CSI:ニューヨーク
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CSI シリーズ |
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ニューヨーク編 カテゴリ:
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製作者 |
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CSI:ニューヨーク (シーエスアイ ニューヨーク) は2004年9月22日にスタートしたアメリカのミステリテレビドラマ (海外ドラマ) シリーズ。本作はCSI:科学捜査班からの2作目のスピンオフ作品であり、CSI:マイアミでホレイショ・ケインがマイアミからニューヨークへ殺人事件の捜査のため訪れるエピソードから生まれた。マイアミ編よりも血なまぐさく、CBS社長のレス・ムーンベスの要望により冷たくクールに見えるよう、シーズン2になるまで青色をキーカラーに用いた。
2005年11月7日のCSI:マイアミ (第4シリーズ第7話) と11月9日のCSI:ニューヨーク (第2シリーズ第7話) ではクロスオーバーが企画され、墜落した飛行機と逃走した連続殺人犯を巡って双方のキャストが共演した。
他のCSI作品と同様に主題歌はザ・フーの楽曲が使われており、本作では『Teenage Wasteland』として誤って知られている『Baba O'Riley』を主題歌として使っている。
WOWOWで放映される前にある主要人物のイントロダクションで3シリーズ中これのみ、メンバーの得意分野に言及していない。
目次 |
[編集] 出演者
[編集] 主要人物
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
- マック・テイラー (Mac Taylor) ニューヨーク市警察CSIグレード1捜査官 / ゲイリー・シニーズ (声: 小川真司、中村秀利)
- CSIチームの主任。妻のクレアをアメリカ同時多発テロ事件で失っている。国に貢献するための最良の方法と考え、かつて海兵隊に所属していた。1983年にベイルートで心の傷を負っている。マックはステラと親しく、またオフの時間にはジャズクラブでベースギターを弾いている。
- ステラ・ボナセーラ (Stella Bonasera) ニューヨーク市警察CSIグレード1捜査官 / メリーナ・カナカレデス (声: 藤田淑子、野沢由香里)
- 仕事に生活を捧げ、マックに次ぐポジションにいる。強靭な意思と決断力、知性から「自由の女神」との異名を持つ。ギリシャ人とイタリア人のハーフの孤児で、児童養護施設で育った。マックとは親しく、彼の健康面と精神面について心配している。フランキーというボーイフレンドと付き合ったが、彼に盗撮されインターネットにアップロードされた後に関係を絶った。後に彼がステラのアパートにストーカーとして襲いに来た際に、ステラは自衛のためやむなく彼を殺した。
- ダニー・メッサー (Danny Messer) ニューヨーク市警察CSIグレード3捜査官 / カーマイン・ジョヴィナッツォ (声: 東地宏樹、平田広明)
- CSI捜査官。独特の感性と倫理観を持っている。ムードメーカー的存在だが、第1シーズンで本人の言葉を察するに悲惨な子供時代をすごしていた様子である。マックの事を尊敬している。彼の役をやっているカーマインは、CSI全シリーズに出演している唯一の男優である。第1シーズンの多くのエピソードでは、エイデンと共に事件を解決していた。
- シェルドン・ホークス (Sheldon Hawkes) ニューヨーク市警察CSIグレード3捜査官 / ヒル・ハーパー (声: 松本大、楠大典)
- 元ニューヨーク市検死局検死官。18歳で大学を卒業した天才で、24歳で外科医の資格を取得した。救急医療室での数年の勤務経験を持つ (シーズン2第2話『過ちのグランド・セントラル』)。2人の患者を失った後に、検死局へ転職した。シーズン2の始めより検死局から現場へと転属になった。
- ドン・フラック (Don Flack) ニューヨーク市警察殺人課グレード1捜査官 / エディ・ケイヒル (声: 土田大)
- 警察官の家系のためか、自然と警察官の道を選んだ若手の刑事。時には、CSIと警察の橋渡し役になることもある。正義感が非常に強く、悪を非常に憎む。
- リンジー・モンロー (Lindsay Monroe) ニューヨーク市警察CSIグレード3捜査官 (シーズン2 - ) / アンナ・ベルナップ (声: 園崎未恵)
- 第2シーズン第3話から登場。モンタナのCSIにて3年間働いていたが、ニューヨークで働くこととなる。基本的に真面目な性格で、マックやステラも期待している。親戚がニューヨークにいる。
[編集] 過去に登場した主要人物
- エイデン・バーン (Aiden Burn) ニューヨーク市警察CSIグレード3捜査官 (シーズン1 - シーズン2第2話) / ヴァネッサ・フェルリト (声: 荒井静香、甲斐田裕子)
- ブルックリン地区出身で適応能力が高く、CSI:科学捜査班のサラ・サイドルと同じように仕事への愛情と意欲を持っている。彼女の友人が関わるレイプ事件が頭から離れず、シーズン2の第2話『過ちのグランド・セントラル』において以前にも同じ被害者をレイプしている(被害者は告発しなかった)被疑者のD.J. Prattに証拠品を仕掛けようとしてチームから外された。実際には証拠品を仕掛けなかったが、Prattの毛髪の入っている証拠品袋の封印を破った。この件により、マックはCSIラボの完全性を維持するために彼女を解雇せざるを得なくなった。エイデンは将来同じことをしないという自信が揺らいでおり、去り際にマックにプラットの逮捕の約束を託してマックの決断を受け入れた。(stub)
[編集] サブキャラクター
- シド
- 第2シーズンから登場した年配の検死官。検死の際は、眼鏡をかけている。
- アダム
- CSIラボの研究員。しばしば軽口を叩く。
[編集] DVD
[編集] 英語版
- 詳細はen:CSI: NY#DVD releasesを参照
[編集] 日本語版
日本語版DVDはリージョンコード2でのみ提供されている。
商品名 | 発売日 |
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CSI:NY コンプリートDVD BOX-1 | 2006年12月1日 |
CSI:NY コンプリートDVD BOX-2 | 2007年1月12日 |
[編集] オンライン配信
[編集] 英語版
- 詳細はen:CSI: NY#Online salesを参照
[編集] 日本語版
DVD-BOX発売に合わせ、Yahoo! 動画において第1話の無料配信が行われた (2006年11月17日~11月30日)。[1]
[編集] 放送局
- アメリカ
- 水曜日の夜にCBSで放映されている。
- イギリス
- 土曜日の夜にFiveで放映されている。
- イタリア
- 木曜日の夜にItalia 1で放映されている。
- オーストラリア
- 火曜日の夜にNine Networkで放映されている。
- オランダ
- 木曜日の夜にRTL 5で放映されている。
- カナダ
- 水曜日の夜にCTVで放映されている。
- ギリシャ
- 木曜日の夜にNETで放映されている。
- コスタリカ
- 木曜日の夜にAXNの「La Zona」の放送枠で放映されている。
- スウェーデン
- Kanal 5で放映されている。
- スペイン
- AXNとTelecincoで放映されている。
- ドイツ
- 月曜日の夜にVOXで放映されている。
- 日本
- ニュージーランド
- 水曜日の夜にTV3で放映されている。
- ノルウェー
- 木曜日の夜にTVNorgeで放映されている。
- フィリピン
- 火曜日の夜にAXNで放映されている。
- フィンランド
- 2006年8月23日まで、水曜日の夜にMTV3で放映されていた。
- ブラジル
- AXNで放映されている。
- フランス
- TF1で放映されている。
- ベルギー
- 木曜日の夜にVT4で放映されている。
- ポルトガル
- 香港
- 金曜日の夜にATVで放映されている。
- マレーシア
- 火曜日の夜にAXNで放映されている。
- ラテンアメリカ地域
- 水曜日の夜にAXNで放映されている。
[編集] 放映リスト
- 詳細はCSI:ニューヨークのエピソード一覧を参照
[編集] 日本語版
[編集] 日本語制作版スタッフ
- 制作・著作 WOWOW
- 配給 角川映画株式会社
[編集] 日本語版固有の特徴
- 「CSI:ニューヨーク」シリーズが開始する前にクロスオーバー企画として「CSI:マイアミ2」第23話で、主要キャストが初登場した。日本語吹替版では、同話と「CSI:ニューヨーク」シリーズとで吹き替えキャストが異なる。
- いくつかの推測できる理由として、CSIの3つのシリーズの日本語吹替版制作は2人のディレクターの下で進んでおり、CSI:科学捜査班及びCSI:マイアミを担当するディレクター本吉伊都子と、CSI:ニューヨークを担当するディレクター安江誠という2人の演出方針の相違が挙げられる。また、「CSI:マイアミ2」第23話の吹替え版制作時点で、「CSI:ニューヨーク」シリーズの吹替えキャストが決定しておらず、暫定的に制作に臨んだ可能性もある。
[編集] 外部リンク
- データーベース