宇久井駅
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宇久井駅(うくいえき)は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町宇久井62-4にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)の駅。
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[編集] 駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。ホーム間の連絡は跨線橋による。1番線ホームの海側には当駅の那智方から分岐し駅舎手前の車止めで終端となる側線が1本敷設され、その上には小さな車庫も設けられている。
木造駅舎が残る。出入り口の上に設けられた明り取りの窓が特徴的である。無人駅であるが、駅舎の内部にはシャッターの閉じた出札窓口や小荷物台の跡などが残る。かつて改札のあった場所に簡易な自動券売機が設置されている。
- のりば
- 紀伊勝浦・串本・紀伊田辺方面
- 新宮・(新宮のりかえ)熊野市方面
[編集] 利用状況
1日平均82人(乗車人員、2004年。出典:平成18年刊行和歌山県統計年鑑)
[編集] 駅周辺
宇久井の集落が当駅から南西方向に開けている。南側の宇久井港は、湾口を鍋島という比較的大きな島がふさいでいるため、天然の良港となっており、各種フェリー等の発着もある。駅前の道路は国道42号であり、比較的交通量が多い。
- 那智勝浦町役場宇久井支所
- 那智勝浦町立宇久井小学校
- 那智勝浦町立宇久井中学校
- 新宮警察署宇久井駐在所
- 那智勝浦自動車教習所
- 上地ノ浜
[編集] 歴史
1934年まで駅名は「うぐい」と読んだ。所在地の地名「宇久井」は今も「うぐい」と読む。
- 1912年(大正元年)12月4日 - 新宮鉄道の三輪崎駅から勝浦駅(現在の紀伊勝浦駅)までの開通に伴い宇久井駅(うぐいえき)として開業。
- 1934年(昭和9年)7月1日 - 新宮鉄道の国有化により紀勢中線の駅となる。駅名の読みを「うくい」に変更。
- 1940年(昭和15年)8月8日 - 紀勢西線の駅となる。
- 1959年(昭和34年)7月15日 - 全通により紀勢本線の駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道に承継。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
紀勢本線(きのくに線:新宮 - 和歌山市)
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