東海ラジオ ガッツナイター
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東海ラジオ ガッツナイター(とうかい-)は東海ラジオのプロ野球ナイター中継番組。中日ドラゴンズの試合が中心。2004年度・2005年度は「東海ラジオ ドラゴンズ・ガッツナイター」と称していた。
一時期実況・ベンチレポーター等にタレントを起用した事もあった。ホームゲームはラッキー7の7回裏攻撃前にCMを流さず、燃えよドラゴンズを生放送している。
2005年4月13日には当番組の放送30周年記念特別興業として中日vs広島の試合を豊橋市民球場にて開催(豊橋市民球場での試合自体は、2004年から毎年1試合公式戦を開催)。
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[編集] 番組名の由来
[編集] デーゲーム・月曜ナイター・日本シリーズにおける中継タイトル
- デーゲーム・月曜ナイターにおいては、東海ラジオ ドラゴンズスペシャルとして放送。ただし、デーゲームが延長しナイター前座番組ガッツナイター最前線として放送。さらにナイターまでずれ込む場合、東海ラジオガッツナイターとして放送。
- 2007年春の番組改編により、デーゲーム・月曜ナイターはすべて東海ラジオ ガッツナイタースペシャルに統一することが決定した。
- リーグ優勝が決定するまで放送するが、その際、以前はドラゴンズスペシャルとして放送していたが、2006年度は東海ラジオ ガッツナイタースペシャルとして放送した。なおこのタイトルは、日本シリーズ終了時まで使用した。
[編集] 放送時間
- 17:57~21:00が原則。中日戦についてはデーゲームを含め、試合終了まで放送するが、中日戦以外は、土・日曜は22:00終了、平日も延長戦は放送しない。
- 放送が早終了した場合の埋め合わせ番組としてHit's Today等を21:40(土・日曜は22:00)まで放送、逆に放送が延長した場合は、Hit's Today、流石の源石(第9部)等を中止にして、それ以降の番組を繰り下げて放送する。
- 平日試合延長の場合はスポンサーのある「STOP THE SMAP」のみ繰り下げ、平日の生放送番組「東貴博のヤンピース!」は、放送時間短縮(飛び乗り)して対応するため24:00以降の番組の繰り下げはない。
- 前座番組「ガッツナイター最前線」(火曜~金曜17:45-17:57(セ・リーグ公式戦のない月曜だけ-18:10)
- デーゲーム中継の場合、ワイド生番組は時間短縮、休止し、一部の録音制作番組は曜日・時間を変更して放送する。
[編集] テーマソング
- ウィーンはいつもウィーン(演奏のみ。これは朝日放送でも一時期使われていた。)
[編集] タイトルコール・ジングルについて
- タイトルコール
- 「東海ラジオ ドラゴンズガッツナイター」時代を除き、ここ数年は同じタイトルコールの音声を使用している。
- ドラゴンズガッツナイター時代は、タイロン・ウッズ選手の声を使用したタイトルコールが使用されていた(但し、10試合の出場停止処分中を除く。)
- ジングル
- ジングルもドラゴンズガッツナイター時代を除き、ここ数年は同じジングルを使用いたが、2005年・2007年はタイロン・ウッズ選手の声を使用したジングルが、使用されている。
[編集] 解説者
レギュラーでの出演
- 稲葉光雄(テレビ愛知解説者兼)
- 藤波行雄(三重テレビ放送・東海テレビ放送・J SPORTS解説者兼)
- 福田功(J SPORTS解説者兼)
- 鈴木孝政(東海テレビ放送解説者兼)
- 川又米利(中京テレビ放送・J SPORTS解説者兼)
- 鹿島忠(元東北楽天ゴールデンイーグルスコーチ。2007年より復帰。東海テレビ放送・解説者兼)
不定期での出演
- 権藤博
- 黒江透修(J SPORTS解説者兼。横浜ベイスターズ、東京ヤクルトスワローズなど関東地方のチームのホーム戦での自社制作で登場することが多い。)
- 谷沢健一(フジテレビジョン・東海テレビ放送解説者兼)
[編集] 過去の解説者
- 古葉竹識(2006年から復帰したが、東京国際大学監督が決定したため1年間の出演となった。事情によりアドバイザーとなっている)
- 河村保彦(現・中日スポーツ解説者)
- 上川誠二(現・東北楽天ゴールデンイーグルスコーチ)
- 平野謙(現北海道日本ハムファイターズコーチ)
- 宇野勝(現中日ドラゴンズのコーチ、落合監督就任1年目から担当。)
- 落合博満(現中日ドラゴンズ監督、ゲスト解説者として登場していた。)
- 大島康徳(ゲスト解説者として登場していた)
[編集] 実況アナウンサー・ベンチリポート・ベースボールデスク
[編集] 過去の実況・ベンチ担当アナウンサー
[編集] ネットワーク・放送体制
- NRN系列で、関東地区は月~金曜ニッポン放送、土・日曜文化放送。近畿地区は火~木曜毎日放送、月・金曜朝日放送、土・日曜ラジオ大阪。福岡地区はKBC九州朝日放送、北海道地区はSTVラジオ、宮城地区はTBC東北放送、広島地区はRCC中国放送(JRNとクロスネットであるRCCおよびTBCへの供給は水~金のみ、但し、火、土、日でもRCCおよびTBC制作・実況で「ガッツナイター」を放送する。)とそれぞれネットを組む。(なお月曜日はセ・リーグ公式戦のある日のみ放送)、なお、NRN系列であることから、ヤクルトスワローズ主催ゲームは、ドラゴンズ戦もニッポン放送・文化放送の制作で「ガッツナイター」のみの独占中継になる。(放送権の関係でライバル局の中部日本放送では放送できない。)なおビジターの巨人戦に関しては、NRNの全国中継(主に平日のニッポン放送制作)のカードにならない場合を除き放送できないこともあった(その時はNRN全国中継の試合(主にヤクルト戦)を中継していた。これは、2001年までニッポン放送がCBCへ当時NRN独占だった横浜対中日戦を裏送りしていたため、東海ラジオとCBCのビジターゲームの中継本数のバランスを取るために行われた措置と思われる)が、近年はビジターの巨人戦にかかわらずすべてのドラゴンズ戦を放送できる体制になっている。但し、CBCとの兼ね合いからか現在に至るまでビジターの巨人戦の自社制作を見送っている(2006年のセリーグ優勝時は、自社制作はできず、ニッポン放送制作を放送した)。
- ビジターゲームについては、平日は上記のネット受けが基本である(一部自社制作での中継もある)が、土日のデーゲームでの試合は基本的には自社制作で中継を行う(一部ネット受けでの中継があり、その場合の対ヤクルト戦はニッポン放送もしくは文化放送制作での中継となることがある、それ以外は上記のネット受けでの中継となる)。
- 日本シリーズについては西暦偶数年(セ本拠地から始まる年)は奇数試合(1,3,5,7戦)はニッポン放送、偶数試合(2,4,6戦)は文化放送、西暦奇数年(パ本拠地から始まる年)は奇数試合(1,3,5,7戦)は文化放送、偶数試合(2,4,6戦)はニッポン放送とネットワークを結ぶが、ドラゴンズ出場時のみ放送する。
- 他局でもよくある方法だが、東海ラジオの場合、ビジターゲーム・北陸地方開催を除く遠征ゲーム(特に2日間開催)中継の自社制作において、それぞれ交互で、実況・リポートを担当するアナウンサー2名,解説者1名の布陣で行うことがある。
- 2006年までの自社制作のデーゲーム中継(東海ラジオ ドラゴンズスペシャル)のオープニングでは、普段のナイター中継のときと異なり、スタジオのアナウンサーが提供読みなどの作業を行うのではなく、専用ジングルが流れたとともに、いきなり実況アナウンサーが登場していた。これは、デーゲーム中継の場合、番組編成の都合上、試合開始前から放送できないことが原因だと思われる。
- 2007年のデーゲーム中継については、ベースボールデスクがスタジオでスタンバイするため、オープニング→CM→試合中継開始 となってる。
[編集] ベースボールデスク
2007年のドラゴンズ戦中継において、東海ラジオ本社スタジオに、「ベースボールデスク」の名称でスポーツアナウンサーを1人配置させ、イニング間に以下のような情報・番組企画を届けることになった(2006年度までは宿直担当アナウンサー等が、スタジオ全般を担当していた。なおベースボールデスクができてからも、ドラゴンズ戦以外の中継においてのスタジオ担当全般及び、ドラゴンズ戦においての交通情報・天気予報は担当している。)
- スポーツニュース
- ドラゴンズファーム(2軍)情報
- 名古屋グランパスエイト試合速報(但し、ガッツナイター・ガッツナイター中継中に試合が行われている場合のみ)
- ガッツナイター イエス・ノークイズ(ドラゴンズ戦中継中、随時。試合中に正解を寄せてもらうので、締め切りに注意が必要。抽選で、孝介カレー・5パックを1名にプレゼント。)
- ナゴヤドーム開場10周年クイズ(ドラゴンズ戦中継時のみ、試合の中盤にクイズを出題。はがきのみの応募。正解者の中から、抽選でドラゴンズ戦チケットがプレゼント。ただし当選者の発表はない。)
- 立浪和義選手への一問一答(ナゴヤドームで録音された場内アナウンスとともにスタート。ベースボールデスクが、その日の質問を立浪選手に投げかけ、事前に録音された音声が放送される。このコーナーでは、かつて立浪選手の登場曲に使用されていた、「翼の折れたエンジェル」がバックに流れている。)
- 今日のハイライト(中継日のドラゴンズ戦で、もっとも印象的だったプレー・試合状況等の実況音声を放送。ドラゴンズが勝つと明るい曲とともに放送され、負けると暗い曲とともに放送される傾向にある。)
[編集] その他
- 平日の人気ワイド番組「宮地佑紀生の聞いてみや~ち」内のコーナー「ドラゴンズ情報」(15時5分ごろ)では、ナイターシーズン:ドラゴンズの動き等をリポート(その際の担当はナゴヤドームで試合がある場合は場内でスタメン発表を担当するアナウンサーが担当する、実際はもう一人担当のアナがいるのだが、それは今日のガッツナイターの中継内でドラゴンズ情報を担当するアナウンサー)及びガッツナイターの中継カード・解説・実況アナウンサー紹介 シーズンオフのドラゴンズの動き等をリポート、オフ番組(現在は、ガッツナイタープラス)の放送のお知らせ及び、解説者が一週間出演することもある)を放送しているコーナーがある。
- 2007年4月の番組編成により、15時頃から毎日番組内で、ドラゴンズの情報をリポートすることになった。
- 2006年度までは、朝の情報番組に設けられたドラゴンズ情報でもリポートを担当していた。
- 番組内では、FAX・メールで随時応援メッセージを募集する(なおドラゴンズ戦中継のみ)。なおリスナープレゼントとしては、年度ごとによって異なるが、主にクイズを出題したり、ホームランが出るごとにプレゼントを抽選でプレゼントするという企画がある。
- ナイター中継の場合、18時台には交通情報(本社スタジオからアナウンサーが伝える。提供:若鯱家)、5回終了時に、本社スタジオからの天気予報を伝える。
- 毎年シーズンオフに、今年のドラゴンズ選手の中で最も活躍した選手などを表彰したりする「東海ラジオガッツナイター感謝の夕べ」が名古屋市内のホテルにて催される。なおこの話題は、東海ラジオのオフ番組でリポートされたり、翌朝の中日スポーツにこの話題の記事が載る。
- 優勝が近づくと、いつものタイトルコールと異なるバージョンが登場し、優勝ムードを盛り上げる。
- 2006年のシリーズ優勝時は、自社制作での優勝を中継することができなかった。これは、放送権の兼ね合いである。
- 東海ラジオで1974年から放送してきたガッツナイターの実況名場面を集めた”ガッツナイター名場面集”をCommuf@Radioで公開している。基本的にホームゲーム(ナゴヤ球場→ナゴヤドーム)で東海ラジオ制作のものが中心となるが、2006年の優勝決定の試合が東京ドームでニッポン放送制作(実況:師岡正雄アナウンサー)のものなど、一部の例外がある。
- 他球場の速報情報を伝える場合は、NRN系列なので、共通の効果音を流し放送する(2007年からのスポーツニュース等の情報は、イニング間に登場するベースボールデスクの担当となった。)。
- ガッツナイター独自のキャラクターとして、ガッツ君が2004年ごろから登場した。
- ガッツ君は、野球ボールから実況マイクのような手と実況マイクが目印。シーズン中のホームページ・新聞広告で徐々に使用されている。
- 2006年リーグ優勝時には、リスナーからのお祝いメッセージを専用の電話回線を用意し募集,その中からいくつかを自社制作のワイド番組内で放送した。
- ナイター中継が早く終了した場合に限り、名古屋グランパスエイトのホーム戦のナイトゲームを生中継することがある。
- 試合の中で活躍したドラゴンズの選手に、「殊勲賞」・「敢闘賞」の各賞がガッツナイター及びガッツナイタースペシャル提供スポンサーから送られている(ナゴヤドームでは、試合開始前に場内アナウンスにより、スポンサーを読み上げた上で、紹介されている)。
- 2007年のガッツナイターでは、立浪和義選手を応援しているらしく、立浪選手自身もかかわり、様々な形で登場している(番組CMなど)。また、ナゴヤドーム開場10周年ということもあってナゴヤドームクイズも開催されている。
- 8回か9回イニング間のどちらかに、テーマに基づいて、立浪和義選手に対しての一問一答を放送している(一問一答は事前に収録)。
[編集] CMについて
- 毎年多くの地元企業・大手有名企業がスポンサーとして名を連ね、CMを放送する。(基本的にNRN系列で提供している共通スポンサーが多いが、一部の大手有名企業は提供していないスポンサーもある)
- なおデーゲーム・月曜ナイターなど(東海ラジオ ガッツナイタースペシャル)の場合は、スポンサーのほかに、通常の番組内で放送している企業等のCMが流されるほか、イベント告知等のCMが流れることがある。なおデーゲーム中継の場合、延長等でガッツナイター最前線にずれ込む場合、CMのみ流す。
[編集] 関連項目
- ドラゴンズNo.1ジョッキー・・シーズンオフ番組
- ガッツナイタープラス・・2006年からスタートした、平日のシーズンオフ番組
- 2COOL!・・シーズンオフに、平日の同時間帯に放送されているワイド番組
- ニッポン放送ショウアップナイター
- 文化放送ホームランナイター
- ABCフレッシュアップベースボール
- MBSタイガースナイター
- ラジオ大阪ドラマティックナイター
- RCCカープナイター
- BASEBALL SPECIAL~野球道~
- 三重テレビナイター
[編集] 外部リンク
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