串本駅
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串本駅(くしもとえき)は、和歌山県東牟婁郡串本町串本33番地2号にある西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)の駅である。
串本町の代表駅で乗降が多く特急列車も停車する。また、新宮方面からの普通列車の折返しも結構ある。本州最南端の駅である。
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[編集] 駅構造
- 単式ホーム・島式ホーム混合ホーム2面3線(中間待避線形式)で単式ホームに接して駅舎のある地上駅である。跨線橋あり。
- 現在の駅舎は近代的なコンクリート造りのもので、昭和54年に竣工した。
- 業務委託駅だがみどりの窓口が設置されている。自動改札はないが自動券売機は設置されている。駅レンタカーの営業を行っており、駅には串本町の観光案内所も設置されている。
- 島式ホームの3番ホーム側の線路脇には「本州最南端の駅」の立て札が、駅前にも「本州最南端の駅」の碑がある。駅前には他に橋杭岩のモニュメントなどもある。
- のりば
- 紀伊勝浦・新宮方面(本線、特急含む)
- 白浜・紀伊田辺方面/紀伊勝浦・新宮方面(共に普通列車のみ、主に待避・折返列車)
- 白浜・紀伊田辺・和歌山方面(本線、特急含む)
[編集] 利用状況
1日平均501人(乗車人員、2004年。出典:平成18年刊行和歌山県統計年鑑)
[編集] 駅周辺
あたりには串本の中心街が広がっている。串本だけでなく、附近一帯の観光スポットへの交通の便がほとんどこの串本駅の駅前に集約されているので大変便利である。串本町の役場をはじめとして県の出先機関や学校などある。当駅を出た和歌山方面列車が最初に通過する短いトンネルの当駅よりの入り口のあたりが本州最南端の線路となっている。
- 串本町役場
- 串本警察署
- 串本郵便局
- 串本町立串本小学校
- 串本町消防本部
- 串本町立国保直営串本病院
- 和歌山地方法務局田辺支局串本出張所
- 串本町文化センター
- 串本町立図書館
- 串本町立体育館
- 串本町立橋杭小学校
- 串本橋杭海水浴場
- 串本応挙芦雪館
- 橋杭岩
- 潮岬
- 串本海中公園
- 紀伊大島
- 湯の花温泉
- 串本温泉
- エイデン
[編集] 歴史
- 1936年(昭和11年)12月11日 - 国鉄紀勢中線の下里駅から当駅までの延伸にともない串本駅(くしもとえき)として開業する。当初は終着駅であった。
- 1940年(昭和15年)8月8日 - 紀勢西線の江住駅から当駅・新宮駅から紀伊木本駅(現在の熊野市駅)の開通により終着駅ではなくなり、また紀伊木本駅(現在の熊野市駅)から和歌山駅(現在の紀和駅)までが紀勢西線とされたため国鉄紀勢西線の駅となる。
- 1959年(昭和34年)7月15日 - 三木里駅・新鹿駅間の開通を持って現在の紀勢本線が全通し新たに亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となり、当駅も国鉄紀勢本線の駅となる。
- 1979年(昭和54年)3月 - 現在の駅舎が竣功する。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により当駅も西日本旅客鉄道紀勢本線の駅となる。
[編集] その他
[編集] 隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- 紀勢本線(きのくに線)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
紀勢本線(きのくに線:新宮 - 和歌山市)
(亀山方面<<) - 新宮 - 三輪崎 - 紀伊佐野 - 宇久井 - 那智 - 紀伊天満 - 紀伊勝浦 - 湯川 - 太地 - 下里 - 紀伊浦神 - 紀伊田原 - 古座 - 紀伊姫 - 串本 - 紀伊有田 - 田並 - 田子 - 和深 - 江住 - 見老津 - 周参見 - 紀伊日置 - 椿 - 紀伊富田 - 白浜 - 朝来 - 紀伊新庄 - 紀伊田辺 - 芳養 - 南部 - 岩代 - 切目 - 印南 - 稲原 - 和佐 - 道成寺 - 御坊 - 紀伊内原 - 紀伊由良 - 広川ビーチ - 湯浅 - 藤並 - 紀伊宮原 - 箕島 - 初島 - 下津 - 加茂郷 - 冷水浦 - 海南 - 黒江 - 紀三井寺 - 宮前 - 和歌山 - 紀和 - 和歌山市