守山駅 (滋賀県)
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守山駅(もりやまえき)は、滋賀県守山市梅田町にある西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道の駅である。利用可能な鉄道路線は東海道本線(琵琶湖線)。
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[編集] 駅構造
単式・島式の複合型2面2線の橋上駅。上りホームは階段を上り駅舎に行かなくてもハートイン(コンビニ)の内側横に改札機だけの出入り口がある。
- のりば
- ■ 米原・長浜・大垣方面
- ■ 草津・京都・大阪方面
- (現在は使用停止)
2・3番線が島式ホーム。
2003年まで貨物列車が発着しており、駅の東側と北側には側線が多数あった。また、ホームなしの上り待避線(下りと上りの間のため中線に見えるが、実際には上り線)と、下り3番乗り場(ホームあり)があり、貨物列車の待避の他、貨物列車の入換作業などに使われていた。その後本線に絡むポイントは撤去され06年7月には棒線化された。
[編集] 利用状況
2005年の乗車人員は平均13,347人/日である
[編集] 貨物取扱
- 現在、臨時車扱貨物のみを取り扱っており、そのため貨物列車の設定はない。
- 2003年まで専用線発着の車扱貨物を取り扱っており、貨物列車の設定があった。専用線が駅南側にある上原成商事守山油槽所のタンク車用石油荷役設備へ続き石油輸送を行っていたため、コスモ石油四日市製油所のある四日市駅より石油輸送貨物列車が運行されていた。
- それ以前は、旭化成守山支社(滋賀工場)や富士車輌滋賀工場、その他現在駅南の団地群になっているところにかつて存在した煉瓦工場へも専用線が続いていた。また、1945年以前には駅から野洲川河原への砂利運搬を目的としたトロッコ線路もあり、砂利の発送も行われていた。
[編集] 駅周辺
[編集] 西口
- 守山市役所
- 滋賀県立成人病センター
- 滋賀県立小児健康医療センター
- 守山市民ホール
- 守山市民運動公園
- 古高工業団地
- 立命館守山高等学校
- 滋賀県立守山高等学校
- 滋賀県立守山中学校
- 守山市立守山南中学校
- 守山市立守山保育園
- 守山駅前郵便局
- ホテル近江守山
- 守山第一ホテル
- 守山アーバンライフショッピングプラザ
- 平和堂守山店
- 西友守山店
- 丸善守山店
- びわこ銀行守山駅前支店
- 京都信用金庫守山支店
- 中山道守山宿
- 旭化成せんいロイカ工場・スパンボンド工場
- 旭化成エレクトロニクス電子材料工場
[編集] 東口
- 守山市立守山小学校
- 守山市立浮気(ふけ)保育園
- 守山浮気郵便局
- びわこ銀行守山支店
- 滋賀県民信用組合守山支店
- 東レ・ファインケミカル守山事業場
- 日本コカ・コーラ守山工場
- 日本バイリーン滋賀工場
- 上原成商事守山油槽所
- 富士車輌滋賀本社工場
- 岩谷産業滋賀技術センター
- 関西電力守山変電所
- ライズヴィル都賀山
- 富士スポーツプラザ
- 守山駅前スポーツ広場
[編集] 歴史
- 1912年(明治45年)4月16日 - 国鉄の駅として開業。客貨取扱を開始。
- 1973年(昭和48年)4月 - 駅舎改築(2代目)
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道・日本貨物鉄道の駅となる。
- 2003年(平成15年)10月1日 - 貨物列車の設定廃止。
[編集] その他
1945年(昭和20年)7月30日午後4時、終戦直前この駅はアメリカ艦載機グラマンF4による空襲を受け太平洋戦争を通じ滋賀県で最大規模の死傷者をだした惨劇の舞台として県サイトにて紹介される。平和な今日、当時の事件を知る人は少ない。守山駅列車掃射事件