スタ☆メン
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『スタ☆メン』は、フジテレビ系列(FNN・FNS、除テレビ大分・テレビ宮崎)で2005年10月2日から2007年3月25日まで、毎週日曜日22:00〜23:15(JST)に生放送されていた情報番組。フジテレビと関西テレビの共同制作。2006年9月24日以前の番組名は『週刊人物ライブ スタ☆メン』。前番組は、EZ!TV→情報ライブ EZ!TV。
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[編集] 概要
「ニュースのスパイスは、「人」でした。」をキャッチフレーズとしている。爆笑問題は、同じ日曜日の午前中に、同種の情報番組「サンデージャポン」(TBS系列のJNN)にも生出演している。
その週に起こった事件やニュースを、「人」を中心に取り上げる(番組タイトルの由来でもある)。爆笑問題・太田の毒舌と、阿川佐和子のおとぼけ混じりの司会と、豊富な知識に裏打ちされた計算尽くのトークは、番組の肝となっている。この二人の個性の強さを中和する爆笑問題・田中の存在も大きい。
フジと関テレの共同制作は従前の「Grade-A」(1997年4月-9月)、「スーパーナイト」(1997年10月-2001年3月)や「EZ!TV→情報ライブEZ!TV」(2001年4月-2005年9月)からの流れであり、番組のメイン製作とネット配信はフジテレビから、スポンサーセールスはフジと関テレが共同で行う形になっている。
当初は、『おしゃれイズム』(日本テレビ系列)や『世界ウルルン滞在記』(毎日放送製作・TBS系列)それに『日曜洋画劇場』(テレビ朝日系列)などの裏番組を前に苦戦が予想されたが、関西地区、名古屋地区などで視聴率が15%を超え、関東地区においても、2006年1月29日の放送において最高視聴率15.1%をマークした。2006年7月時点では、視聴率は『おしゃれイズム』より下回るが、『世界ウルルン滞在記』より上回る週が多かった。2006年7月16日の放送で再び関東地区で15.1%を記録。同時間帯で初の首位となる。関西地区でも18.2%の高視聴率をマークした。
しかし、改編期に他局が特番編成が組まれているため、本番組はやや低迷している。その為、コーナーの入れ替えが続き、2006年9月24日放送より、番組タイトルを「週刊人物ライブ スタ☆メン』から改題(新聞表記の略語に番組名変更)された。
ちなみに本番組に登場しているキャラクターの名前は「スタ☆メンくん」。CM前後のジャンクションで登場するが、「スタ☆メン奉行」では2006年5月14日の放送から登場が減ってきていた。
2007年1月21日の放送と2007年1月28日の放送は、この番組の前番組の関西テレビの発掘!あるある大事典IIのデータ捏造問題があったため、2時間15分スペシャルで放送した。(但し、2007年1月21日は、21時54分~のミニ番組を通常通り放送するため2部構成で放送された。)
[編集] 出演
[編集] 司会
[編集] 情報ブースキャスター
[編集] ゲストパネラー
- 池上彰(ジャーナリスト)
- 上田信行(同志社女子大学教授)
- 齋藤孝(明治大学文学部教授)
- 橋下徹(弁護士)
- 宮崎哲弥(評論家)
- 森永卓郎(経済アナリスト)
- 山本博(アーチェリー五輪メダリスト)
- 押切もえ(モデル)
- 吹石一恵(女優)
- 田丸麻紀(女優)
- 押切、吹石、田丸は3週に1回ペースでの交代出演。他は不定期出演となっている。
[編集] コーナー
リニューアル前はオープニング冒頭で街角の様子のCGと「ニュースの数だけ人がいる」、「人の数だけニュースがある」というコンセプトを掲示。最後には「今夜のスタ☆メンは、誰だ?」とついてオープニング。
- イチ☆メン
- 新聞の一面と、「一押しメンツ」の略語を融合させたコーナー名。ニュースで一番関心を集める人物をゲストにトークする。裏番組の『おしゃれイズム』とは違い、旬の人物と生放送でトークが繰り広げられる。
- 週末の出来事(時事☆メン)
- 週末に起きたニュースを、情報ブースから渡辺和洋が担当。2006年4月からは「イチ☆メン」と統合。
- スタ☆コメ
- この一週間に発言した著名人の発言をまとめたもの。『サンデージャポン』の「今週の20人」を意識しているコーナー。2006年1月8日以降廃止。
- スタ☆メンSTORY
- 2005年10月9日開始。とあるテーマの研究者にスポットを当て、追跡取材。人物のルーツも探る。スタジオゲストの場合もある。
- スタ☆メン図鑑
- 『スーパーナイト』や『情報ライブEZ!TV』からの流れを組むコーナー。とある一般の人物に密着取材し、VTRで検証を行う。3回目(2005年10月16日放送)から12回目(2005年12月11日放送)までは田中がここから情報ブースを担当。情報ブース担当者がその人物の属するグループの分析傾向を簡単に説明。2006年1月8日はゲストトークが長引いた為休み。
- 放送時間が22:45まで、22:55までの短縮の場合と「つっこみジャーナル」の初回は休みになる。
- 特集人物イラストはチャンキー松本。現象解説時に、目次と特集No.がついている。
- コーナーの瞬間最高視聴率は「キンエンジャー」「オタパパ」「下流くん」の回で、23.2%。スタ☆メンに改題後は「ケータイ関ヶ原」や「未来のサイフ」といった人物以外の現象も扱う様になった。
- スタ☆メンJAPAN
- Yahoo! JAPAN協力による1000人アンケートを行い、結果をランキングにして情報ブースから発表。2005年10月30日からは編成上廃止。
- スタ☆メン奉行
- 2006年1月8日-2006年8月19日放送。とある出来事のYESかNOかを、コメンテーターがジャッジした後、Yahoo! JAPAN協力によるアンケートの結果が表示。最後には、ある人物は良いか悪いかスタジオ全員で判断し討論後、「阿川裁き」が下される。コーナーナレーションは服部潤。2006年8月19日に太田光が「スタ☆メン奉行いらないね」と言った事で廃止。
- つっこみジャーナル-ESSENCE NEWS-
- 2006年9月24日開始。「スタ☆メン奉行」同様、出演者の鋭い突っ込みが特徴(コメンテーターが「つっこみ!」か「非つっこみ!」で答える)。Yahoo! JAPAN協力によるアンケート結果を、田中裕二と渡辺和洋が紹介。不定期だが、その回のテーマに合ったゲストをスタジオに招き、(不定期となるが)最後にゲストパネラーと太田光がまとめフリップを出す。コーナーナレーションは服部潤。
- 太田のSPOT光(スポットライト)
- エンディングで太田光がニュースをパネルで紹介しボケるというコーナー。エンディングの中でも最後のひと時であり、実質15秒ほどと短い。
[編集] スタッフ
スタッフの殆どが、前番組の『情報ライブEZ!TV』のスタッフをそのまま引き継いでいる。
- テーマソング : 高野健一「by your side」
- ナレーター : 小幡研二、住友優子、辻谷耕史、三浦祥朗、服部潤
- 構成 : 大島新、秋葉高彰、高橋洋二、石田章洋、川原慶次郎
- 編集技術 : テレモーションマックス、共同エディット、スタジオヴェルト
- 音響効果 : 星川秀一(第一音響)、保苅智子(エッグノッグ)
- ディレクター:古市誠、遠藤史朗/森下忠行、藤木伸一郎、円谷一良、塚本恭史、千葉智久、財田正剛、木村敦、杉崎朋子、高橋龍平、岩崎徹、榎本哲也、佐藤洋一、斉藤由香里
- 総合演出 : 内ヶ崎秀行(フジテレビ)
- プロデューサー : 高島公美(関西テレビ)、田之頭洋一(オフィス・トゥー・ワン)
- チーフプロデューサー : 塩田千尋(フジテレビ)
- 技術協力 : 共同テレビ、八峯テレビ、LEON
[編集] 過去のスタッフ
- チーフプロデューサー : 丹羽和重(フジテレビ)
- プロデューサー : 古市忠嗣(関西テレビ)、濱潤(フジテレビ)
[編集] 外部リンク
- フジテレビ
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