SDガンダム GGENERATION
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『SDガンダム GGENERATION』(エスディーガンダム ジージェネレーション、通称:Gジェネ)は、バンダイより発売されていた「SDガンダム」を題材としたウォー・シミュレーションゲーム。かつてファミリーコンピュータをプラットフォームとした『SDガンダム ガチャポン戦士』シリーズを源流とする。2006年8月3日発売の『SDガンダム GGENERATION PORTABLE』より、バンダイのコンピュータゲーム事業を継承したバンダイナムコゲームスからの発売となる。
シリーズ第一作はプレイステーション用ソフトとして1998年に発売され、以降ワンダースワン、プレイステーション2、ゲームボーイアドバンスなどでシリーズ作品が発売されている。
同じくガンダムを題材としたシミュレーションゲームである『ギレンの野望』シリーズが戦争全体を取り扱うリアリズム志向の戦略シミュレーションゲームであるのに対して、本作はガンダムシリーズの個々の戦いを再現する戦術シミュレーションゲームである。比較的操作が容易なためシミュレーションゲーム初心者でも楽しめる。また、作品ごとにオリジナル設定のモビルスーツやモビルアーマーが登場することでも知られる。
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[編集] シリーズを通しての特徴
本シリーズは、ゲームシステムが据え置き型ゲーム機の作品と携帯ゲーム機の作品で大きく異なる。例えば、前者ではユニットが4方向に動くスクウェア制のマップを、後者では6方向に動くヘックス制のマップを採用している。また、ストーリ構成の観点から分類すると、原作作品のストーリーを再現するシチュエーションモードを採用した作品と、複数の作品のストーリーを元にして纏め上げたゲームオリジナルのストーリー展開するクロスオーバー作品に分けられる。特に後者は、本来のガンダムの世界観を「正史」とするならば、それを基にして作られた架空戦記的位置づけといえる(スーパーロボット大戦シリーズに近い)。
結果として、シチュエーションモードとクロスオーバー作品でもゲームシステムが若干異なるので、シチュエーションモード・携帯機シリーズ・据え置き機シリーズの3種類に大別できると考えることが出来る。PSP版は携帯機の中でシチュエーションモードのシステムを採用している唯一の作品である。
いずれの作品にも共通していることは、敵軍の機動兵器(モビルスーツの他モビルアーマーや戦闘機)を捕獲することが出来ることである。捕獲した機体はそのまま自軍の戦力として使うことや、解体して資金にすることが出来る。シチュエーション作品では、敵の戦艦を撃破するとそれに所属していたユニットは行動不能になり、捕獲することが出来る。クロスオーバー作品では、捕獲したいユニットにダメージを与えHPを減らしたり、複数の味方で囲むことで捕獲することが出来るが、こちらは一般兵の乗った機体でないと捕獲出来ない。
シチュエーション作品と据え置き機シリーズはキャラクターと機体を育成し、開発や設計を繰り返して新しい機体を作る。開発とは、機体を育成して別の機体に変化させる事(ザクI→ザクII F型 or ザクII J型など。選択肢は最大4つ)、設計とは2つの機体を素材として別の機体を生産リストに加える事(ジム+コア・ファイター=プロトタイプガンダムなど)である。
携帯機シリーズはパイロットを育成し、補給ポイントを消費してユニットを補充したり強化する。主に機体を分解することでパーツが手に入る。このパーツを他の機体と組み合わせることで新たな機体になる。また、キャラクターの名台詞を「IDコマンド」として使用し、特殊な効果を得ることが出来る(スーパーロボット大戦シリーズにおける精神コマンドのようなもの)。
なお、宇宙世紀の機体は基本的に時代が進むほどに性能が高くなっているが、ユニット性能のバランスを取るため、U.C.120年代以降の小型MSの性能がスペック値に比べて低く設定されていることが多い。対して、アナザーガンダム(Gガンダム・ガンダムW・ガンダムX・ガンダムSEED)と∀ガンダムに登場する機体の性能については、作品間の技術レベルの比較が困難なため、バラつきが見られる。また、いずれの作品も量産機よりも少数だけ生産された機体の方が強い傾向がある(例えば、原作の設定ではゲルググはガンダムと同等、またはそれ以上のスペックを持っているとされるが、ゲーム中ではガンダムには及ばない。しかし、ギャンやケンプファーならばガンダムと同クラスの能力がある。量産機の性能がバーザムからジェガンまで変わっていない)。
シチュエーションモードは歴史に介入するといった形を取る。
プレイヤーが行動を選択することができるユニットは自軍とゲスト軍に分類できる。ゲスト軍はアムロやカミーユ、連邦兵、エゥーゴ兵といった、原作作品の主人公とその味方となる登場人物達である。ゲスト軍はステージごとに配置されており、基本的に経験値を得てレベルを上げても次のステージに持ち越されることは無い。逆に、撃破されたとしても次のステージには何の影響も無い(撃破されることが敗北条件になっていることはあるが)。自軍は継続して使っていく部隊である。プレイヤーが独自に部隊編成をして戦闘に投入する。どの機体を生産し、誰を乗せるかは全てプレイヤーが決定する必要があり、経験値は次のステージへと引き継がれる。
自軍を編成するには、まず兵士が必要である。ステージによっては、ゲスト軍に「志願兵」が登場する場合がある。この志願兵を最後まで生存させたまま(『F』では撃墜されても良い)ステージをクリアすると、志願兵を自軍に編入することができ、Gジェネオリジナルキャラクターとなる。オリジナルキャラクターは64名居るが、その中の誰になるかはランダムで決まる。性格は熱血バカ、弱気なニヒル、女王様、典型的な悪役のような者まで様々で、高い戦闘能力を持つものも居れば、ブリッジ要員も居る。彼らは名前を自由に変更することが出来るほか、ニュータイプ能力を持たない場合は、強化人間にしてニュータイプ能力を持たせる事も出来る。
携帯機シリーズではゲスト軍に当たるものはおらず、自軍の登場人物はほぼ全てガンダム作品の登場人物である。条件を満たすことで、フォウ・ムラサメやエルピー・プル等の原作では死亡した人物を仲間にすることも出来、この辺りもスーパーロボット大戦シリーズとよく似ている。『NEO』もほぼ同じだが、補充兵として『F』までに志願兵として登場していたオリジナルキャラクターが数名登場する。
[編集] シリーズ一覧
[編集] シチュエーションモードシリーズ
[編集] SDガンダム GGENERATION
『SDガンダム GGENERATION』は、1998年8月6日に発売されたプレイステーション用のゲーム。『SDガンダム G CENTURY』の続編として作られているが、ゲームシステムはスーファミターボ用ソフト『SDガンダムジェネレーション』から取られており、実質的にはこちらの続編といえる。
シチュエーションモードは『一年戦争開戦』(『機動戦士ガンダム』のプロローグ)から『第二次ネオ・ジオン抗争』(『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』)までを宇宙世紀の時系列順に、全42ステージが用意されている。具体的なステージ数は、一年戦争関連が17(内、第08MS小隊、THE BLUE DESTINY、0080がそれぞれ1)、0083が5、Ζが12、ΖΖが5、逆シャアが3と、一年戦争とΖに重きを置いていることと、ΖΖがおざなりであることが分かる。ΖΖは後の作品でもシナリオ数が少ないが、本作ではΖΖのアイキャッチCGはΖガンダムが登場していたときのものになっているなど、扱いがかなり悪い。ただし、青の部隊やマサイ・ンガバが登場するのは現在のところ本作だけである(本作ではどちらもダカールでロンメル隊と同時に登場したが、『ZERO』以降は原作を重視した結果、ダカールへ向かう途中の砂漠でロンメル隊だけが登場し、ダカールではネオ・ジオン軍が登場する)。
シチュエーションモード最大のシチュエーションは、一年戦争最後の戦いの場であるア・バオア・クーであろう。ここでは、モビルスーツバリエーションの登場人物であるジョニー・ライデンとシン・マツナガをはじめ、機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYの登場人物である不死身の第4小隊やアナベル・ガトー、機動戦士Ζガンダムの登場人物であるヘンケン・ベッケナー、アポリー、ロベルト、機動戦士ガンダムΖΖの登場人物であるラカン・ダカランが一堂に会する。これは『機動戦士ガンダム ギレンの野望』に近い。『ZERO』も同様のシチュエーションであったが、『F』と『PORTABLE』ではシチュエーションモードが時系列順でなくなったからか、ガトーとライデンしか居なくなってしまった。
シナリオは『逆襲のシャア』までだが、機体は『F91』から『ガンダムX』まで登場する(殆ど主人公機だけであるが)。対人戦モードでは、これらの作品の主人公をレンタルという形で登場させることが出来る。ちなみに、この作品のみヒイロ・ユイが強化人間の扱いになっている。
[編集] SDガンダム GGENERATION-ZERO
『SDガンダム GGENERATION-ZERO』(エスディーガンダム ジージェネレーション-ゼロ)は、1999年8月12日に発売されたプレイステーション用のゲーム。ゲームディスクは2枚組。
シチュエーションモードは、前作から更に『ガンダム・センチネル』、『機動戦士ガンダムF91』、『機動戦士Vガンダム』のシナリオを追加し、前作では1ステージしかなかった一年戦争外伝作品も、シナリオ全体が収録されており、全50ステージを用意している。ただし、この影響で機動戦士ガンダムのステージが減少した(ランバ・ラルを倒した後、第08MS小隊のステージに移行し、これをクリアするとジャブローまで話が飛ぶ)。また、一部のステージは特定の条件を満たすことで後編に進めるようになっており、例えばステージ1の場合、前編が1週間戦争、後編がルウム戦役という形になっている。その為、事実上は80近いステージが用意されていることになる。
レンタルキャラクター、ブリッジクルー、テンションシステム、ボーナスステップ、ACE登録など、シリーズの根幹となるシステムが今作から登場した。
レンタルキャラクターは前作と違い、シチュエーションモードでの利用ができるようになった。資金を払うことでクリアしたシナリオのキャラクターを1ステージに限り使用することが出来る。また、シャアをザクやゲルググ等に載せることでシャア専用機になるので、プロフィールモードのMS図鑑を100%にするには欠かせない。尚、レンタルキャラクターには同一人物を複数登場させることは出来ないという制約がある。例えば、機動戦士ガンダムのステージを全てクリアすればシャアやブライトがレンタルできるが、Ζガンダムの大半のシナリオではシャアもブライトも登場するのでレンタルできない。また、特定の機体を入手することでもキャラクターがレンタル登録されるようになる。アナザーガンダムなどシチュエーションモードの無い作品の登場人物がこれにあたり、例えば∀ガンダムを入手すれば、『∀ガンダム』の主人公のロラン・セアックが登録され、サイコガンダムMk-IIIなら『ガンダム・ザ・バトルマスター』のマリア・ニコルスが、パーフェクト・ガンダムなら『プラモ狂四郎』の京田四郎が登録される。
戦艦には艦長の他にブリッジクルーを配備出来るようになった。例えばドライバー能力の高い人物を操舵士に配備すれば命中・回避力が上昇し、メカニック能力の高い人物を整備士に配備すれば、搭載した機体のHP・エネルギーの回復量が上昇する。これに伴い、戦闘能力は低いがブリッジクルー能力の高いという者が登場し、オリジナルキャラクターはより一層個性が際立つようになった、
攻撃を当てたり回避することで、テンション(やる気)が弱気から普通、強気へと上昇、超強気になると攻撃が必ずクリティカルヒットになる。戦艦以外のユニットが敵を倒せばボーナスステップが発生し、もう1度動けるようになる。超強気状態でエネルギーさえ尽きなければ、1ターンでドムの9機や12機を全て倒すことも可能である。
機体のレベルをACEまで育成することで、その機体を生産リストに加えることが可能になった。これをACE登録と呼ぶ。これは主にゲスト軍の機体を入手するのに用いる。例えば前作の場合、νガンダムを入手するにはリ・ガズィカスタムとドーベンウルフから量産型νガンダムを設計して、これから開発する必要がある。リ・ガズィカスタムはプロトΖガンダムから開発を繰り返さなければならず、プロトΖガンダムの設計にはガンダムMk-IIとリックディアスが必要になる。一方、ドーベンウルフはガンダムとジオングから設計できるプロトタイプサイコガンダムから開発を繰り返す必要があり、ジオングはザクIIから開発を繰り返す必要がある。今作では、アムロが乗るνガンダムを戦わせれば済むようになったが、一部ACE登録を利用しないと入手できない機体も登場した。
この他、シチュエーションモードと異なり自軍オリジナル部隊の出撃が出来ない、キャンペーンモードが用意されている。こちらでは『機動武闘伝Gガンダム』、『新機動戦記ガンダムW』、『機動新世紀ガンダムX』が、それぞれ1シナリオだけ楽しめる(いずれも後編は無い)。ちなみに、この作品のみモビルファイターは一切エネルギーを消費しない他、ガンダムローズのローゼス・ビットが必殺技ではなくサイコミュ兵器の扱いになっている為、パイロットのジョルジュ・ド・サンドがニュータイプになっていた。次回作以降はどちらも変更されているが、前者は残して欲しかったという意見は多いようである。
初回版では、プロフィールモードのMS図鑑に ゾアン、クリーム色のダギ・イルス、ヴィクトリーガンダムのコア・ファイターの3機が登録されないので、絶対に100%にならないという致命的なバグがある。このバグの修正も兼ねてか『F-IF』には、本作(と第1作)のプロフィールモード100%のデータが付属している。
[編集] SDガンダム GGENERATION-F
『SDガンダム GGENERATION-F』(エスディーガンダム ジージェネレーション-エフ)は、2000年8月3日に発売されたプレイステーション用のゲーム。ゲームディスクは3枚組。
今作よりマルチシチュエーションモードと名を変え、『機動戦士ガンダム』から『機動新世紀ガンダムX』までの任意のシリーズから遊ぶことが出来るようになり、20作品113ステージが用意されている(この為、当時作品化されていなかった一年戦争開戦時のシナリオは完全に無くなってしまった)。なお、『∀ガンダム』はそれ以外の作品を全てクリアしてから遊べるようになる。
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』をはじめ、これまで映像化されていなかったガンダムシリーズも多数登場して、まさに全てのガンダムが勢ぞろいした内容になっている。特に『機動戦士クロスボーン・ガンダム』は後にスーパーロボット大戦シリーズに出演するなど、この作品が与えた影響は大きい。また、MSの数も現時点ではシリーズ最多であり、本作以降のプレイステーション2での作品ではシチュエーションモードが無くなり、登場作品及びMSが大幅に減った事に加えて携帯機での作品リリースが増えた事もあって、本作をシリーズ最高傑作とする声が多い。
ただし、発売当時の評判は現在ほど良くなかった。最大の理由は『∀ガンダム』のシナリオに関することである。任意の作品から遊ぶことが出来ると宣伝していたので、ユーザは当然最初から∀が遊べるものだと思っていた。ところが、実際はそれ以外の作品を全てクリアしてからでないと遊べることが出来ず、苦労して∀が選択できるようになっても、たった1ステージ(コレン・ナンダーが登場するまで)しか無かったので、『∀のシナリオがこんなに少ないとは一体何事だ』、『∀ガンダムのファンなのに最後までステージが無いのはおかしい』等と、当時ブーイングの嵐が吹き荒れた。
本作のオープニングではデモ戦闘が流れるのだが、ここではボルジャーノンやターンX、ギム・ギンガナムやメリーベルが登場する。しかし、これらはシチュエーションモードでは一切登場しない。モビルスーツほぼ全て収録されており、主要人物もレンタル可能である。その為、意図的に収録しなかったのではという見方もできてしまう。そのような折に、バンダイ公式サイトの掲示板で、「当初は全て収録していたが次回作の為に削除された」という書き込みが社員を名乗る人物からされるという事件があり、嵐はますます大きくなった。また、宣伝では122ステージと謳われていたが、実際はそれより9つ少ない113ステージだったことがこれに拍車を掛けた。∀のシナリオが9ステージ分削られたのではないかと疑われたのだ。
また、「ガンダムファイト」というミニゲームが追加されたり、Gジェネ3シリーズの全てのムービーが見られる黒歴史モードもある。しかし、『ZERO』から大きく変わった点は少なく、マンネリやマイナーチェンジという印象があるのは否めない。実際に前2作と異なり廉価版は発売されなかったことからも売上があまり良くなかったのではと伺える。
[編集] SDガンダム GGENERATION-F-IF
『SDガンダム GGENERATION-F-IF』(エスディーガンダム ジージェネレーション-エフ-イフ)は、2001年5月2日に発売されたプレイステーション用のゲーム。
シチュエーションモードは無いが、Gジェネ3シリーズの拡張的要素が盛りだくさんなのでこちらに分類する。ミニゲームに、ガンダムファイトのパワーアップバージョン「ガンダムファイトEX」がある。その他に、パーフェクトプロフィールモードや、フリーバトルモード、マップデモ等、内容盛りだくさん。
中には女性パイロットばかりのMAPや量産型MSだけのMAP、『機動新世紀ガンダムX』前日談やハロばかりのMAP等、Gジェネだから可能になったステージも収録されている。
[編集] SDガンダム GGENERATION PORTABLE
『SDガンダム GGENERATION PORTABLE』(エスディーガンダム ジージェネレーション ポータブル)は、2006年8月3日にプレイステーション・ポータブル用ソフトとして発売された。上記のように、本作からバンダイナムコゲームスの発売となる。
『F』までのゲームシステムをベースにしており、実に6年ぶりにシチュエーションモードが復活した。ただし、シナリオが収録されているのは映像作品のみとなっており、小説や漫画などのシリーズ作品はシナリオが一切用意されていない。『∀ガンダム』と『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のシナリオが収録されたのは本作が初めてである。また、シナリオは用意されていないが、『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』の機体・パイロットも多数登場するほか、雑誌誌上展開の『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』、フルCGOVA作品の『機動戦士ガンダム MS IGLOO』からの登場機体も存在する(それぞれ1機ずつ)。
新システムとして、ダブルカットイン(ただし、専用のセリフを持つメインキャラクターでのみキャラクターのセリフが出てくる(敵対味方の主要キャラクターの場合は攻撃前にセリフが出てくる))や、範囲内の援護が可能なマスターユニット、一部の戦艦のみ使える一斉射撃(ただし、戦艦によって、狙える敵の数が異なる)、シナリオクリアでランクが異なるオプションパーツがもらえるハロスコアがある。
ムービーは、第一作『SDガンダム GGENERATION』から『SDガンダム GGENERATION SEED』までの作品で使用された61本のムービーに加え、本作で追加された新作ムービー9本、合計70本(約一時間)のムービーが収録されている。
登場するMS数は『F』に匹敵するが、SEEDシリーズから多くのMSが加わった一方で旧来のMSが多数削除された。具体的には『ガンダム・センチネル』、『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』、『機動戦士クロスボーン・ガンダム』、『閃光のハサウェイ』を除くゲーム、漫画、小説作品に登場する機体はほとんど削除されている(前述の4作品においても、特に『機動戦士クロスボーン・ガンダム』は大幅に登場機体が削られているほか、『THE BLUE DESTINY』と『閃光のハサウェイ』は元々登場機体が少ない)。 GGENERATIONシリーズオリジナル機体は、量産型ハンマ・ハンマやザク50、デビルガンダムJr.といった『第1作』、『ZERO』、『F』で登場した機体のみで、Ez8HMCやNT試験用ジム・ジャクラー、シスクード、ゴッドハロなどのギャザービートやNEO以降から登場した機体は登場していない。また、シナリオも『F』に比べると大幅に削られている(前述のとおり映像作品のシナリオしかなく、1作品あたりのステージ数もTVシリーズの場合『F』では8~10ステージ程あったが本作は5、6ステージ程度、OVAや劇場版に至っては1、2ステージ)ことや上記他、ガンダムSEED DESTINYのステージでザフト軍(ミネルバクルー)の立場がシナリオによって異なる点(最終的には敵になる)も良く批判されている。ちなみに、『F』で存在していて削除された機体は出現しないだけでデータとしては存在する為に、ソフトを改造して出現させている者もいる。
本作では志願兵は登場せず、初期状態で『F』までに志願兵として登場していたオリジナルキャラクターが自軍に16名編入されている。そして任意のシリーズをクリアすると、そのシナリオの主要人物が自軍に追加される。追加される人数はそのシナリオのステージ数に比例する傾向がある。また、過去作のレンタルキャラクター同様、特定の機体を入手することでも追加されるほか、同一人物を複数登場させることは出来ないという制約があるので、ファーストガンダムのシナリオをクリアした後にΖガンダム、ガンダムSEEDのシナリオをクリアした後にSEED DESTINYを選択すると、殆ど人数が増えていないことになる。このような複数の作品に登場した者は、容姿を複数の作品のものから選択することが出来る(コレクション率が一定を満たしていないと登場しない場合もある)。
なお、キャラクターの音声は今までのG GENERATIONシリーズのものを流用している(一部新録された音声もある)。
[編集] 携帯機シリーズ
[編集] SDガンダム GGENERATION ギャザービート
『SDガンダム GGENERATION ギャザービート』(エスディーガンダム ジージェネレーション ギャザービート)は、2000年7月13日にワンダースワン用ソフトとして発売された。実質的には『SDガンダム エモーショナルジャム』の続編である。
ワンダースワンの赤外線通信機能を利用して、プレイステーション版ソフト『GジェネレーションF』と通信を行うことができる。
物語は『機動戦士ガンダム』をベースにしつつも『∀ガンダム』まで(一部のみ)の登場キャラクターやユニットで「NEO一年戦争」が繰り広げられる。
[編集] SDガンダム GGENERATION ギャザービート2
『SDガンダム GGENERATION ギャザービート2』(エスディーガンダム ジージェネレーション ギャザービートツー)は、2001年6月12日にワンダースワンカラー用ソフトとして発売された。
物語は『機動戦士ガンダム』のジャブロー攻防戦から始まり『機動戦士Ζガンダム』までが、他のガンダム作品を巻き込んで展開される。
[編集] SDガンダム GGENERATION モノアイガンダムズ
『SDガンダム GGENERATION モノアイガンダムズ』(エスディーガンダム ジージェネレーション モノアイガンダムズ)は、2002年9月26日にスワンクリスタル用ソフトとして発売された。
物語は『機動戦士ガンダム』の終盤から『Ζガンダム』までをベースとしている。明確な主人公がいなかった今までの作品と違い、シグ・ウェドナーというゲームオリジナルキャラクターを主人公としているのが特徴。
- ストーリー
- 一年戦争末期、ジオン公国のMS隊隊長として戦っていたシグとその部隊は、仲間の裏切りにより壊滅してしまう。それから7年後、かろうじて一命を取り留めたシグはエゥーゴの一員としてティターンズと戦っていた。
[編集] SDガンダム GGENERATION ADVANCE
『SDガンダム GGENERATION ADVANCE』(エスディーガンダム ジージェネレーション アドバンス)は、2003年11月27日にゲームボーイアドバンス用ソフトとして発売された。
物語は『機動戦士ガンダム』を中心にし『ガンダムSEED』までの登場(一部のみ)ユニット&キャラクターが、一年戦争(ただし序盤はSEEDのヘリオポリス襲撃で始まる)を生き抜くストーリーとなっている。WSで発売されたSDガンダムGGENERATIONギャザービートのリメイクに当たる作品である。
[編集] SDガンダム GGENERATION DS
『SDガンダム GGENERATION DS』(エスディーガンダム ジージェネレーション ディーエス)は、2005年5月26日にニンテンドーDS用ソフトとして発売された。実際にはモノアイガンダムズのストーリーを改変した内容となっており、ジオン側から見た視点となっている。モノアイガンダムズと違い明確な主人公はいないが、モノアイガンダムズのシグ・ウェドナーの他、ディー・トリエルなどの新たなオリジナルキャラクターが登場する。
また、GBAカートリッジ差込口にクリア済みデータがある『SDガンダム GGENERATION ADVANCE』を入れてゲームを始めると、本編スタート直前に「アイテム補給イベント」が発生してパーツが入手できる。 なお宇宙世紀ルート(主にファースト、Ζ、ΖΖなど)、平成ガンダムルート(主にG、W、SEEDなど)、ライバルルート(ジェリド、トレーズ、ナタルなど通常は敵側キャラを使う)の3つのストーリーが入っておりそれぞれ色々な軍の視点から見ることが出来る。
[編集] SDガンダム GGENERATION CROSS DRIVE
『SDガンダム GGENERATION CROSS DRIVE』(エスディーガンダム ジージェネレーション クロスドライブ)は、2007年夏にニンテンドーDS用ソフトとして発売される予定。(当初は5月31日の予定だったが変更された)
[編集] 据え置き機シリーズ
[編集] SDガンダム GGENERATION NEO
『SDガンダム GGENERATION NEO』(エスディーガンダム ジージェネレーション ネオ)は、2002年11月28日に発売されたプレイステーション2用のゲーム。
原作作品のストーリーをそのまま再現していたこれまでの据え置き機でのGジェネシリーズとは異なり、ギャザービートのようなゲームオリジナルの「リミックスシナリオ」で物語が展開される。『ガンダムSEED』から、ストライクガンダムとイージスガンダムが、『モノアイガンダムズ』からシスクードが登場するが、キャラクターは一切登場しない。恒例のミニゲーム「ガンダムファイト」もある。
パイロットのテンションが超強気になると使えるスペシャルアタック、武器の射程を近、中、遠の3種に変更、攻撃可能回数に関わるリミットブロック、1ターン内での行動回数に関わるチーム速度など、幾つか新システムを採用。ニュータイプ能力に代わって覚醒値というステータスが登場。この値が一定以上だと、ファンネルなどといったサイコミュ兵器を使用できる。ニュータイプ能力者はこの値が高く、そうで無い者は0、持っていたのではという意見がある者は申し訳程度の値になっているのが特徴。また、本作と続作のSEEDではオールレンジ攻撃は、ショットクローなど一部を除き宇宙空間でしか使用することが出来ない。
[編集] SDガンダム GGENERATION SEED
『SDガンダム GGENERATION SEED』(エスディーガンダム ジージェネレーション シード)は、2004年2月19日に発売されたプレイステーション2用のゲーム。
『機動戦士ガンダムSEED』から、キャラと兵器等がほぼ全参戦して、通常のジェネレーションモードと「ガンダムSEED」のストーリーが遊べる、いわば「ガンダムSEED」専用のシチュエーションモード(自軍オリジナル部隊の出撃は出来ないので、キャンペーンモードといった方が正しいが)というべきSEEDモードがある。また、ギャラリーモードでは、シアターモードやBGMモード、『ガンダムSEED』の世界観や用語、全50話のストーリーダイジェストが見られるSEEDツアーモードがある。
[編集] 携帯電話アプリシリーズ
[編集] SDガンダム Gジェネレーションi
2004年4月8日からMOVA505i/506i/70x/90x用に配信されているiアプリ用ゲーム。
[編集] SDガンダム GジェネレーションV
2004年4月14日から配信されているS!アプリ(当時はVアプリ)用ゲーム。G型100Kアプリ、H型256Kアプリ対応。
[編集] PC用シリーズ
[編集] SDガンダム GGENERATION-DA
『SDガンダム GGENERATION-DA』(エスディーガンダム ジージェネレーション ディーエー)は、2002年10月30日に Windows 98SE/Me/2000/XP用ソフトとして発売された。
『SDガンダム GGENERATION』シリーズのMSとキャラクターを流用したタイピングゲームである。『SDガンダム GGENERATION NEO』と提携したGPコードが使用可能。追加問題集をオフィシャルサイトからダウンロードすることができる。
[編集] オリジナル設定
本シリーズではゲームオリジナルのモビルスーツ、モビルアーマーが多数登場する。シチュエーション作品では、原作との整合性を取る為それらの機体は少数が生産されただけで終わったか、開発されなかったという設定になっているものが大半だが、既存の2つのモビルスーツのミッシングリンクに当たるものを少数存在する。一方、ギャザービートを始めとした携帯機シリーズではその架空戦記的ストーリーと相まって、本来のガンダムの世界ではありえない大胆な設定の機体も登場している。
- Gジェネオリジナル設定の例
- ガンダムMk-IV
- Ez8改
- グロムリン
- プロジェクト・セイレーネ
- モノアイガンダムズのメインストーリーとなるオリジナル設定
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- SDガンダム GGeneration
- SDガンダム G-GENERATION-0
- SDガンダム ジージェネレーション・エフ
- SDガンダム GGENERATION-F.I.F
- SDガンダム GGENERATION NEO
- SDガンダム Gジェネレーション ギャザービート
- SDガンダム ジージェネレーション アドバンス
- SDガンダム GGENERATION-DA
- SDガンダム GジェネレーションSEED
- SDガンダム Gジェネレーションi
- SDガンダム GジェネレーションV
- SDガンダム GジェネレーションDS
- SDガンダム GGENERATION PORTABLE
- SDガンダム GGENERATION CROSS DRIVE