エミレーツ航空
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エミレーツ航空 | ||
---|---|---|
IATA EK |
ICAO UAE |
コールサイン Emirates |
設立日 | 1985年 | |
ハブ空港 | ドバイ国際空港 | |
マイレージサービス | Skywards | |
同盟 | Arab Air Carriers Organization | |
保有機材数 | 92機 | |
目的地 | 80都市 | |
親会社 | The Emirates Group | |
本拠地 | アラブ首長国連邦ドバイ | |
代表者 | Sheikh Ahmed bin Saeed Al Maktoum (Chairman/CEO) | |
ウエブ: http://www.emirates.com |
エミレーツ航空(الإمارات,Emirates)は、アラブ首長国連邦のドバイを本拠とする航空会社。
目次 |
[編集] 概要
アラブ首長国連邦のドバイをベースに、2006年9月現在大阪、名古屋、モスクワ、パリ、ロンドン、ソウル、北京、上海、香港、バンコク、クアラルンプール、シンガポール、オークランド、シドニー、ニューヨークを含む47カ国67都市に就航している。近年ドバイは中東の経済・観光の中心地となるべく投資を進め、街には超高層ビルや高級ホテルなどが林立しているが、エミレーツ航空もそうしたドバイ首長国の政策の一端を担っており、世界各地とドバイを結んでいる。
日本では関西国際空港-ドバイ国際空港線を運航している他、2006年6月からは中部国際空港への就航をはじめた。ドバイ経由で、ブラジルに里帰りをする愛知県豊田市や静岡県浜松市等に在住の日系人に焦点を当てているのと思われる。なお、日本航空との間のコードシェア便となっている他、日本航空の国内線の一部にもエミレーツの便名をつけてコードシェア運行している。
[編集] サービス
世界的にサービスの評価が高い上に積極的に最新機材の導入を行っており、エアバスA380を大量発注したことでも話題になったものの、エアバス社による電気系統のトラブルから納入が2008年以降に延期となった為に発注自体のキャンセル等も含めて再検討に入った模様。なお、一部機材のファーストクラスは、通路と座席が壁で仕切られており、個室のような空間となる。
なお、日本乗り入れ前より日本人客室乗務員を多数採用しており、日本路線のみならずドバイ発のヨーロッパやアフリカ路線などにも乗務している。
[編集] マイレージ
スリランカ航空と「スカイワーズ」の名称でマイレージサービスを共通化している。
[編集] コードデーター
- IATA航空会社コード:EK
- ICAO航空会社コード:UAE
- コールサイン:EMIRATES
[編集] 保有機材
[編集] 現在の旅客機材
エミレーツ航空の機材は以下の航空機で構成される(2007年04月現在)
航空機 | 保有数 | 座席数 | 注釈 |
---|---|---|---|
エアバスA310-300型機 | 2機 | ||
エアバスA330-200型機 | 29機 | ||
エアバスA340-300型機 | 8機 | ||
エアバスA340-500型機 | 10機 | ||
エアバスA340-600HGW型機 | (18機 発注中) | 発注は現在保留中 | |
エアバスA380-800型機 | (43機 発注中) | 加えて2機をリースする。但し発注はキャンセルも含めて検討中 | |
ボーイング777-200型機 | 3機 | ||
ボーイング777-200ER型機 | 6機 | ||
ボーイング777-200LR型機 | (10機 発注中) | ||
ボーイング777-300型機 | 12機 | ||
ボーイング777-300ER機 | 16機 (38機 発注中) |
加えて2機をリースする。 |
[編集] 現在の貨物機材
航空機 | 保有数 | 注釈 |
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ボーイング747-200F型機 | 2機 | エミレーツスカイカーゴ運用 |
ボーイング747-400F型機 | 4機 | エミレーツスカイカーゴ運用 |
ボーイング777F型機 | (8機 発注中) | |
ボーイング747-8F型機 | (10機 発注中) |
エミレーツ航空の機材の平均的な年齢は2006年4月で5年である。
[編集] スポーツ業界への参入
エミレーツ航空は比較的スポーツ業界でのスポンサー活動に積極的であることで有名である。現在は国際サッカー連盟(FIFA)・アジアサッカー連盟(AFC)主催各種大会のメインスポンサーのひとつである。また、イングランド・FAプレミアリーグのサッカークラブ、チェルシー、競馬のワールドレーシング・チャンピオンシップ、F1チームマクラーレンのスポンサーでもあった。
2006年(2021年まで)からイングランド・FAプレミアリーグのサッカークラブ、アーセナルの本拠地エミレーツ・スタジアムの命名権を取得したのに続き、同年から同チームのスポンサーとなり、ユニフォームの胸に「Fly Emirates」の文字を見ることができる。