矢板駅
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矢板駅(やいたえき)は、栃木県矢板市扇町一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)宇都宮線(東北本線)の駅である。日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅である矢板オフレールステーション(矢板ORS)を併設する。
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[編集] 駅構造
単式、島式ホーム2面3線の地上駅である。
駅内には売店(キヨスク)がある。
[編集] のりば
1 | ■宇都宮線(東北本線) | 那須塩原・黒磯方面 |
2 | ■宇都宮線(東北本線) | (待避線) |
3 | ■宇都宮線(東北本線) | 宇都宮・大宮・上野方面 |
2番線の列車は18時16発の黒磯行きが使用。
[編集] 利用状況
2005年度の1日平均乗車人員は3,004人である。
[編集] 矢板オフレールステーション
JR貨物の貨物駅で、旅客駅の東側にある。「矢板オフレールステーション」は営業上の名称であり、正式名称は矢板駅のままである。
- 取扱貨物は、コンテナ貨物。12ftコンテナのみを取り扱う。
- 貨物列車の発着は無く、宇都宮貨物ターミナル駅との間に1日4往復のトラック便が設定されている。
- 太平洋セメント矢板サービスステーションへの専用線があり、セメント輸送貨物列車が運行され、それにコンテナ車を連結してのコンテナ輸送も行っていたが、2006年に廃止された。その後しばらく貨物列車・トラック便の発着がなくなっていたが、2007年よりトラック便の運行が開始された。
- 2000年頃まで、日本たばこ産業矢板倉庫への専用線もあり、コンテナを取り扱っていた。
[編集] 路線バス
- 市内路線
- 時刻表については 矢板市営バス時刻表 を参照
- 矢板駅-泉-上伊佐野小(終点にて那須塩原市営バスとの接続あり。時刻表)
- 矢板駅-泉-兵庫畑
- 矢板駅-片岡駅-コリーナ矢板
- 矢板駅-やすらぎ・さわ前
- 矢板駅-下安沢
- 矢板駅-矢板高校
- 市外路線
- 時刻表については しおや交通バス時刻表 を参照
- 矢板駅-(矢板高校:一部)-玉生-西船生
- 矢板駅- 塩谷病院 - 高塩 - 塩谷高校
[編集] 駅周辺
駅本屋は線路の西側にあり、古くからの市街地は西側に存在するが、近年は東側の開発が進んでいる。 駅東口へのアクセスは、一旦、駅舎(改札)を出てから直ぐ南側に有る誇線橋を利用する。
[編集] 駅西側
[編集] 駅東側
[編集] 歴史
- 1886年(明治29年)10月1日 - 日本鉄道 宇都宮駅~西那須野駅間開通と同時に開業。
- 1906年(明治39年)11月1日 - 日本鉄道の国有化により国鉄の駅となる。
- 1929年(昭和4年)10月22日 - 下野電気鉄道 天頂駅~当駅間開通。
- 1943年(昭和18年)5月1日 - 東武鉄道が下野電気鉄道を買収、同社の矢板線となる。
- 1959年(昭和34年)6月30日 - 東武矢板線廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本・JR貨物の駅となる。
- 2006年(平成18年) 3月18日 - 貨物列車の発着が無くなる。
- 2007年(平成19年)3月18日 - トラック便の運行開始。
昭和20年代から30年代にかけて、戦災復興の東京へ向けて高原山周辺より大量の木材が集められ当駅より積み出された。東武矢板線沿線、及び矢板駅周辺には大きな製材所が多数立地していた。