ピーチ (ゲームキャラクター)

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ピーチ (Peach)は、任天堂のコンピュータゲーム・マリオシリーズに登場するキャラクター。近年まで日本以外ではToadstool（毒キノコ）の名が付けられていたが、現在は統一されている。

[編集] 概要

ファミコン用ソフト『スーパーマリオブラザーズ』で初登場。以来変わらずキノコ王国のお姫様として登場する。王や首相等の姿が他に見当たらない事から、彼女が国家元首である可能性が高い。

白色の皮膚に金髪で青色の瞳という、ヨーロッパ系の姿をしている（初期は茶色い髪に黒い瞳。デザイン面でドンキーコングに登場した「レディ」の影響を受けているという説がある）。髪型は『スーパーマリオサンシャイン』以降ポニーテールで定着している（当初は「夏バージョン」という設定であったが、好評だった為に以降の作品にも持ち越された。唯一New スーパーマリオブラザーズだけロング。）。顔については作品毎に描写が異なり、幼さを感じさせる場合もあれば、大人っぽさを感じさせる場合もある。スーパーマリオブラザーズ2以前の作品では画像技術の関係でゲーム内ではまともに顔を見る事ができなかった。

年齢は以前は「不詳」とされてきたが、『マリオ&ルイージRPG2』でベビーマリオ、ベビールイージと同時期にベビィピーチが存在していた為、マリオの年齢と同じ20代後半（26歳前後）という事が明らかとなった。なお生年月日まで同じという説がある。

姫なだけあり、常に王冠を被っており、ピンク色の大きなドレスを着ている。但しスポーツをする際はミニスカートのドレスまたは短パンを着る。尚、このドレスはマリオ、ルイージも着た事があり、マリオではかなりの身長差があるにも拘らず（マリオはピーチの腰程度の身長。）、それを感じさせない程フィットしていた。どんな構造なのかは不明。また、細部のデザインが異なる物を何着も持っている他、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』では、紫などの別色も存在した。特に、黄色系統にした場合は皮膚の色なども大きく変化（同作品ではフィギュアという設定のため）し、さながらデイジー姫のようであった。その他、看護師や海賊等の、姫とはほとんど無関係な服装をしていた事もある。

普段ピーチが暮らすキノコ城（作品によっては「ピーチ城」と呼ばれることもある）には多数のキノピオが仕えており、特にキノじいと呼ばれる老人はピーチの世話の他に、政治や外交など国家運営の上で大きな役割を担っている。人間の家臣は見当たらない。

キノコ王国では少数派のヒトであるピーチだが、彼女が権力を持つ事に異を唱える国民は殆どおらず、またピーチ自身も地方自治をかなり認めるなど、国民が反発する様な政治は行っていない。

初期の作品では魔法が使えるとされ、その為にキノコ王国侵略を企むクッパ大魔王から何度となくさらわれる事になる。この設定自体は一度も発揮されないままいつしか消滅したが、クッパとの関係は未だに続いている。しかし、さすがに一国の主だけあって事を荒立てない様に努めており、平時は共にテニスをたしなむ事さえある。また、マリオテニスのGC版でのダブルスのエンディングでは、クッパとピーチは完全に手を組んでいる（ダブルスのエンディングはチームの組み合わせによって異なる）。

尚、『マリオパーティ3』までは「ちょっとイジワル」という性格設定がなされており、他人のアイテムを積極的に横取りする姿も見られたが、第4作以降は消滅している。これは「姫」キャラであるデイジーのレギュラー化に伴い、キャラが被らない様「ピーチは上品で知的」「デイジーは元気で行動的」として棲み分けを図った為で、逆にデイジーはこの頃を境に段々と攻撃的になっている。しかし、「DX」での家臣を盾にするなどの行為から、一部で凶暴、極悪非道、鬼などのイメージを抱かれている。声や攻撃の方法からしてピーチも思いっきりおてんば姫と言う事も滲み出ているが･･･。

[編集] ピーチの成長

おしとやかな性格で毎度クッパにさらわれるピーチだが、『スーパーマリオUSA』ではプレイヤーキャラクターとして初参戦。空中を数秒間フワフワと飛ぶ能力を披露した（この能力自体は母体となった『夢工場ドキドキパニック』の「リーナ」によるものであり、当初の構想には無かった能力である）。『スーパーマリオRPG』ではフライパンなどを武器として用い、マリオやクッパと共に冒険の旅も果たした。

また、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』にも参戦。キノピオを防具として用い、キックやビンタなどで派手な闘いっぷりを繰り広げた。また、ドレスも豪華になっている。更に、『マリオパーティアドバンス』では住民の悩みを解決する為、『スーパープリンセスピーチ』では逆にマリオ・ルイージ・キノピオらを助ける為に自ら冒険した。

[編集] 関連キャラクター

マリオ: いつもピーチを助けに来てくれる世界のスーパースター。どの程度の仲まで進展しているのかは不明。
ルイージ: マリオの双子の弟。ルイージを主体にゲームを進めた場合、マリオではなくルイージに救われることになる。
クッパ: 懲りもせずに毎回ピーチをさらう大魔王。時には意味もなく連れ去る事もある。
キノピオ: ピーチに仕えるキノコ族の総称。時として体を張りピーチを守る。しかし、基本的にクッパに姫がさらわれているときには何も出来ていないことが多い。
キノじい: スーパーマリオRPGではキノコ大臣と言う人物が側近を務めていたが、マリオ&ルイージRPG以降はこの役割を彼が取って代わり、今現在に至る。髭をたくわえた初老のキノコ族男性。いつも相談役としてピーチの身の回りに侍っている様子だ。若いキノピオ達と違い、時折役に立つ情報をマリオに教えてくれる事がある。しかし、当のマリオからは、水を掛けられたり頭を踏まれたりと、恩を仇で返される事もある。
デイジー: サラサ・ランドの姫で、幼なじみ兼ライバル。『マリオカートダブルダッシュ!!』以降、コンビで登場することもある。
キャサリン: 『夢工場ドキドキパニック』からマリオシリーズに合流したオカマの恐竜。当初は非常に仲が悪かったが、キャサリンの登場機会が増えた現在ではその設定は消滅している。

[編集] 登場作品

[編集] 外部リンク

任天堂

表・話・編・歴マリオシリーズ登場キャラクター
人間?	マリオ - ルイージ - ピーチ - デイジー - ワリオ - ワルイージ - オヤ・マー博士 - ブラッキー - スタンリー
恐竜	ヨッシー（ワッシー） - キャサリン - ウンババ
コングファミリー	初代ドンキーコング(クランキーコング) - ドンキーコングJr - 2代目ドンキーコング - ディディーコング - ディクシーコング
キノコ族	キノピオ（キノピコ・キノじい） - クリボー
カメ族	クッパファミリー: クッパ - イギー - モートン - レミー - ルドウィッグ - ロイ - ウェンディ - ラリーその他のカメ族: ノコノコ - ジュゲム - トゲゾー - ハンマーブロス - ガボン - カロン - メット - カメック - ミニクッパ - メカクッパ
ヘイホー系	ヘイホー - ムーチョ - ヤリホー - ボロドー - カンテラくん - ミットさん - ヘイポー - トンダリヤ
その他の生物	陸上: チョロプー - ハナチャン - チョロボン - ガオー - キングクルール海洋: プクプク - ホネボーン - ユラリン - ゲッソーその他: テレサ（キングテレサ） - シンエモン - クモクモーン
兵器・トラップ	バブル - ケセラン - ファイアバー - クッキー - ボム兵 - キラー - ワンワン - ドッスン - トコトコ - バッタン
植物	パックンフラワー（ボスパックン） - サンボ - クリボン - ハートフルーツ
宇宙人	タタンガ - ゲドンコ星人

大乱闘スマッシュブラザーズの登場キャラクター
マリオシリーズ:	マリオ - ルイージ - ピーチ - クッパ - ワリオ - ヨッシー - ドンキーコング - ドクターマリオ
ゼルダの伝説シリーズ：	リンク - こどもリンク - ゼルダ/シーク - ガノンドロフ
星のカービィシリーズ：	カービィ - メタナイト
ポケットモンスターシリーズ：	ピカチュウ - プリン - ミュウツー - ピチュー
スターフォックスシリーズ：	フォックス - ファルコ
ファイアーエムブレムシリーズ：	マルス - ロイ
その他の任天堂キャラクター：	サムス/ゼロスーツサムス - キャプテン・ファルコン - ネス - アイスクライマー - Mr.ゲーム&ウォッチ - ピット
ゲストキャラクター：	スネーク
オリジナルキャラクター：	マスターハンド/クレイジーハンド - 謎のザコ敵軍団 - ギガクッパ