田方郡修善寺町出身。東京工業大学工学部制御工学科卒業。小田とは対照的な男っぽい詞を書く。編曲にも大きな力を発揮してきた職人的存在。
  • 清水仁(しみず ひとし  ベース (1979年8月1日~解散)) 1950年11月25日大阪府大阪市西成区出身。尊敬する人は“自分”というマイペースな人柄。ライブでもコーラスをこなす。ザ・バッドボーイズを経て、1976年10月よりオフコースに参加。
  • 大間ジロー(おおま じろー (本名:大間仁世 おおま ひとせ)  ドラムス、パーカッション (1979年8月1日~解散)) 1954年5月14日秋田県小坂町出身。秋田県立大館鳳鳴高校卒業。高校時代に松尾と出会い音楽活動を共にする。ジャネットを経て、1976年5月よりオフコースに参加。
  • 松尾一彦(まつお かずひこ  ギター、ハーモニカ (1979年8月1日~解散)) 1954年8月7日秋田県八森町出身。秋田県立能代高校卒業。幼い頃から音楽に目覚め、早5歳で作曲したという。オフコース在籍時から他のアーティストに曲を提供している。ジャネットを経て、1976年10月よりオフコースに参加。

[編集] 来歴メンバー

  • 地主道夫(じぬし みちお  ギター (結成~1971年2月頃)) 脱退後、竹中工務店に入社。有能な設計家として日刊ゲンダイ(平成6年6月16日号)で「超売れっ子設計家」として取り上げられたこともある。
  • 須藤尊史(すどう たかふみ  ドラムス (結成~1965年)) 高校3年時の聖光祭に小田・鈴木・地主とともにステージに立つ。
  • 小林和行(こばやし かずゆき  ベース (1970年10月頃~1972年5月19日)) 小田・鈴木の聖光学院時代の後輩。加入当時、早稲田大学学生でその後、小田らの勧めで学業に戻る。
  • 吉田浩二(よしだ こうじ  コーラス (1972年5月13日~同年5月19日)) 当時のオフコースのマネージャーで、第1回東京音楽祭出演のための助っ人として加入。
  • 城間正博(しろま まさひろ  ドラムス (1978年)) 1973年1976年、ザ・バッドボーイズで“リンゴ”として清水とともに活動。1978年春のツアー時、病気の大間に代わり一時加入。

[編集] 略歴

[編集] 1968年

  • 1964年、高校2年のクリスマス・パーティーでバンドの生演奏をしたことがきっかけとなり、翌年の文化祭(聖光祭)のステージに立つことを目指しメンバーの中から小田和正、鈴木康博、地主道夫、須藤尊史の4人でグループが結成される。
  • 1965年(高校3年生)、聖光祭に出演。当初は本編の前座的な意味合いで午前中に登場、「グリーン・スリーブス」や「イエロー・バード」などフォークのヒット曲を演奏し歌ったが評判となり、閉会式の前にアンコールでステージに立った。このとき味わった喜びが、その後の小田・鈴木・地主の音楽を通じての交流に繋がった。
  • 高校卒業後、鈴木康博は東京工業大学制御工学科に、小田和正は東北大学建築科にそれぞれ進学、離ればなれになる(千葉大学医学部に進学することも考えていたが、見学に行ったときに「カーテンが薄汚れていた」という理由でやめた)。しかし、休日に鈴木が車に機材を積み込んで仙台まで行って練習は続けられた。
  • 大学時代、自主コンサートを毎年開催するほか、聖光学院時代の友達から頼まれて演奏したり、他の大学の文化祭に呼ばれるなど、3人は活発な演奏活動を続けた。

[編集] 1969年

  • 7月20日、第3回ヤマハ・ライト・ミュージック・コンテスト(LMC)仙台地区予選(仙台西花園)に出場、第2位。仙台地区からの出場は、関東地区から出場すれば非常に競争が激しいだろうという計算もあってのことだった。このとき、グループ名が必要となり、「ジ・オフ・コース」と名付けた。そのころ、彼らを応援していた友人達が作っていた野球グループが「オフ・コース(OF COURSE)」だったので、それに“F”をひとつ足したのだった。
  • 8月31日、宮城県予選(宮城県民ホール)に出場、第1位を獲得。
  • 9月、東北地区本選大会(仙台電力ホール)に出場、第1位を獲得し、全国大会へ進出。
  • 11月2日、LMC全国グランプリ大会(新宿厚生年金会館大ホール)第2位(このときの第1位が赤い鳥)。この時のレパートリーは「One Boy」(ミュージカル『バーディー・バーディー』挿入歌)と「Jane Jane」(Peter,Paul&Mary)、小田和正は最優秀歌唱賞を受賞。自分たちの演奏には絶対の自信があり、優勝して「ジ・オフ・コース」とアマチュア音楽活動を終え社会人になるつもりだったが、2位にとどまったことで小田・鈴木は気持ちに決着がつかなくなった。鈴木はミュージシャンになることを親に反対されていたが、これで音楽で生きて行こうと決心が固まり、内定を取っていた安川電機への就職を辞退した。

[編集] 1970年

[編集] 1971年

  • 2月、地主道夫が建築の道へ進むためにグループを脱退。
  • 5月、“パシフィック・エンタープライズ”に所属。
  • 10月5日、シングル「夜明けを告げに(作詞:山川啓介 作曲:加藤和彦) / 美しい世界(作詞・作曲:小田和正)」(小田・鈴木・小林和行)発売。

[編集] 1972年

  • 4月25日、シングル「おさらば(作詞・作曲:東海林修) / 悲しきあこがれ(作詞:山上路夫 作曲:東海林修)」(小田・鈴木・小林・吉田浩二)発売。グループ名を「オフ・コース」とする。
  • 5月13日、コーラスの吉田浩二が加入。第1回東京音楽祭出場、「おさらば」を歌う。
  • 5月19日、メンバーが小田・鈴木の二人となる。
  • 6月9日ラジオ関東“ヤングヤングミュージック・イン・テクニクス”初出演。のちに“オフコースの小さな部屋”のテーマソング「小さな部屋」を生んだ番組。
  • 9月13日、第1回リサイタル“オフコース・コンサート・イン・横浜”開催(横浜市教育会館)。

[編集] 1973年

[編集] 1974年

[編集] 1975年

[編集] 1976年

  • 1月28日、「オフ・コースとイルカの年賀状コンサート」開催(日本青年館 ゲスト:なぎら健壱)。
  • 2月、小田、早稲田大学大学院を卒業。
  • 2月26日、シングル「ひとりで生きてゆければ」レコーディング開始(~2月29日まで)。プロデューサーである武藤敏史が以前ディレクターを担当していた「ジャネット」の元メンバー大間ジローをレコーディングに参加させる。
  • 5月5日、シングル「ひとりで生きてゆければ / あいつの残したものは」発売。同日、大間ジロー加入。
  • 5月23日、“オフコースの小さな部屋 Vol.6”–音楽の多様性その1:音楽はいかに映像を助けるか、また映像はいかに音楽を助けるか– 開催(日本青年館大ホール ゲスト:加藤和彦)。
  • 8月1日、それまで所属していた“サブミュージック・パブリッシャーズオフィス”から独立、“オフコース・カンパニー”を設立。
  • 8月15日、アルバム・レコーディング開始(~9月15日まで)。
  • 10月5日、シングル「めぐる季節 / ランナウェイ」発売。
  • 10月23日、第6回オフコース・リサイタル“秋ゆく街でⅢ”開催(中野サンプラザホール)。松尾一彦と清水仁が加入。清水の参加に鈴木は「技術力が無い」として反対したが、小田が「絶対オフコースには仁のような人柄の人間が必要だ」として引き下がらなかった。鈴木は多少納得しきれないところもあったがこれを了承、清水の人間的な雰囲気の良さに「結果的には小田の言う通りになった」と後に語っていた。
  • 11月5日、アルバム『SONG IS LOVE』発売。清水は「バッド・ボーイズ」としての契約がまだ残っていたためレコーディングでは演奏には不参加だが、この頃から実質的に5人のバンドとなった。
  • 11月10日、シングル・レコーディング開始(~12月7日まで)。

[編集] 1977年

[編集] 1978年

[編集] 1979年

[編集] 1980年

[編集] 1981年

[編集] 1982年

[編集] 1983年

  • 3月、海外用デモテープレコーディング。
  • 3月21日、大間ジロープロデュースシングル「tomorrow –すべては時の中に–」(あんべ光俊)発売。
  • 8月21日、鈴木康博ソロデビュー、シングル「愛をよろしく / ラララ~愛の世界へ~」とアルバム『Sincerely』を同時発売。
  • 8月21日、大間ジロープロデュースアルバム『HEARTS』(あんべ光俊)発売。
  • 8月29日、栃木県・ジュンクラッシックゴルフ場にて行われた合宿でメンバー、スタッフを含むミーティング実施。“4人での再出発”を決める(~9月1日まで)。
  • 10月21日、アルバム・プリプロダクション開始(~1984年5月4日まで)。
  • 10月29日、日中文化交流協会主催による中国旅行(~11月22日まで)。
  • 11月3日、アルバム『YES-YES-YES』発売。
  • 12月8日、清水の友人、リッキー&リボルバーの誘いで急遽、渋谷エッグマンで行われた“ジョン・レノン追悼コンサート”に飛び入り出演。「Long Tall Sally」など3曲を演奏。

[編集] 1984年

[編集] 1985年

[編集] 1986年

  • 5月8日、小田渡米(~11月24日まで)
  • 7月2日、松尾一彦ソロシングル「普通のオフィスレディ」発売。
  • 7月17日、大間ジロープロデュースシングル「センターラインが終わる時」(勇直子)発売。
  • 7月23日、松尾一彦ソロアルバム『WRAPPED WOMAN』発売。
  • 9月29日、清水仁ソロシングル「上を向いて歩こう」発売。
  • 10月6日、清水仁ライブハウスツアー開始(~10月31日まで:全国9ヶ所10回公演)。
  • 10月22日、清水仁ソロアルバム『ONE』発売。
  • 11月1日、小田和正ソロシングル「1985」発売。
  • 11月21日、大間ジロープロデュースアルバム『アスファルトの天使たち』(勇直子)発売。
  • 12月3日、小田和正ソロアルバム『K.ODA』発売。
  • 12月15日、アルバム『as close as possible』レコーディング開始(~1987年2月21日まで)。

[編集] 1987年

[編集] 1988年

[編集] 1989年

  • 2月26日、スペシャルライブ“The Night with Us”東京ドーム公演を実施。これはファンや長く務めて来たオフコースのスタッフらの強い働きかけにより実現した。ここでも小田は「言葉にできない」で涙を流して歌に詰まった(このコンサートの映像化を希望する声は多いが未だに実現していない)。このコンサートをもってオフコース解散。

[編集] 1990年

  • 1999年3月、清水仁、松尾一彦、大間ジローがA.B.C.(Acoustic Beatles Club)を結成。
  • 1996年2月1日、小田和正『LOOKING BACK』発売。オフコース時代の楽曲のセルフカヴァー・アルバム。
  • 1996年10月23日、鈴木康博『BeSide』発売。オフコース時代の楽曲のセルフカヴァー・アルバム。
  • 2000年11月2日、A.B.C.『ABC VOL.1』発売。
  • 2001年5月26日、小田和正『LOOKING BACK 2』発売。オフコース時代の楽曲のセルフカヴァー・アルバム第2弾。
  • 2001年9月26日、DVD『Off Course 1969-1989 Digital dictionary』発売。
  • 2003年12月22日、A.B.C.『ABC VOL.2』発売。
  • 2004年12月8日、鈴木康博『FORWARD』発売。オフコース時代の楽曲のセルフカヴァー・アルバム第2弾。
  • 2006年12月6日、ベストアルバム『i(ai)』発売。グループ解散後初の、全メンバー公認のオール・タイム・ベストアルバム。

[編集] 音作り

最初にコード進行を作り、そこにみんなでアレンジを加えて行き、最後に詞を作るという。 オフコースは5人で演奏可能なアレンジでレコーディングする方針を取っていた。小田によると、オーバープロデュースは嫌うので、音的には足りない部分もあるが、聞く人が足して聴いてくれればいいという。

[編集] エピソード

  • 「オフコース」の名前の由来は「もちろん(of course)」ではなく、「道を外れる(off course)」という意味であるが、命名のヒントになったのは聖光野球部OB草野球チーム「of course」(勝って当然(of course)、もちろん(of course)勝つ)である。
  • 「オフ・コース」時代の1974年10月26日中野サンプラザでのコンサートで、新曲『忘れ雪』(作詞松本隆作曲筒美京平)を演奏予定だったが、レコード会社の幹部が来ていたにもかかわらず「自分たちが作った曲ではない」という理由で演奏しなかった。その後、この出来事はファンのあいだで「『忘れ雪』事件」と呼ばれるようになり、この曲はその後も生演奏されることはなかった。ライブアルバム『秋ゆく街で』は、この時のステージが収録されたものである。
  • アルバム「ワインの匂い」の制作にかけた500時間はサディスティック・ミカ・バンドが持っていた当時のレコーディング時間の記録を更新した。小田と鈴木は新たにプロデューサーの武藤敏史に「お金も何も要らないからスタジオ時間だけ欲しい」と言ったという。
  • 同アルバム中の『愛の唄』をカーペンターズは非常に気に入り、レコーディングを検討した。
  • 『老人のつぶやき』は元々、NHK「みんなのうた」のために作ったがボツになった。
  • 『さよなら』『Yes-No』『YES-YES-YES』『君が、嘘を、ついた』などがヒットし、当時のTBSの人気番組ザ・ベストテンに何度となくランクインしたが、この番組を含めテレビの音楽番組には一切出演しなかった。「オフコースの皆さんはコンサート活動に専念するため…」とお詫びのお辞儀をする久米宏の姿が毎週のように見られたが、一度だけ『YES-YES-YES』の時に、レコーディングスタジオから中継で小田のみがコメントを出した事がある。
  • 1982年の武道館10日間コンサートのチケット抽選応募葉書は50万通を超えた。
  • オリコンシングルチャートにおいては『さよなら』、『君が、嘘を、ついた』が最高で、2位止まりだった。アルバムチャートでは『We are』と『over』が1位に輝いている。なお、小田和正が作った曲がシングルチャートで第1位を獲得するのは、彼がソロシンガーとしてデビュー後の1991年、『ラブ・ストーリーは突然に』で達成される。
  • シングル『YES-YES-YES』に妙な女性の声(ねぇ、私のこと好き?)が入っていると、テレビのオカルト番組で取り上げられることがあるが、この声は意図的に録音されていることが、当時の音楽雑誌「ギターブックGB」の記事に掲載されている。声の主はレコーディングのとき、同じ録音スタジオを使っていたレモンツリーという男女デュオの女性である。
  • 後にゴダイゴが担当したことで有名な「銀河鉄道999」の映画主題歌は最初はオフコースにオファーが来ていたが、小田和正の自著によると「レコード会社」や「映画会社」の関係で実現しなかったという。
  • 鈴木が脱退した経緯は山際淳司著によるドキュメンタリー『Give Up』に詳述されている。これによると、当時のマネージャー上野博が「オフコースが売れるにはまず一人、象徴となる人物を立てて、その人物をメインに押し立てていくべき」という方針を立て、小田が選ばれた。実際、そのころからメディア露出は小田がメインになっているのだが、このことに鈴木が反発したことによるという。
  • 1982年、伝説となった武道館10日間公演の後、追加公演として横浜スタジアムでのコンサートも予定されていたが、鈴木の脱退に伴い、取りやめとなった。
  • 1981年3月28日宮城県民会館で行われた「OFF COURSE CONSERT “We are”」最終公演のアンコール、「愛を止めないで」のエンディングにさしかかった瞬間、舞台の袖から200本のカーネーションがスタッフの手によって投げ入れられた。これについて小田は「僕たちの制作するものの中で特に、レコーディングとステージに関しては何がどうなっているか知らぬ部分はない。だから、僕らの想像を超えて何かが創造されるということは全く考えたことがなかった。しかしそれは起こった。他人が聞けば他愛のないシャレに過ぎないかも知れないが、それが僕にとっては今度のアルバム・レコーディング、そしてこのコンサート・ツアーのすべてが覆されるほどの衝撃だった。だから僕は『ヤラレタ…』と思ったのだった。そして、あんなことが起こったのが心から嬉しかった」と語っている。
  • 1981年6月21日に発売されたシングル『I LOVE YOU』(ETP-17169)ではエンディングのコーラスは当初、少年合唱団によるテイクを予定していたが、結果的にはレコーディングスタジオ近くの公園にいた子供たちやその親を迎え、さらにそこにメンバーやスタッフも加わってレコーディングしたテイクに変更された。また、この曲は1982年7月1日発売の『I LOVE YOU』(ETP-90180)にアルバムバージョンとして収録され、間奏部にジョン・レノン死亡のニュースを伝えるナレーションが挿入された。このアルバムミキサーであるビル・シュネーの友人が新聞記事を読み上げたものである。
  • 2006年河村隆一によって「YES-YES-YES」がカヴァーされた。河村は2006年5月13日発売の『CDでーた』で、「純粋に小田和正さんの声が素晴らしいと感じた」と話している。また、同年5月18日配布のフリーペーパー『R25』で、「音楽に携わるものとしての自我に目覚めた」と語っている。
  • 「僕等の時代」は一時期、名古屋テレビのオープニング・クロージングのBGMだった。
  • 「僕等の時代」の詞が現在、国語の教科書に採用されている。
  • 「言葉にできない」の終わりの部分に、小田和正による当時の解散発言的なメッセージ「We are over thank you」が収録されている。アルバムレコードoverの回転数を上げるとはっきり聴こえる。

[編集] 主な作品

  • 以降、順位、売上げは全てオリコンを参考にしています。

[編集] シングル

  1. 群衆の中で / 陽はまた昇る (1970年4月5日)
  2. 夜明けを告げに / 美しい世界 (1971年10月5日)
  3. おさらば / 悲しきあこがれ (1972年4月25日)
  4. 僕の贈りもの / めぐり逢う今 (1973年2月20日)
  5. もう歌は作れない / はたちの頃 (1974年4月5日)
  6. 忘れ雪 / 水いらずの午後 (1974年10月20日)
  7. 眠れぬ夜 / 昨日への手紙 (1975年12月20日)  最高位48位 売上げ4.6万枚
  8. ひとりで生きてゆければ / あいつの残したものは (1976年5月5日)
  9. めぐる季節 / ランナウェイ (1976年10月5日)
  10. こころは気紛れ / あなたがいれば (1977年2月5日)
  11. 秋の気配 / 恋人よそのままで (1977年8月5日)
  12. ロンド / 思い出を盗んで (1977年11月20日)  最高位89位 売上げ1.5万枚
  13. やさしさにさようなら / 通りすぎた夜 (1978年4月5日)
  14. あなたのすべて / 海を見つめて (1978年7月20日)  最高位82位 売上げ0.7万枚
  15. 愛を止めないで / 美しい思い出に (1979年1月20日)  最高位31位 売上げ9.8万枚
  16. 風に吹かれて / 恋を抱きしめよう (1979年6月5日)  最高位41位 売上げ3.7万枚
  17. さよなら / 汐風のなかで (1979年12月1日)  最高位2位 売上げ71.7万枚
  18. 生まれ来る子供たちのために / この海に誓って (1980年3月5日)  最高位48位 売上げ3.7万枚
  19. Yes-No / 愛の終わる時 (1980年6月21日)  最高位8位 売上げ35.4万枚
  20. 時に愛は / 僕等の時代 (1980年12月1日)  最高位35位 売上げ7.0万枚
  21. I LOVE YOU / 夜はふたりで (1981年6月21日)  最高位6位 売上げ18.3万枚
  22. 愛の中へ / Christmas Day (1981年12月1日)  最高位23位 売上げ7.0万枚
  23. 言葉にできない / 君におくる歌 (1982年2月1日)  最高位37位 売上げ3.6万枚
  24. YES-YES-YES / メインストリートをつっ走れ (1982年6月10日)  最高位6位 売上げ19.4万枚
  25. 君が、嘘を、ついた / 愛よりも (1984年4月21日)  最高位2位 売上げ31.6万枚
  26. 夏の日 / 君の倖せを祈れない (1984年7月18日)  最高位15位 売上げ6.9万枚
  27. 緑の日々 / CITY NIGHTS (1984年9月21日)  最高位14位 売上げ8.3万枚
  28. call / 2度目の夏 (1985年2月21日)  最高位7位 売上げ12.7万枚
  29. たそがれ / LAST NIGHT (1985年5月22日)  最高位7位 売上げ12.0万枚
  30. 夏から夏まで / ぜんまいじかけの嘘 (1985年9月21日)  最高位9位 売上げ6.5万枚
  31. ENDLESS NIGHTS / EYES IN THE BACK OF MY HEART (1985年11月30日)  最高位26位 売上げ5.3万枚
  32. IT'S ALL RIGHT(ANYTHING FOR YOU) / IT'S QUITE ALL RIGHT(INSTRUMENTAL) (1987年3月4日)  最高位20位 売上げ2.7万枚
  33. もっと近くに(as close as possible) / Tiny Pretty Girl (1987年5月25日)  最高位29位 売上げ1.7万枚
  34. 君住む街へ / *君住む街へ—INSTRUMENTAL VERSION— (1988年1月25日  CD-S:1988年2月25日  *CD-Sでは「君住む街へ—Another Version—」)  最高位11位 売上げ3.8万枚
  35. she's so wonderful / 陽射しの中で (1988年7月25日)  最高位80位 売上げ0.3万枚
  36. 夏の別れ / 逢いたい (1988年10月25日)  最高位82位 売上げ0.4万枚

[編集] オリジナルアルバム

  1. オフ・コース1 / 僕の贈りもの (1973年6月5日)
  2. この道をゆけば / オフ・コース・ラウンド2 (1974年5月5日)
  3. ワインの匂い (1975年12月20日)
  4. SONG IS LOVE (1976年11月5日)
  5. JUNKTION (1977年9月5日)  売上げ3.8万枚
  6. FAIRWAY (1978年10月5日)  売上げ9.1万枚
  7. Three and Two (1979年10月20日)
  8. We are (1980年11月21日)  最高位1位 売上げ46.2万枚
  9. over (1981年12月1日)  最高位1位
  10. I LOVE YOU (1982年7月1日)  最高位1位
  11. NEXT SOUND TRACK (1982年9月21日)  最高位1位
  12. The Best Year of My Life (1984年6月21日)
  13. Back Streets of Tokyo (1985年8月1日)
  14. as close as possible (1987年3月28日)  最高位2位
  15. Still a long way to go (1988年6月9日)

[編集] ライブアルバム

  1. 秋ゆく街で / オフ・コース・ライヴ・イン・コンサート (1974年12月20日)
  2. LIVE (1980年5月5日)

[編集] ベストアルバム

  1. SELECTION 1973-78 (1978年5月5日)  売上げ11.8万枚
  2. SELECTION 1978-81 (1981年9月1日)  最高位1位 売上げ47.1万枚
  3. YES-YES-YES (1983年11月3日)  売上げ21.6万枚
  4. BEST COLLECTION (1985年8月31日)
  5. IT'S ALL RIGHT OFF COURSE SELECTION Ⅲ 1984-1987 (1987年7月5日)
  6. 君住む街へ 1984→1988 (1989年2月1日)
  7. OFF COURSE Singles (1998年3月28日)
  8. Off Course GREATEST HITS 1969-1989 (1998年5月21日)
  9. i(ai) (2006年12月6日)

[編集] 映像作品

  1. NEXT VIDEO PROGRAM (1982年11月21日)
  2. Off Course 1982·6·30  -Concert in Budokan- (1983年4月21日)
  3. Movie The Best Year of My Life (1984年12月1日)
  4. RUNNING THROUGH ’84 (1985年4月)
  5. OFF COURSE TOUR 1987  as close as possible (1987年11月25日)
  6. Off Course 1969-1989  Digital dictionary (2001年9月26日)
  7. Off Course 1981.Aug.16~Oct.30  若い広場 オフコースの世界 (2002年1月30日)

[編集] 関連アルバム

  1. 第3回全日本ライトミュージック・コンテスト グランプリ1969    3rd ALL JAPAN LIGHT MUSIC CONTEST GRAND PRIX / FOLK (1970年4月 (MR-1059)) 1969年11月2日新宿厚生年金会館大ホールにて開催されたLMC全国グランプリ大会フォーク部門を収録したライブアルバム。ジ・オフ・コースが2位に入賞したステージより「Jane Jane」,「One Boy」を収録)
  2. ラブ・ジェネレーション  LOVE GENERATION LIVE IN CONCERT (1973年8月5日 (ETP-7695~6)) (73年に全国12箇所で行われた東芝レコード所属アーティストによるイベントコンサートのうち、5月1日日本武道館でのステージを収録したライブアルバム。「僕の贈りもの」,「でももう花はいらない」を収録)
  3. RONIN ~ORIGINAL SOUND TRACK~ (1986年1月18日 (28K-100)) (86年製作の映画『幕末青春グラフィティ RONIN坂本龍馬』のサウンドトラックアルバム。「時代のかたすみで(せめて今だけ)」を収録)

[編集] 写真集

[編集] カヴァーされた曲

  • 曲名は50音順、アーティスト名は発売順に列記、セルフカヴァーは除外しています。

[編集] 愛の唄

[編集] 愛を止めないで

[編集] 秋の気配

[編集] YES-YES-YES

[編集] Yes-No

[編集] 生まれ来る子供たちのために

[編集] 君が、嘘を、ついた

[編集] 君住む街へ

[編集] 言葉にできない

[編集] さよなら

[編集] 夏の終り

[編集] 眠れぬ夜

[編集] 僕等の時代

[編集] めぐる季節

[編集] やさしさにさようなら

[編集] ワインの匂い

[編集] 私の願い

[編集] 参考文献

[編集] 外部リンク

他の言語

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