もみじ号 (高速バス)
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もみじ号(もみじごう)とは、ジェイアールバス関東西那須野支店が中心となって運行する昼行高速バス路線である。
本項では、派生路線である「那須リゾートエクスプレス号」・「与一号」についても記述する。
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[編集] 歴史
[編集] 開設の経緯
JRバス関東では、支店ごとの独立採算性を重視しており、西那須野支店においても東京発の高速バス路線「シリウス号」を担当していたため、営業便による東京支店までの乗務員送り込みにより効率化を図る目的で開設された路線である。
当初は会員制バスで運行を開始したが、観光路線ゆえに一定の利用者があったため、定期化の上増発された。その後、那須温泉系統を新設したが、概ね好評のため、現在はそちらがメイン系統となっている。ただし、減便された塩原温泉系統についても、途中のアグリパル塩原で一般路線バスの塩原線と接続をとることによって、塩原温泉方面への利用者に対する利便性を確保している。
冬季には塩原発着のもみじ号がハンターマウンテン塩原スキー場への延長運転を行ったが、スキー人口の減少と利用者が少なかったことで中止した。
[編集] 沿革
- 2000年4月28日 会員制高速バスとして運行開始。東京駅~塩原温泉が2往復、東京~那須塩原駅が1往復であった。
- 2000年9月1日 新宿発着に変更。塩原温泉系統は下り東京駅経由となった。
- 2001年1月10日 会員制バスから定期化。塩原温泉3往復、西那須野駅1往復。
- 2002年9月20日 那須温泉系統を新設、1日2往復で運行開始。東野交通が共同運行事業者として参入。
- 2004年4月28日 那須温泉系統を4往復に増便。
- 2005年12月20日 西那須野駅系統を大田原(国際医療福祉大学)へ延伸。
- 2006年4月1日 塩原温泉系統を1往復に減便。那須温泉系統を6往復に増便の上、愛称を「那須リゾートエクスプレス号」に変更。大田原系統の愛称を「与一号」に変更。
[編集] 運行系統
- 東京側
- 各系統とも共通
- 新宿駅新南口
- 東京駅八重洲南口(下り乗車のみ)
- 池袋三越前(上り降車のみ)
- 王子駅(上り降車のみ)
- 各系統とも共通
- 那須側(いずれも下り降車のみ・上り乗車のみ)
- ホウライは千本松牧場の駐車場内にバス停がある。一般路線バスの千本松バス停はやや離れている。
[編集] 使用車両
JRバス関東・東野交通とも40人乗りWC付ハイデッカー車が使用される。JRバス関東は東京支店・西那須野支店の車両が使用されるが、車両の所属に関わらず西那須野支店の乗務員により運行される。
[編集] 愛称の由来
- もみじ号…塩原温泉郷の紅葉にちなんだもの。一般路線でも「もみじバス」と呼ばれる特別カラーのバスが存在する。
- 那須リゾートエクスプレス号…那須温泉への観光特急バスとして命名。
- 与一号…下野国那須郡発祥の那須氏の中でも有名な人物である、屋島の戦いで扇の的を射落とした那須与一にちなんだもの。
[編集] 関連項目
[編集] 同様に乗務員送り込みを目的とした路線
成田空港連絡バス | ONライナー号(東武バスW)、しらこばと号(東武バスC)、坂戸駅~川越駅~成田空港線(川越観光・東武バスW)、フォレスト号(国際十王)、アザレア号(関越交通) |
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羽田空港連絡バス | 新越谷駅~羽田空港線(東武バスC)、朝霞台駅~志木駅~羽田空港線(東武バスC)、柏駅~羽田空港線(東武バスE)、北千住駅~羽田空港線(東武バスC)、籠原駅~熊谷駅~森林公園駅~坂戸駅~羽田空港線(国際十王)、黒磯駅~宇都宮駅~羽田空港線(東野交通) |
昼行高速バス | あだたら号(東武バスC)、いわき号(東武バスC)、スイート号(東北急行)、ニュースター号(東北急行)、レインボー号・スーパーレインボー号(東北急行)、政宗号(東北急行)、四万温泉号(関越交通)、伊香保温泉号(関越交通)、アップル号(関越交通)、那須リゾートエクスプレス号(東野交通) |
夜行高速バス | レインボー号・スーパーレインボー号(東北急行)、TOKYOサンライズ号(東北急行)、フライングライナー号/フライングスニーカー大阪号/フライングスニーカー京都・茨木号(東北急行)、ウィングライナー(国際十王)、尾瀬号(関越交通) |
(東武グループ以外の共同運行会社については省略する) | |
(略称説明)東武バスC~東武バスセントラル、東武バスW~東武バスウエスト、東武バスE~東武バスイースト、川越観光~川越観光自動車、国際十王~国際十王交通、東北急行~東北急行バス |
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