ツルハ
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株式会社ツルハは、ドラッグストア大手。北海道を中心に東北地方・首都圏にかけてツルハドラッグ・クスリのツルハなど471店舗(2005年12月8日現在)を展開する。本社所在地は札幌市東区北24条東20-1-21。現在はツルハホールディングスの100%子会社となっている。
[編集] 沿革
ツルハホールディングスの沿革も参照のこと。
- 1929年 北海道旭川市で創業。
- 1975年5月 薬類の卸売りを目的として、株式会社クスリのツルハコントロールセンター(現・株式会社ツルハ)を設立。
- 1991年8月 系列店舗の吸収合併、あるいは経営権譲渡により、ドラッグストア業務をクスリのツルハコントロールセンターに集約、合理化を図る。商号も株式会社ツルハとし、其時に本格的に多店舗経営をする為に現在の札幌市に本社を移転。
- 1992年4月 札幌中の島店を機に、調剤業務にも参入。
- 2002年 東京証券取引所第2部上場。
- 2003年 東京証券取引所第1部上場。
- 2005年10月 全店舗で電子マネーEdyの使用が可能になった。
- 2005年11月 株式交換によりツルハホールディングスの100%子会社となる。
1995年以降には本格的に本州へも進出し、地元チェーンの子会社化(岩手県のドラッグトマト、山形県のポテトドラッグ)や業務提携(神奈川県のリバース)、営業譲渡(青森県の三光(三光ストア)のドラッグストア事業「スーパードラッグ3」の一部の店舗、山梨県のクスリの寺田の一部の店舗)によって店舗数を伸ばしていった。
[編集] 概要
ツルハは早くから「2010年に1000店舗、売上高2000億円」を目標に掲げ、積極的な出店を行ってきた。仕入れコスト削減による低価格販売、POSデータを用いた効果的な商品展開などによって消費者の支持を集めた。また、同一地域内に多数の店舗を構える「ドミナント方式」によりその地域に同業他社が出店しても客を奪われにくくするなど道内では他チェーンや地元薬局を圧倒する存在となった。これはホームセンターのホーマック、家具販売のニトリ、スーパーマーケットのラルズなどとともに、「北海道現象」(流通の各業態において、トップ企業がさらに売り上げを伸ばし「ひとり勝ち」する現象)の代表例とされた。
プライベートブランドは同社の主力商品であり種類が豊富にあり、またその売り上げもドラッグストア業界の中でもながらくトップを維持していることでも知られている。
しかし業界最大手・マツモトキヨシの札幌進出、調剤薬局道内首位・アインファーマシーズによるドラッグストア展開など、その地位に安閑とはしていられないのも事実で、さらなる店舗網の拡大や、イオン・ウエルシア・ストアーズ加盟による一層の仕入れコスト削減やプライベートブランド開発なども進めている。
[編集] 外部リンク
総合スーパー(GMS): | ジャスコ(イオン、イオン九州、琉球ジャスコ) | サティ(マイカル、マイカル九州) | ポスフール |
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スーパーマーケット(SM): | マックスバリュ(運営会社:北海道 | 東北 | 東海 | 中部 | 名古屋 | 西日本 | 九州) | ヤオハン(MV東海) | カスミ | ウエルマート | ジョイ|いなげや |
大型ショッピングセンター: | イオンモール | ダイヤモンドシティ | カルフール(イオンマルシェ) | マイカルタウン | ロックタウン・ロックシティ(ロック開発) |
百貨店・専門店: | ボンベルタ百貨店(ボンベルタ、橘百貨店) | ビブレ(マイカル) | フォーラス(イオン) | やまや | オリジン東秀 | タカキュー | ニューステップ |
ドラッグストア: | イオン・ウエルシア・ストアーズ | ツルハHD (ツルハ) | 寺島薬局 | ウエルシア関東 | ウェルパーク | クスリのアオキ | メディカル一光 | タキヤ |
その他小売業: | ホームセンター : ホームワイド(イオン九州) | サンデー | スーパーセンター : イオンスーパーセンター | CVS : ミニストップ | 書店 : 未来屋書店 |
その他: | イオンクレジットサービス | イオン銀行 | WAON | アイク | チェルト | イオンディライト | イオンファンタジー | イオンシネマ | ワーナー・マイカル・シネマズ |
*イオングループの主な企業、ブランドを掲載。運営企業とブランド名が異なる場合はブランド名を記載し、括弧内に企業名を掲載。
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