豊栄駅
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豊栄駅(とよさかえき)は、新潟県新潟市北区白新町一丁目にある東日本旅客鉄道(JR東日本)白新線の駅。
新潟市北区の中心地、豊栄地区の中心駅であるこの駅は、“豊かに栄える”という駅名が縁起が良いとして、全国的にも知られる。特急「いなほ」をはじめ、全ての旅客列車が停車する(一部の臨時列車を除く)。
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[編集] 駅構造
- 自由通路を有する橋上駅。みどりの窓口設置の有人駅(社員配置駅)となっている。
- ホームは相対式1面1線、島式1面2線の計2面3線(下記ホーム配置は南から順に)。
- 白新線の単線区間の駅構内は全駅一線スルー方式となっており、この駅の場合は上下とも1番線からの発着が基本。貨物列車などの通過列車も1番線を使用する。
1 | ■白新線(下り) | 新発田・村上・酒田方面 |
■白新線(上り) | 新潟・吉田方面 | |
2・3 | ■白新線(下り) | 新発田・村上・酒田方面 |
■白新線(上り) | 新潟・吉田方面 ※3番線は主に新潟方面への折り返し列車が発着 |
- 自動改札機が3通路設置されており、全通路でSuicaが利用できる。
- 駅舎内にはみどりの窓口、券売機の他、コンビニエンスストア(ヤマザキショップ。新潟市などによる第三セクター「まちづくり豊栄」運営による)、自動販売機、待合室(改札内)、トイレ(改札内。多機能トイレあり)などがある。バリアフリー対策として、改札口正面には音声案内装置を備えた周辺地図が設けられている他、南北双方のエントランスと両ホームにはエレベーターとエスカレーター、誘導チャイムが設けられている。尚、改札外のトイレは南口駅前と北口エントランス部(多機能トイレあり)に設けられている。
- 白新線は新潟~豊栄間が昼間20分間隔で運転されており、毎時1本ずつがこの駅で新潟方面へ折り返している。尚、豊栄以遠の豊栄~新発田間は終日約20~60分間隔での運転となっている。
[編集] 利用状況
- 1日平均の乗車人員 3,184人(2005年度)
[編集] バス
豊栄駅からは新潟交通の路線バスが運行されており、南北それぞれに停留所が設けられている。南口からは新潟交通が運行する路線バスが、北口からは市が運営し新潟交通が運行を受託するコミュニティバス「区バス」が発着する。
[編集] 駅周辺
[編集] 南口側
元々のエントランスである南口側は、新潟市豊栄地区の中心地。旧北蒲原郡葛塚町時代からの旧市街地で、公共施設などが多く立地する。タクシーはロータリー内に終日常駐している。
- 新潟県道26号新発田豊栄線
- 殖産銀行 豊栄支店
- 新潟市 豊栄支所
- 豊栄郵便局
- 第四銀行 豊栄支店
- 北越銀行 豊栄支店
- 新潟市豊栄図書館
- 新潟市豊栄博物館
- 福島潟
- 月岡温泉・・・シャトルバスで約25分、タクシーで約15分
[編集] 北口側
北口側は新興住宅地。1970年代から開発が始まり、現在も開発が進められている。橋上駅舎への建替えも、その開発進捗に対応するためのもの。タクシーは概ね列車発着前後のみ待機している。
- 大光銀行 豊栄支店
- 豊栄病院
- ウオロク 豊栄店
- ベイシアスーパーセンター 新潟豊栄店
- 原信 豊栄店
- コメリホームセンター 豊栄店
- 葛塚バスストップ (日本海東北自動車道)
- JRA 新潟競馬場・・・タクシーで約10分。開催日・場外発売日にはバス運行あり(バスは南口発着)
- 新潟医療福祉大学・・・タクシーで約15分
[編集] 歴史
- 1952年12月23日 白新線・新発田~葛塚間開通の際に開設。開業当初の駅名は当時の自治体名である葛塚駅(くずつかえき)。
- 1955年3月30日 市町村合併により、住所が北蒲原郡葛塚町から北蒲原郡豊栄町へ。
- 1956年4月15日 白新線・葛塚~上沼垂信号場間が開通し全通。
- 1975年6月3日 跨線橋を供用開始。
- 1976年4月1日 現駅名に改称。
- 1997年3月22日 同日のダイヤ改正より、特急「いなほ」の一部列車が停車。
- 2004年3月13日 同日のダイヤ改正より、快速「きらきらうえつ」が停車。
- 2004年12月4日 橋上化工事に伴い仮駅舎開設。同時に自動改札機が導入された。
- 2006年1月21日 新潟都市圏でSuicaのサービスを開始。
- 2006年3月25日 橋上駅舎の使用を開始し、北口を新設。同年4月、北口駅前広場が完工。
[編集] 橋上駅舎への改築
白新線開業以来、豊栄駅は市街地側に面した南側をエントランスとしてきたが、1970年代から駅北側の宅地開発が急速に進捗したことから、次第に駅南北の往来に支障をきたし始めた。駅東側には線路南北をアンダーパスする市道が通っていたが、高さ・幅員とも小さく、次第に増加する通行量を処理しきれなくなった事から、1991年に歩道を併設したアンダーパスが新たに開通した。また駅周辺には踏切が元々少なかった上、安全性に問題のある小規模な踏切(特に警報機・遮断機が不備なもの)が次々と廃止された事もあり、非常に不便であったため、市民からはかねてより「北口を開設してほしい」という意見が数多く寄せられていた。また豊栄駅の駅舎自体も、開業時のものを幾度か改修しながら使用し続けていたが、築半世紀を越えて老朽化が著しい上、全体的に狭隘であったため、近年の乗降客増加に対応しきれない状況が続いていた。
このため旧豊栄市とJR東日本は、駅舎を自由通路を内包する橋上駅舎として改築する事を決定。2004年秋から改築工事に着手、2006年3月25日にオープンした。現駅舎はエレベーター、エスカレーター、多機能トイレなどを備えた、バリアフリーを考慮した構造に設計されている。駅内の自由通路は自転車も通行できる他、新潟市の第三セクターが運営するコンビニエンスストアも設けられている。駅舎完成後は引き続き南北双方の駅前広場の整備が行われている。