近鉄蟹江駅
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近鉄蟹江駅(きんてつかにええき)は、愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字チの割にある近畿日本鉄道名古屋線の駅。
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[編集] 駅構造
島式2面4線のホームを持つ、待避可能な地平駅。駅舎は線路北側桑名寄りにあり、各ホームへは構内踏切で連絡している。ホーム有効長は6両。名古屋方面は全て、四日市方面は改札寄り4両分に上屋がある。名古屋方面の端2両分の上屋は新築され、新型の駅名標が取り付けられ、場所によって3種類(旧式・新型平仮名なし・新型平仮名つき)のフォントが見られる珍しい状態となっている。
近鉄名古屋駅に近い事もあり、急行停車駅としては極めて珍しく列車案内板は設置されていなかったが、2006年9月に新設された。(但し他の駅から移設させてきたと思われる旧式のものが使われている。五十鈴川駅などで見かけるものである。)
余談だが、準急が急行に抜かれる場合、両ホーム共に「名古屋までとまりません」表示となる。
- のりば
- 四日市・大阪・賢島方面(待避線)
- 四日市・大阪・賢島方面(本線)
- 名古屋行き(本線)
- 名古屋行き(待避線)
[編集] 特徴
- 急行・準急停車駅。但し準急はここから近鉄四日市まで各駅に停車する。
- 夕方ラッシュまでは普通と急行の連絡が行われる。ただし、一部の名古屋方面の準急列車は急行に抜かされることがあり、普通と思って乗り込む(方向幕と列車案内板の表示を確認すること)と途中の駅には止まらないので注意が必要。
- 自動改札機設置駅(但しスルッとKANSAIやJスルーカードには対応していない)。2006年9月より新型の改札機に更新。
- 特急券及び定期券の購入が可能。
[編集] 利用状況
- 主として通学・通勤用に利用される。
- 近鉄蟹江駅の利用状況の変遷を下表に示す。
- 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
- 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
- 2005年11月8日の調査結果によると、1日の利用客は13106人。この数字は…
- 近鉄の全調査対象駅(323駅)中、57位。
- 名古屋線の駅(44駅、他線接続駅含む)の中では、7位。
- 愛知県内の近鉄の駅(11駅)の中では、近鉄名古屋駅に次いで2位。
- 2005年11月8日の調査結果によると、1日の利用客は13106人。この数字は…
- 表中、最高値を赤色の枠で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色の枠で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色の枠で囲んで表記している。
年 度 | 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 | 乗降人員調査結果 人/日 | 特 記 事 項 | ||||
通勤定期 | 通学定期 | 定期外 | 合計 | 調査日 | 調査結果 | ||
1978年(昭和53年) | 1,742,820 | ←←←← | 958,510 | 2,701,330 | |||
1979年(昭和54年) | 1,810,740 | ←←←← | 976,902 | 2,787,642 | |||
1980年(昭和55年) | 1,871,730 | ←←←← | 998,562 | 2,870,292 | |||
1981年(昭和56年) | 1,974,330 | ←←←← | 975,397 | 2,949,727 | |||
1982年(昭和57年) | 1,943,670 | ←←←← | 956,437 | 2,900,107 | 11月16日 | 13,673 | |
1983年(昭和58年) | 1,995,600 | ←←←← | 961,740 | 2,957,340 | 11月8日 | 14,433 | |
1984年(昭和59年) | 2,028,450 | ←←←← | 930,501 | 2,958,951 | 11月6日 | 14,347 | |
1985年(昭和60年) | 2,047,680 | ←←←← | 936,603 | 2,984,283 | 11月12日 | 14,367 | |
1986年(昭和61年) | 2,126,190 | ←←←← | 951,832 | 3,078,022 | 11月11日 | 14,470 | |
1987年(昭和62年) | 2,125,650 | ←←←← | 948,335 | 3,073,985 | 11月10日 | 14,867 | |
1988年(昭和63年) | 2,090,760 | ←←←← | 982,701 | 3,073,461 | 11月8日 | 14,408 | |
1989年(平成元年) | 2,064,570 | ←←←← | 955,060 | 3,019,630 | 11月14日 | 14,527 | |
1990年(平成2年) | 2,073,720 | ←←←← | 982,959 | 3,056,679 | 11月6日 | 14,836 | |
1991年(平成3年) | 2,117,190 | ←←←← | 1,011,701 | 3,128,891 | |||
1992年(平成4年) | 2,071,410 | ←←←← | 975,915 | 3,047,325 | 11月10日 | 14,586 | |
1993年(平成5年) | 1,981,170 | ←←←← | 948,654 | 2,929,824 | |||
1994年(平成6年) | 1,929,480 | ←←←← | 911,060 | 2,840,540 | |||
1995年(平成7年) | 1,895,880 | ←←←← | 902,544 | 2,798,424 | 12月5日 | 13,943 | |
1996年(平成8年) | 1,819,560 | ←←←← | 873,876 | 2,693,436 | |||
1997年(平成9年) | 1,759,740 | ←←←← | 857,766 | 2,617,506 | |||
1998年(平成10年) | 1,713,780 | ←←←← | 840,594 | 2,554,374 | |||
1999年(平成11年) | 1,669,710 | ←←←← | 864,789 | 2,534,499 | |||
2000年(平成12年) | 1,651,800 | ←←←← | 854,295 | 2,506,095 | |||
2001年(平成13年) | 1,611,600 | ←←←← | 845,028 | 2,456,628 | |||
2002年(平成14年) | 1,631,730 | ←←←← | 877,031 | 2,508,761 | |||
2003年(平成15年) | 1,654,740 | ←←←← | 887,532 | 2,542,272 | |||
2004年(平成16年) | ←←←← | ||||||
2005年(平成17年) | ←←←← | 11月8日 | 13,106 | ||||
2006年(平成18年) | ←←←← |
[編集] 駅周辺
- 蟹江町役場
- 蟹江郵便局
- 蟹江町立蟹江小学校
- 蟹江町立蟹江中学校
[編集] 路線バス
[編集] 歴史
- 1938年(昭和13年)6月26日 関西急行電鉄名古屋~桑名間開通時に開業。
- 1940年(昭和15年)1月1日 参宮急行電鉄が関西急行電鉄を合併。参宮急行電鉄の駅となる。
- 1941年(昭和16年)3月15日 大阪電気軌道が参宮急行電鉄を合併、関西急行鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日 関西急行鉄道が南海鉄道(現在の南海電気鉄道の前身)を合併。近畿日本鉄道の駅となる。
- 2002年(平成14年)3月20日 急行停車駅に昇格。
- 2007年(平成19年)4月1日 PiTaPa使用開始。