東京外国語大学
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東京外国語大学
大学設置 | 1949年 |
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創立 | 1873年 |
学校種別 | 国立 |
設置者 | 国立大学法人東京外国語大学 |
本部所在地 | 東京都府中市朝日町3-11-1 |
キャンパス | 府中(東京都府中市) |
学部 | 外国語学部 |
研究科 | 地域文化研究科 |
ウェブサイト | 東京外国語大学公式サイト |
東京外国語大学(とうきょうがいこくごだいがく、英称:Tokyo University of Foreign Studies)は、東京都府中市朝日町3-11-1に本部を置く日本の国立大学である。1949年に設置された。大学の略称は外大、外語大や東京外大、東外大などで、英語ではTUFS(タフス)と呼ばれる。
目次 |
[編集] 概観
[編集] 大学全体
その前身である旧制東京外国語学校を入れると100年以上の古い歴史を持ち、卒業生には学者や知識人、外交官も多い。東京大学、一橋大学と同じ起源を持ち、また大阪外国語大学とは姉妹校にあたる。
学部(外国語学部(Faculty of Foreign Studies))は、7課程26専攻を設置。専攻語に加えて人文・社会科学、さらに自然科学(おもに情報科学)を学ぶことができる。大学院(地域文化研究科(Graduate School of Area and Culture Studies))は、博士前期課程(4専攻)と博士後期課程(1専攻)が設置されている。
[編集] 教育および研究
世界中の言語が研究・教育されており、多くの語学専門家が所属している。しかし狭義の外国語学にとらわれず、地域研究にも力点を置き、当該言語圏の政治、経済、社会、文化、習俗などについても重点的に研究を行っている。
[編集] 沿革
[編集] 年表
東京外国語大学の旧制前身校である東京外国語学校は複雑な経緯をたどって設立された(一度廃校を経て復活した)ため3つの設立年代があり、後述のように東京外国語大学はそれぞれを「建学」・「創立」・「独立」と称している。現在の学則により創立年月日とされているのは1897年4月27日(高等商業学校附属外国語学校設立の日)であり、創立記念日も4月27日である(旧制校時代の沿革の詳細については(旧制)を参照)。
- 1684年 天文方(蛮所和解御用)
- 1855年 洋学所
- 1863年 開成所
- 1869年 大学南校に改称
- 1871年 南校に改称
- 1873年 東京外国語学校を一ツ橋通町一番地に開設(建学の年)
- 1874年 英語科が独立して東京英語学校(のちの東京大学予備門、第一高校中学校)となる
- 1884年 所属高等商業学校を設置
- 1885年 8月に仏・独語学科が東京大学予備門に移行、9月に東京外国語学校及び同校所属高等商業学校と東京商業学校(現一橋大学)が東京商業学校として合併、校長は矢野二郎(前東京商業学校校長)、東京外国語学校廃止
- 1896年 第九帝国議会で外国語学校の開設を建議
- 1887年 東京商業学校が高等商業学校に改称
- 1897年 高等商業学校が附属外国語学校設置(創立の年)、7学科(英・仏・独・露・西・清・韓語)設置
- 1899年 高等商業学校附属外国語学校が東京外国語学校と改称され、文部省管轄3官立専門学校の一つとして独立(独立の年)
- 1944年 東京外事専門学校に改称
- 1949年 新制東京外国語大学が発足
- 1949年 アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)を新設
- 2000年 府中市へのキャンパス移転が開始
- 2004年 国立大学法人東京外国語大学が発足
- 2005年 国際学術戦略本部(OFIAS)を新設
- 2006年 国際交流会館2号館が竣工
[編集] 基礎データ
[編集] 所在地
[編集] 象徴
[編集] 校章
校章は1899年に制定された。意匠は、中央の炬火と両脇の羽翼を組み合わせたもので、炬火には「L」の文字が巻きついている。炬火は「光は世を照らす」ことを、「L」はラテン語の「Lingua(言語の意)」を意味し、羽翼はその頃に設けられていた8語学科を表しているとされる。
また、2004年の国立大学法人化を機に、新たにロゴマークを公募し、制定している。
[編集] 教育および研究
[編集] 組織
[編集] 学部
- 外国語学部
- 1・2年次では7課程の26言語の1つを専攻語とし、専攻語の学習を基本に専攻語地域の文化・社会に関する基礎知識を学ぶ。3年次になると「言語・情報コース」「総合文化コース」「地域国際コース」の3つの履修コースから自らの所属コースを決定し、3・4年次において履修する。
[編集] 大学院
[編集] 附属機関
- アジア・アフリカ言語文化研究所(ILCAA、AA研)
- 情報資源利用研究センター(IRC)
- フィールドサイエンス研究企画センター(FSC)
- 中東研究日本センター(JaCMES)
- 留学生日本語教育センター(JLC)
- 附属図書館
- 総合情報コラボレーションセンター
- 保健管理センター
- 海外事情研究所
- 語学研究所
- 総合文化研究所
- 多言語・多文化教育研究センター
- 国際環境法研究センター
- 国際学術戦略本部(OFIAS)
- 事務局
[編集] 研究
[編集] 21世紀COEプログラム
- 採択2件
- 2002年度
- 人文科学
- 言語運用を基礎とする言語情報学拠点
- 学際・複合・新領域
- 史資料ハブ地域文化研究拠点
[編集] 世界を対象としたニーズ対応型地域研究推進事業
- 採択2件
- 2006年度
- 研究領域2 地域のアイデンティティーの解明 -相互理解を深めるために-
- 中東とアジアをつなぐ新たな地域概念・共生関係の模索(中東)
- 東南アジアのイスラーム:トランスナショナルな連関と地域固有性の動態(東南アジア)
[編集] その他
国際学術戦略本部(OFIAS)は、2005年度に文部科学省の大学国際戦略本部強化事業に採択されている。
[編集] 教育
- 特色ある大学教育支援プログラム
- 26言語情報リテラシー教育プログラム(2003年採択)
- 生きた言語取得のための26言語・語劇支援(2005年採択)
- 現代的教育ニーズ取組支援プログラム
- 在日外国人生徒への学習支援活動(2005年採択)
- e−日本語−インターネットで拡げる日本語の世界−(2005年度採択)
- 「魅力ある大学院教育」イニシアティブ
- 多言語社会に貢献する言語教育学研究者養成プログラム(2005年度採択)
- 大学教育の国際化推進プログラム
[編集] 学生生活
[編集] 外語祭
学園祭は「外語祭」と呼ばれ、毎年11月下旬に開催される。各サークルなどが発表や出展を行う。各専攻語の1年生はキャンパス中央広場でそれぞれの専攻語が使用されている国や地域の料理を振る舞う「料理店」の出店を行い、2年生以上の学生は専攻語で外国語劇「語劇」の上演を行っている。ただし、ポルトガル語専攻のみ、逆というのが慣習になっている。語劇は「生きた言語取得のための26言語・語劇支援」プログラムとして、2005年度文部科学省特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)に採択された。
[編集] スポーツ
- 硬式野球部は東京新大学野球連盟に加盟している。
- 大阪外国語大学とは毎年10月に定期競技大会が行われる。
- ボートについて、筑波大学、東京海洋大学、東京工業大学及び防衛大学との間で五大学レガッタが毎年春に開催されている。
[編集] 大学関係者と組織
[編集] 大学関係者組織
[編集] 大学関係者一覧
[編集] 施設
[編集] キャンパス
[編集] 府中キャンパス
- 使用学部:外国語学部(研究講義棟)
- 使用研究科:地域文化研究科(研究講義棟)
- 使用附属施設:総合情報コラボレーションセンター、海外事情研究所、語学研究所、総合文化研究所、多言語・多文化教育研究センター、国際環境法センター(以上研究講義棟)、附属図書館、アジア・アフリカ言語文化研究所、留学生日本語教育センター、国際交流会館(1号館、2号館)、保健管理センター、事務局・国際学術戦略本部(本部管理棟)
- 最寄り駅:西武多摩川線多磨駅徒歩5分、京王線飛田給駅徒歩20分
2000年にそれまでの西ヶ原キャンパスに替わって旧関東村の跡地に完成したキャンパスには大学の施設の大半が集約されている。
[編集] 対外関係
[編集] 他大学との協定
[編集] 国内の大学
[編集] 四大学連合
2001年3月に一橋大学、東京工業大学、東京医科歯科大学との間に四大学連合憲章が締結された。ただし、これは大学の統合を目指すものではない。また、四大学連合の各大学に附置されている研究所による所長懇談会も設置されている。
- 四大学連合
- 四大学連合附置研究所所長懇談会
- 東京医科歯科大学生体材料工学研究所
- 東京医科歯科大学難治疾患研究所
- 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
- 東京工業大学資源化学研究所
- 東京工業大学精密工学研究所
- 東京工業大学応用セラミックス研究所
- 東京工業大学原子炉工学研究所
- 一橋大学経済研究所
[編集] 全国外大学長会議
日本にある「外国語(外語)大学」と名のついた大学の学長による会議。1997年に東京外国語大学の当時の中嶋嶺雄学長の呼びかけにより開催され、それ以来、年に一度のペースで開催されている。
[編集] その他
2000年10月に行われた北区西ヶ原から府中市朝日町へのキャンパス移転に伴い、多摩地区国立5大学(東京外国語大学、東京学芸大学、東京農工大学、電気通信大学、一橋大学)間での単位互換制度を導入したほか、国際基督教大学などの周辺私立大と協定を結ぶなどしている。
- 多摩地区国立5大学(単位互換制度や図書館相互利用協定などが締結されている)
- 多摩地区大学協定
- 津田塾大学
- 電気通信大学
- 東京学芸大学
- 東京農工大学
- 一橋大学
- EUIJ(EUインスティテュート東京コンソーシアム)
- 国際基督教大学
- 津田塾大学
- 一橋大学
- 教育・研究交流に関する協定を締結した大学
[編集] 海外の大学
35ヶ国1地域の78大学・研究機関等と研究や教育の分野で提携を行っている。 また、30ヶ国1地域の58大学・研究機関とは学生交流協定を締結し、毎年これらの大学などに1年以内の派遣学生として学生を送り出している。そして、協定校からは1年以内の短期留学生として学生を受け入れている。
[編集] その他
[編集] 連携講座(地域文化研究科)
[編集] 公式サイト
この項目は、ウィキプロジェクト 大学のテンプレートを使用しています。