いただきストリート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『いただきストリート』は、第1作目が1991年にアスキーから発売された、ボードゲーム形式のファミリーコンピュータ(ファミコン)のゲーム、及びそのシリーズのゲーム作品である。通称「いたスト」。
プレイヤーは、双六の要領でゲームボード上を周回しながら物件や株式を購入しつつ、資金を設定額まで貯めて銀行にたどり着くことを目的とする。
基本的にモノポリーをモチーフにしたゲームであると思われるが、ステージごとに構成の異なる盤面や株取引の要素などオリジナル要素を取り入れるなどしてゲーム性を高めている。
ゲームデザインはドラゴンクエストシリーズの制作でも知られる堀井雄二。
目次 |
[編集] シリーズ作品一覧
タイトル - 発売日 / 発売元 / プラットフォームの順
- いただきストリート ~私のお店によってって~ - 1991年3月21日 / アスキー - ファミリーコンピュータ
- いただきストリート2 ~ネオンサインはバラ色に~ - 1994年2月26日 / エニックス(現スクウェア・エニックス) / スーパーファミコン
- いただきストリート ゴージャスキング - 1998年9月23日 / エニックス / プレイステーション
- いただきストリート3 億万長者にしてあげる! ~家庭教師つき!~ - 2002年2月28日 / エニックス / プレイステーション2(CD-ROM)
- ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートSpecial - 2004年12月22日 / スクウェア・エニックス / プレイステーション2
- ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートポータブル - 2006年5月25日 / スクウェア・エニックス / プレイステーション・ポータブル
- いただきストリートDS - 2007年6月21日 / スクウェア・エニックス / ニンテンドーDS
[編集] ルール
- プレイ人数は1~4人(『1』には3人プレイのマップが一つだけある)。但し、4人に満たない場合はコンピュータキャラクターがプレイする(『3』まではオリジナルキャラクター。『Special』『ポータブル』は『ドラゴンクエスト』『ファイナルファンタジー』シリーズから)。
- プレイヤーは、最初に規定の金額(単位はゴールド)を持ってスタートする。順番にサイコロを振って出目に従って駒を進め、進んだ先のマスの指示に従う。サイコロの出目はマップによって6面サイコロには存在しない7や8の出目が登場することがある(5までしか出ないマップもある)。
- 基本的には止まったマスの空いている物件を買う、または相手の物件に止まったら買い物料と呼ばれるお金を支払いながら(またはそのマスを回避しながら)プレイをつづけていく。物件だけではなく、様々な仕掛けやゲームのあるマスが存在する。
- プレイヤーは、規定の4ヶ所を回ってマーク(トランプの4種のマークに同じ。回る順序は不問)を集め、スタート地点でもある銀行にたどり着くと、サラリー(『Special』『ポータブル』では賞金)を獲得できる。サラリーは基本給、周回数(『Special』『ポータブル』ではレベル)からなる能力給、物件の資産額の合計の1割から成り、この3つの要素の合計が銀行から支給される。
- 銀行や一部のマスでは株が購入できる。エリアと呼ばれる4~7件区切りの物件のひとまとまりが株の購入単位である。一定数購入すると株価が上昇し、一定数売却すると下落する。他にも、自分の持つ物件を増資すると株価が上昇する。
- 事前に設定された目標金額以上の資金を貯めた上で銀行にたどり着いたプレイヤーが勝者となる。ただし、目標金額に達したプレイヤーが複数出た場合は、『3』までは総資産の多い方の優勝、『Special』『ポータブル』では一番早く銀行に到着したプレイヤーの優勝となっている(ただし、これらの2つの作品はコマンドによって『3』までのルールを適用することが可能となっている)。
- プレイヤーの総資産がマイナスになった場合は破産となり、以降のゲームの参加資格を失う。また、破産者の人数が規定の人数(初期設定では1人)に達した時点でゲームは終了し、その時の総資産の額で勝者が決定する。
その他の詳細なルールは、外部の『いただきストリート』を扱ったサイトを参照のこと。
[編集] 各作品の概要
[編集] いただきストリート ~私のお店によってって~
記念すべき第1作目。このときだけ販売元はアスキーである。音楽を上野利幸が担当した。キャラクターのデザインは荒井清和。
[編集] 登場キャラクター
- 高瀬 まりな(たかせ まりな)
- 15歳、高校1年生。みずがめ座のB型。ロマンチストで世話好きな明るい性格。趣味はピアノ。
- CPUキャラクターの一人だが、ゲームの案内や進行役も務める。対戦相手としてはサラリー狙いのみでインサイダーや5倍買いなどの行動はほとんど行わない、いわゆる初心者向けキャラクター。
- 高杉 ともみ(たかすぎ ともみ)
- 18歳、OL。やぎ座のA型。素直で大人しいお嬢様タイプ。趣味は料理。
- 5倍買いや取引には消極的なものの、手堅く、セオリー通りの戦い方をしてくる。
- 水沢 けいこ(みずさわ けいこ)
- 21歳、コンパニオン。てんびん座のB型。目立ちたがりで派手好き。趣味はディスコ。
- 5倍買いや取引などの攻撃的な戦略を積極的に行ってくる。
- 藤森 さゆり(ふじもり さゆり)
- 19歳、女子大生。おとめ座のO型。理知的な性格。趣味はスキューバ。
- 状況の判断力に優れ、危険な行動は行わず的確な手を打ってくる。
- 南条 ひろし(なんじょう ひろし)
- 17歳、高校2年生。おうし座のA型。正義感が強く、曲がったことが嫌い。趣味はサッカー。
- 戦術的には実にオードソックスで、着実に資産を増やしてくる。一気に大もうけすることはあまりない。
- 三本松 しょうた(さんぼんまつ しょうた)
- 13歳、中学1年生。ふたご座のO型。ひょうきん者。趣味は切手集め。
- いちかばちかの大胆な行動を打ってくる。成功することは少ないが、はまると大勝ちすることも。
- 佐竹 たかゆき(さたけ たかゆき)
- 20歳、大学生。さそり座のAB型。打算的でイヤミな性格。趣味はパソコン通信。
- 勝つためには手段を選ばず、他人の嫌がらせをよくしてくる。
余談だが、『2』『ゴージャスキング』『3』に登場する、東京都心部をモチーフにしたマップ「フリーウェイ」には『1』のキャラクターの名前の入った物件が登場する。
[編集] いただきストリート2 ~ネオンサインはバラ色に~
この作品から販売元がエニックスに。音楽を筒美京平が担当した。キャラクターのデザインは大川清介。前作のルールを継承しつつ、マップはすべて新作となった(余談だが前作のMAP4「右半球」は今作のMAP7「左半球」にほぼ一致している)。
新システムに空き地があり、空き地には店のほかに、ヘリポートや税務署などを設置することが出来るようになり、戦略性が増した。またこの作品からキャラクターの個人成績や買い物料などの各分野における最高記録などが記録されるようになった。
また、エニックス発売になったため、「ドラゴンクエストシリーズ」のスライムをモチーフにしたマップ「スラリン」や、「ドラゴンクエスト」のマップをモチーフにしたマップ「アレフガルド」が登場したり、プレイヤーのコマをスライムに変える裏技が存在したりと、ドラゴンクエストシリーズのファンサービス的なフィーチャーもいくつか登場した。(「スラリン」は「ゴージャスキング」で、「アレフガルド」は「Special」で再登場している)
この作品はシリーズの中でも完成度が高いといわれていて、後の作品にこの作品で登場するマップがすべて1度以上再登場していることからも伺える。
[編集] 登場キャラクター
- 山本 しんじ(やまもと しんじ) - Dランク
- 14歳、中学3年生。おとめ座のO型。楽天家で明るく人懐っこい。趣味はゲームと漫画。
- 基本的にサラリー狙いで、増資も株枚数に関係なく仕掛けてくる。5倍買いを仕掛けることはまずない。初心者向けのキャラクター。
- ※『ゴージャスキング』にも登場する。
- 小島 こうへい(こじま こうへい) - Cランク
- 18歳、高校3年生。おうし座のA型。真面目な熱血スポーツマン。趣味はサッカー。
- 手堅く確実に儲けてくるが、取引や5倍買いに消極的で手詰まりに陥りやすい。
- 宮島 なつひこ(みやじま なつひこ) - Aランク
- 22歳、フリーター。宅八郎をモデルにしていると思われる風貌。さそり座のAB型。知ったかぶりで嫌味なオタク系。趣味はパソコン通信。
- 自分の儲けより他人の邪魔を優先し、相乗りや5倍買いによる独占崩しを好んで行う。
- ※『ゴージャスキング』にも登場する。
- 佐川 ひろゆき(さがわ ひろゆき) - Aランク
- 24歳、大学院生。てんびん座のAB型。神経質で自信家。趣味はお風呂で読書。
- インサイダー、相乗り、防衛増資、5倍買いなど多くの戦術をバランス良く活用してくる。
- 矢崎 せいじ(やざき せいじ) - Bランク
- 26歳、住宅のセールスマン。いて座のO型。格好つけたがりのギャンブル好き。趣味は競馬と競輪。
- 買物料収入を狙った戦法が中心。負けそうになると無茶なプレイをしてそのまま終わることも多い。
- ※『ゴージャスキング』にも登場する。
- 森 たけまる(もり たけまる) - Dランク
- 32歳、寿司職人。かに座のB型。さっぱりして威勢がよく、度胸が座っている。趣味は山歩き。
- 終盤まで常にサラリー狙い。株や取引など難しいことは苦手。
- 枕崎 へいすけ(まくらざき へいすけ) - Bランク
- 70歳、タバコ屋の隠居。おひつじ座。普段は優しいが頑固。趣味は詰将棋とゲートボール。
- 基本に忠実なプレイで着実に資産を増やしてくる。他人の相乗りを極端に嫌う。
- ※『ゴージャスキング』にも登場する。
- 立花 あやか(たちばな あやか) - Dランク
- 13歳、中学2年生。みずがめ座のO型。子供っぽく甘えん坊。趣味はぬいぐるみのコレクション。
- ひたすらサラリーを狙い、何も考えずに増資する。5倍買いをすることはまずない。株の利用はかなり下手。
- ※『ゴージャスキング』にも登場する。
- 二階堂 まゆ(にかいどう まゆ) - Cランク
- 17歳、美容学校生徒。さそり座のAB型。負けず嫌いで目立ちたがり屋。趣味はロックバンドのボーカル。
- 株と買物料で少しずつ儲け、余裕が出たら大勝負に出る。勝負時を見極めそこない裏目に出ることも。
- 森下 このみ(もりした このみ) - Cランク
- 17歳、タレントの卵。おとめ座のA型。おっとりしているが、意外にしっかり者。趣味は長電話。
- 今作のゲーム案内役を務めている。対戦相手としてはインサイダー狙いの慎重なプレイ。
- ※『ゴージャスキング』にも登場する。
- 西園寺 かおるこ(さいおんじ かおるこ) - Aランク
- 19歳、女子大生。ふたご座のA型。笑顔の爽やかなお嬢様タイプ。趣味はテニスと乗馬。
- 株操作の女王。序盤は相乗りで資金を稼ぎ、それを元手に特大インサイダーを仕掛けてくる。
- ※『ゴージャスキング』にも登場する。また、『3』に妹のさくらこが隠れキャラとして登場している。
- 斎藤 かずみ(さいとう かずみ) - Aランク
- 21歳、OL。しし座のA型。派手好きで浮き沈みが激しい。趣味はお立ち台で踊ること。
- 5倍買いで物件を揃え、インサイダーで一気に儲けるという攻撃的な戦法を行ってくる。
- シェリー・フォックス - Dランク
- 22歳、留学生。やぎ座のO型。明るく元気で底抜けに人懐っこい。趣味はユースホステル巡り。
- 戦術らしい戦術をまったく使わない。細かいことは気にせずゲームを楽しんでいるといった印象。
- ※『ゴージャスキング』にも登場する。
- 今泉 きょうこ(いまいずみ きょうこ) - Bランク
- 27歳、中学教師。うお座のB型。普段は冷静だが、時折意味不明な行動をとる。趣味は美術鑑賞。
- 序盤から中盤は速攻タイプでかなり強いが、終盤に無駄な5倍買いや過剰な取引で自滅することが多い。
- 鮫島 ゆうこ(さめじま ゆうこ) - Cランク
- 31歳、華道の先生。おひつじ座のA型。物静かなしっかり者。趣味は買い物。
- マイペースで堅実なプレイを行いながら儲けのチャンスを待つ。取引に対してはかなり弱気。
[編集] いただきストリート ゴージャスキング
前作から4年を経ての登場。『1』及び『2』の総集編的な作品であり、収録マップの大半は過去2作の再録である。また、前作の登場キャラのうち8人が3つ年齢を重ねて再登場する。 ハードが変わったものの、グラフィックは前作を踏襲したものとなっている。キャラクターのデザインは前作に続いて大川清介。
また、『スーパーファミコン ドラゴンクエストIII』に登場したすごろく場をいたスト風にアレンジした「すごろくタウン」モードを登場し、このモードをクリアしていくことで、隠れキャラや隠しマップの出現など、いたスト本編にさまざまな影響を及ぼす。
本編と「すごろくタウン」を攻略し、「ゴージャスキング」の称号を得ることがこのゲームの最終目的である。
[編集] 登場キャラクター
- 『2』からの再登場キャラ(特に記す以外は『2』と同じ)
- 山本 しんじ - 17歳、高校3年生。ランクはCになっている。
- 宮島 なつひこ - 25歳、ゲームライター。趣味はネットサーフィン。
- 矢崎 せいじ - 29歳。
- 枕崎 へいすけ - 73歳。
- 立花 あやか - 16歳、高校2年生。お転婆でいたずら好き。趣味は友達とカラオケ。ランクはCになっている。
- 森下 このみ - 20歳、タレント。
- 西園寺 かおるこ - 22歳、社長秘書。
- シェリー・フォックス - 25歳、英会話スクール講師。
- 新登場キャラ
- 井坂 りゅうた(いさか りゅうた) - Dランク
- 9歳、小学4年生。射手座のB型。喜怒哀楽に富んだ熱血少年。趣味はレースゲーム。
- 三島 よしき(みしま よしき) - Cランク
- 18歳、フリーター。牡牛座のB型。勝気で生意気。趣味はストリートバスケ。
- ドナルド・ランバート - Cランク
- 52歳、貿易会社社長。蠍座のB型。豪放磊落にして快活。趣味は日本の古美術集め。
- ロン・シャオラン - Aランク
- 38歳、やり手の実業家。誕生日は不明のAB型。人を乗せるのが得意だがゲームに負けそうになると…?? 趣味は麻雀と酒。
- ベネッサ・フランソワ - Dランク
- 8歳、小学3年生。双子座のAB型。寂しがり屋で人見知り。趣味は着せ替え人形遊び。
- 安藤 まみ・なみ(あんどう まみ・なみ) - Bランク
- 通称「マミナミ」。17歳、仲良し双子姉妹。天秤座のB型。姉・まみは大人しく、妹・なみは明るい性格。趣味はまみがピアノ、なみがカラオケ。
- 緒方 さき(おがた さき) - Bランク
- 28歳、劇団員。蟹座のO型。男っぽいが、女らしい性格。趣味は料理、バイク。
- 大下 ひでこ(おおした ひでこ) - Dランク
- 42歳、専業主婦。乙女座のB型。いわゆるおばちゃんキャラ(発売当時の世相でいえばオバタリアン)。趣味は井戸端会議。
- 木下 うめ(きのした うめ) - Aランク
- 年齢不詳、無職。射手座のO型。ドケチで意地が悪く、気が短い。趣味は宝くじ。
- 九条 ひかる(くじょう ひかる) - Bランク
- 隠れキャラ、その1。21歳、蟹座のA型。財閥の御曹司。趣味は外車のコレクション。
- 上岡 るりあ(かみおか るりあ) - Aランク
- 隠れキャラ、その2。25歳、魚座のA型。テレビアナウンサー。本作の進行役でもある。
- プリシラ(本名は不明)
- 隠れキャラ、その3。24歳、乙女座のA型。『2』以降の作品で、イベントで登場するマハラジャの妹。
[編集] いただきストリート3 億万長者にしてあげる! ~家庭教師つき!~
初めてマップが3Dとなり、マップ内の仕掛けも形状に変化をもたらすものが登場するなど大掛かりなものとなった。サブタイトルにある通り家庭教師が登場し、いただきストリートの基礎から応用までを手取り足取り教えてくれるので、初心者でも遊びやすいよう配慮がされている。また、この家庭教師にはシリーズで初めて声が当てられている。
この作品でも過去の作品で登場したマップが多数登場するが、全てをフリープレイで遊ぶにはトーナメントを勝ち抜かなくてはならない。キャラクターのデザインは大川清介(家庭教師以外)、山崎太郎(家庭教師)。なお、キャラクターは一新されている。
[編集] 登場キャラクター
- つらら - Bランク
- 15歳、B型。タイムスリップして戦国時代から現代にやってきたくのいち。コギャル口調で、ハンバーガーショップでアルバイトをしている。
- 今井 あゆみ(いまい あゆみ) - Aランク
- 12歳、O型。飛び級制度により高校に通っている天才少女。
- イタロー - Aランク
- 作られてから5年(5歳?)、?型。種子島の研究所で、『いたスト』用に開発されたロボット。
- 霧崎 レイ(きりさき れい) - Aランク
- 27歳、B型。天才的なオペ技術を持つ女医。
- ガンダーラようこ - Cランク
- 29歳、AB型。OLから転職したという経歴を持つ女占い師。
- 四文字 伏次郎(しもんじ ふせじろう) - Cランク→Aランク
- 33歳、AB型。通称「シモンジ」。正義のヒーロー「ゴバイダー」に変身して悪の組織「イタストロン」と戦う熱い男。中盤以降になるとゴバイダーに変身して抜け目がなくなる。
- 薪 くろうど(たきぎ くろうど) - Bランク
- 23歳、A型。和服を着こなしている金髪の狂言師。
- ツータン カーメン - Bランク
- ?歳、A型。ミイラ姿で現代に蘇った古代エジプトの王様。
- 経済怪獣カブラ(けいざいかいじゅうカブラ) - Dランク
- 1歳、?型。地下5,000メートルからやってきた謎の怪獣。他人の株に相乗りする癖がある。
- ネコブロ - Cランク
- 長男が三毛猫のマツノフ、次男がトラ猫のタケノフ、三男が黒猫のユメノフの野良猫のネコノフ三兄弟。
- イケス家 サバ吉(いけすや さばきち) - Dランク
- 若狭湾で水揚げされた、人の言葉を話すサバ。
- 西園寺 さくらこ(さいおんじ さくらこ) - Sランク
- 22歳、A型。本作の隠れキャラで、『2』『ゴージャスキング』に登場したかおるこの妹。姉以上の戦術を駆使する唯一のSランクキャラクター。
- 雨宮 さやか(あまみや さやか) - 家庭教師
- 家庭教師モードで登場する二人の家庭教師の一人で、本作の進行役も務める。19歳、O型。趣味は読書、料理、散歩。
- 雷門 ひかる(かみなりもん ひかる) - 家庭教師
- 家庭教師モードで登場する二人の家庭教師の一人。こちらは男性キャラ。21歳、B型。趣味はテニス、音楽鑑賞。
[編集] ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートSpecial
ドラゴンクエストシリーズ(ドラクエ)、ファイナルファンタジーシリーズ(FF)の両シリーズの世界やキャラクター及び音楽を使用した特別編。エニックスがスクウェアと合併して以降初のシリーズで、合併の記念碑的作品とも言えるであろう。ファイナルファンタジーシリーズの楽曲の編曲は松尾早人、ドラゴンクエストシリーズの楽曲はフルオーケストラ(VIIIの楽曲のみPS2版の音源を使用)。当時はまだ発売日程が未定であったファイナルファンタジーXIIから、キャラクターやマップが先取りした形で取り入れられたことでも知られる。
世界観と一致させるために今まで使用されたゲーム内の呼称に変更が加えられている(サラリー→賞金、周回数→レベルなど)。物件の値段が全体的に安くなり、破産しにくくなっているなど、ゲームバランスが初心者向けに調整されている。また、上述の勝利条件(隠しコマンドを入力することで今までのシリーズの勝利条件に変更することも可能)や、買い物料の表示が5桁まで表示されるようになったことなどのマイナーチェンジも施された。
マップは過去のドラクエ、FFの冒険の舞台となったところが各作品9個所ずつ登場している。マップ内の仕掛けは前作「3」に比べると、それほど凝ったものがなくオーソドックスなものになっている。その代わり分岐が多く、比較的自由にルートの選択ができるようになっていて、マップによっては高額物件に誘い込むのがやや難しくなっている。
今作は6面に好きなスフィアをはめ込んで、スフィアダイスと呼ばれるダイスを振って発生する様々な効力をつかって勝ち抜いていく「スフィアバトル」なるモードがセールスポイントとなっている。
[編集] 登場キャラクター
括弧内はイベント専用キャラクター。
- ドラゴンクエストシリーズ全般より - スライム(Dランク)、(ベビーサタン)、(キングスライム)
- 『ドラゴンクエスト』より - 竜王(Sランク)、(I勇者)
- 『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』より - ローレシア王子、サマルトリア王子(Cランク)、ムーンブルク王女(Cランク)
- サマルトリア王子は「クッキー」、ムーンブルク王女は「プリン」という名前で登場する。
- 『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』より - カンダタ(Cランク)、(女遊び人)
- 『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』より - アリーナ(Bランク)、クリフト(Dランク)、ライアン&ホイミン(Cランク)、(トルネコ)
- 『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』より - V主人公、ビアンカ(Bランク)、フローラ(Aランク)
- 『ドラゴンクエストVI 幻の大地』より - VI主人公
- 『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』より - VII主人公
- 『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』より - ヤンガス(Dランク)、ゼシカ(Sランク)、ククール(Aランク、ただしゲーム終盤のみ)
- 『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』より - テリー(Bランク)、(わたぼう)
- ファイナルファンタジーシリーズ全般より - チョコボ、(サボテンダー)、(デブチョコボ)
- 『ファイナルファンタジーIII』より - (たまねぎ剣士)
- 『ファイナルファンタジーVI』より - (ベヒーモス)
- 『ファイナルファンタジーVII』より - クラウド(Bランク)、エアリス(Aランク)、セフィロス(Sランク)、ティファ(Bランク)
- 『ファイナルファンタジーVIII』より - スコール(Aランク)、リノア(Cランク)
- 『ファイナルファンタジーIX』より - ビビ(Dランク)、(エーコ)
- 『ファイナルファンタジーX』より - ティーダ(Cランク)、ユウナ(Sランク)、アーロン(Aランク)
- 『ファイナルファンタジーX-2』より - ユウナ(Bランク)、リュック(Dランク)、パイン(Bランク)
- 『ファイナルファンタジーXI』より - タルタル、モーグリ、(マンドラゴラ)
- 『ファイナルファンタジーXII』より - ヴァン、アーシェ
[編集] ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリート ポータブル
プレイステーション・ポータブル用のソフトとして発表。価格は5040円(税抜4800円)。PS2版「SP」の移植ではなく、キャラクターやマップを一新した新作。
[編集] 前作「SP」からの変更点
本ゲームは前作のシステムの多くを踏襲しているが、以下のように変更が加えられている。
- 「株屋」のマスはピッタリ止まらないと株を購入できなくなる(「3」までの証券取引所と同様のものになる、前作は通過すれば株を買えた)
- 前作に登場して本作にも再登場するキャラクターのCPUの強さのランク。
- 前作で登場したマップがいくつか登場するが、これらは全てマスの配置が一新されている。
- 「ドラゴンクエストVIII」の楽曲もフルオーケストラ演奏を収録。
- 成績によって「いただきコイン」が貰えるようになり、これによりキャラクターや隠しモードを購入できる。
- 最初から目標資産の半分のGを持ってスタートできる「クイックモード」を追加。
- CPUキャラのランクは従来の作品だと固定だったが、本作ではSランクにすることが可能に。
[編集] 登場キャラクター
括弧内はイベント専用キャラクター。
- ドラゴンクエストシリーズ全般より - スライム、(ベビーサタン)、(メタルスライム)、(はぐれメタル)、(メタルキング)
- 『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』より - (女遊び人)
- 『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』より - アリーナ、ミネア、マーニャ、(トルネコ)
- 『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』より - ビアンカ
- 『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』より - キーファ、マリベル
- 『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』より - ヤンガス、ゼシカ、ククール、トロデ、マルチェロ、(モリー)
- ファイナルファンタジーシリーズ全般より - (チョコボ)、(モルボル)、(アルテマウェポン)、(デスゲイズ)、(ベヒーモス)
- 『ファイナルファンタジーIII』より - (たまねぎ剣士)
- 『ファイナルファンタジーVII』より - エアリス、クラウド、ティファ、ユフィ、セフィロス
- 『ファイナルファンタジーVIII』より - (キスティス)
- 『ファイナルファンタジーIX』より - ジタン、(エーコ)
- 『ファイナルファンタジーXII』より - ヴァン、アーシェ、バルフレア、フラン、パンネロ、バッシュ
[編集] いただきストリートDS
価格は5040円(税抜4800円)。ドラゴンクエスト(『D』RAGON QUEST)、スーパーマリオ(『S』UPER MARIO)の両シリーズの世界やキャラクター及び音楽を使用した特別編。ニンテンドーDS用ソフトで、ニンテンドーWi-FiコネクションやDSワイヤレスプレイ、DSダウンロードプレイに対応しており通信対戦も可能。
[編集] 登場キャラクター(判明分)
- 『ドラゴンクエスト』より - 竜王
- 『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』より - プリン(ムーンブルクの王女)
- 『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』より - ビアンカ
- 『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』より - ククール、ゼシカ
- 『ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン』より - ヤンガス
- ドラゴンクエストシリーズ全般より - スライム
- スーパーマリオシリーズ全般より - マリオ、ルイージ、ピーチ姫、ヨッシー
[編集] 外部リンク
- 公式サイト
- その他のサイト
- つかCのいたストページ
- いたスト大学 -戦術解説
- DQFFいたスト適当まとめサイト -2ch有志のまとめ