上川町
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上川町(かみかわちょう)は北海道上川支庁管内、上川郡にある町。大雪山のうちの一つ黒岳への登山口には、北海道有数の温泉街である層雲峡温泉がある。大雪高原温泉の秋の紅葉は「日本一の紅葉」として知られ、紅葉時期には交通規制がなされるほど混雑する。ラーメン日本一の町として「上川ラーメン」にも力を入れている。
北の森ガーデンには、道内でも数少ない熊牧場がある。
目次 |
[編集] 地理
- 山: チトカニウシ山(1446)、ニセイカウシュッペ山(1883)、平山(1771)、武利岳(1876)、武華山(1759)、ユニ石狩岳(1541)、音更岳(1932)、石狩岳(1967)、白雲岳(2230)、北鎮岳(2244)、愛別岳(2112)、赤岳(2078)、黒岳(1984)
- 河川: 石狩川
- 湖沼: 大雪湖
[編集] 隣接している自治体
[編集] 歴史
- この土地がアイヌの人々に「ペニウングルコタン」(川上の人の村)とよばれたことから町名がついた。
[編集] 経済
[編集] 産業
アンガス種という肉用牛の一種(別名は「大雪高原牛」)の飼育、酪農を中心とする畜産や畑作農業を中心としている。
大雪山系の森林地帯での林業や、大雪山系から湧出する豊富で冷涼な湧き水を利用したニジマスなどの淡水魚の養殖も盛んである。 特にニジマスの養殖は、近年まで年間の生産量・生産金額ともに道内一の地位を保ち続け、層雲峡温泉の宿泊施設での料理用や、甘露煮などの土産物の加工食品用などに生産されている。さらに層雲峡温泉や大雪山国立公園などの有名な観光地を抱えることから、各種観光産業も盛んである。
[編集] 立地企業
- 北海道電力層雲峡発電所
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 地域
[編集] 教育
2002年度より、北海道立高校の北海道上川高等学校と上川町立中学校の上川中学校は、連携型中高一貫教育実施校として北海道で初めて指定されている。
- 高等学校
- 道立高等学校 - 北海道上川高等学校
- 中学校
- 町立中学校(1校) - 上川中学校
- 小学校
- 町立小学校(3校) - 上川小学校、東雲小学校、層雲峡小学校
[編集] 交通
[編集] 空港
[編集] 鉄道
[編集] 定期路線バス
[編集] 都市間バス
- 滝上・紋別ターミナル方面
特急北大雪号・高速えんがる号以外は予約が必要。上川町内から旭川・札幌方面へは乗車不可。
[編集] 道路
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 石狩川上流のおいしい水でつくるラーメンは、ちょっとした名物。「日本一ラーメンのおいしい町」を自称している。
- 銘菓に「日本一らぁめん饅頭」「日本一らぁめんサブレ」がある。
- 町内で養殖されたニジマスの甘露煮なども観光客に人気のみやげ物となっている。
- 層雲峡 - 層雲峡温泉街には層雲峡ビジターセンターなどがある。流星の滝、銀河の滝を中心とする数多くの滝や、小函(こばこ)、大函(おおばこ)を中心とする柱状節理の岩壁などが見所となっている。冬には大氷像を製作して展示している氷瀑祭りがある。
- 大雪山国立公園 - 標高1984mの黒岳(くろだけ)へは、7合目までロープウェイとリフトが通じており、そこから頂上までは徒歩で1時間前後。また、銀泉台(ぎんせんだい)を登山口とした標高2079mの赤岳(あかだけ)までの登山や、大雪高原温泉(たいせつこうげんおんせん)を拠点にした沼めぐりコースなども人気がある。愛山渓温泉からの登山口もある。
- 北の森ガーデン - 国道39号線沿いにある観光スポットで、レストランなどの飲食施設や土産物店などが並ぶ。また、ヒグマをはじめとする世界各地の熊が飼育されている熊牧場も併設されている。隣接するアイスパビリオンでは、北海道における過去最低の気温である-41度の世界を体験することができる。
- 大雪展望台 - 大雪山を望む展望台。展望台の上にエスポワールの鐘が設置されており、3時間おきに鳴り響く。
[編集] その他
[編集] 出身の有名人
[編集] 外部リンク
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