鳳駅
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鳳駅(おおとりえき)は、大阪府堺市西区鳳東町1丁にある西日本旅客鉄道(JR西日本)阪和線の駅。
特急「くろしお」の一部が停車する。 また、東羽衣との間を結ぶミニ路線「東羽衣支線」の分岐駅である。
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[編集] 駅構造
島式3面5線の橋上駅である。出入口は東口・西口の2ヶ所がある。
東羽衣方面のホームは、ややカーブしている。また、かつて6番線だった部分は線路が撤去された上、網で仕切られ、当該場所にエレベーターを設置するための工事が行われている。
- ■日根野・和歌山・■関西空港線 関西空港方面(待避線)当駅折り返し
- ■日根野・和歌山・■関西空港線 関西空港方面(本線)
- ■天王寺・JR難波・大阪方面(待避線)
- ■天王寺・JR難波・大阪方面(本線)
- ■支線 東羽衣方面
[編集] 利用状況
鳳駅の乗車人員は1日平均14,355人(2003年度)であり、阪和線・関西空港線の駅の中では第5位の利用者数である。
[編集] 駅周辺
大鳥大社を中心とした門前町で、熊野街道(小栗街道)に沿って発展してきた。現在も街の中心は駅に近い小栗街道沿いの鳳本通商店街(約70店舗)付近のエリアである。しかし、実質小栗街道のバイパスの位置付け的な大阪府道30号大阪和泉泉南線が駅を避けて通っており、駅前には狭い道しかない。そのため路線バスも駅前に乗り入れていない。そういう事もあってか近年大幅な町の発展は見られない。駅前の再開発が望まれている。
鳳駅と富木駅の中間地点にある工場跡地を中心とした地域が政府の「都市再生緊急整備地域」と指定されており、都市計画道路「南花田鳳西町線」を中心とした再開発事業が行われている。道路北側には政府と大阪府の主導で大規模災害の避難所機能を備えた防災公園があり、隣接する空き地には、大型ショッピングセンターを中心とした娯楽・商業・住宅の複合地域を前提とした街づくり案が総理大臣官邸ホームページに掲載されている。
[編集] 公共施設
- 堺市西区役所・ウエスティ(堺市立西文化会館)・西老人福祉センター
- 堺市立西図書館・鳳保健文化センター・西保健センター
- 大阪府泉北府民センター
- 堺市高石市消防組合西消防署
- 大阪府警堺南署(現在、建て替え工事中)
[編集] 学校
- 阪和鳳自動車学校
[編集] 商業施設
[編集] その他
かつては駅の南側に「鳳電車区」(天オト)があった。管理上の車両配置は1978年10月1日に誕生した日根野電車区に移されたが、現在でも留置線として使用されている。そのため、当駅を始発・終着とする列車が早朝~朝ラッシュ時、および夜間に運行される。
[編集] 歴史
- 1929年7月18日 - 阪和電気鉄道の駅として開業。(阪和浜寺(現・東羽衣)への支線も同時開業)
- 1940年12月1日 - 南海鉄道への吸収合併により、同鉄道山手線の駅となる。
- 1944年5月1日 - 戦時買収により国有化。国鉄の駅となる。
- 1987年4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる。
[編集] その他
関空快速・紀州路快速の一部運転士は、鳳駅で交代する。
[編集] 隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- 阪和線
- 阪和線(東羽衣支線)
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- 鳳駅 - 東羽衣駅
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