青葉賞
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青葉賞 | |
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距離 | 芝2400m |
開催地 | 東京競馬場 |
グレード | JpnII |
条件 | 3歳牡・牝 |
1着賞金 | 5,400万円 |
負担重量 | 牡馬 56kg、牝馬 54kg |
創設 | 1984年4月28日 |
青葉賞(あおばしょう)は、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場の芝2400mで施行する競馬の重賞(JpnII)競走である。正式名称はテレビ東京杯青葉賞(ダービートライアル)、テレビ東京が優勝杯を提供している。競走名は繁栄を意味する青葉から。
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[編集] 概要
1984年にクラシック競走である東京優駿(日本ダービー)の前哨戦として東京競馬場の芝2400mの4歳(現3歳)限定の定量のダービー指定オープン特別競走、青葉賞として施行したのが始まり。上位3着までに入賞した内国産の牡馬・牝馬のみに東京優駿(日本ダービー)の優先出走権が与えられた。
1991年からは優先出走権を上位2着までの入賞馬に縮小、1994年からはテレビ東京に優勝杯の提供を受けたのを機に、ダービートライアルの重賞競走に昇格、GIIIに格付け、再び優先出走権が上位3着までの入賞馬に戻され、1995年からは指定競走に指定、地方所属の競走馬も2頭までが出走が可能になり、上位3着までに入賞した場合は同じく、東京優駿(日本ダービー)の優先出走権が与えられるようになった。
2001年からはGIIに昇格、また外国産馬の活躍による出走資格の見直しの一環により、東京優駿(日本ダービー)が外国産馬の出走可能になった事に伴い、混合競走に指定、2003年からは負担重量を馬齢に変更、2005年からは外国産馬にも東京優駿(日本ダービー)の優先出走権が与えられるようになった。
プリンシパルステークス・京都新聞杯と並び東京優駿(日本ダービー)の前哨戦として位置付けられているが、皐月賞からの直行組み及びNHKマイルカップを経由した出走馬が東京優駿(日本ダービー)で好走する傾向がある。本競走からの出走馬は東京優駿(日本ダービー)で苦戦を強いられる場合が非常に多く、1984年のレース創設以来、本競走出走馬が東京優駿を優勝した例は無い。しかし第9回優勝馬シンボリクリスエス、第10回優勝馬ゼンノロブロイが東京優駿(日本ダービー)で2年連続で2着入賞し、さらにその後2頭とも年度代表馬に選ばれる活躍を遂げた事により、本競走のダービートライアルとしての注目度を高める事になった。
出走資格は3歳(旧4歳)限定のJRA所属の競走馬(外国産馬含む)及び地方所属の競走馬(2頭まで)。
負担重量は、馬齢で56キロ、牝馬は54キロである。
総額賞金は、1億350万円で、1着賞金5,400万円、2着賞金2,200万円、3着賞金1,400万円、4着賞金810万円、5着賞金540万円と定められている。
上位3着までに入賞した牡馬・牝馬の競走馬には東京優駿(日本ダービー)の優先出走権が与えられる。
現在の優勝レイの配色は赤色地に黄色文字で、丸文字の書体を使う独特のデザインとなっている。
[編集] 歴史
- 1984年
- 東京競馬場の芝2400mの4歳(現3歳)の定量のダービー指定オープン特別競走として施行。
- 東京優駿(日本ダービー)の優先出走権が上位3着までの内国産の牡馬・牝馬に資格を与える。
- 1991年 - 東京優駿(日本ダービー)への優先出走権が上位2着までの内国産の牡馬・牝馬に縮小。
- 1994年
- テレビ東京から優勝杯の寄贈を受ける。
- 東京競馬場の芝2400mの4歳(現3歳)の定量のダービートライアルの重賞(GIII)競走、青葉賞として創設。
- 東京優駿(日本ダービー)への優先出走権が再び上位3着までの内国産の牡馬・牝馬に戻す。
- 1995年
- 指定競走に指定。
- 東京優駿(日本ダービー)への優先出走権が上位3着までの内国産(地方所属馬含む)の牡馬・牝馬に変更。
- 2001年
- GIIに昇格。
- 混合競走に指定、外国産馬出走枠を2枠設ける。
- 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳」から「3歳」に変更。
- 2003年
- 2005年 - 東京優駿(日本ダービー)への優先出走権が上位3着までの牡馬・牝馬に変更。
- 2007年 - ICSCの勧告に伴う格付け表記の変更により、グレード表記をJpnIIに変更。
[編集] 歴代優勝馬
[編集] オープン特別
施行日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 |
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1984年4月28日 | ラッシュアンドゴー | 牡3 | 2:32.3 | 田原成貴 | 小林稔 |
1985年4月29日 | ハマノキャプテン | 牡3 | 2:31.4 | 郷原洋行 | 中村貢 |
1986年4月29日 | サニーライト | 牡3 | 2:33.0 | 大塚栄三 | 吉野勇 |
1987年5月2日 | チョウカイフリート | 牡3 | 2:27.6 | 菅原泰夫 | 仲住芳雄 |
1988年4月29日 | ガクエンツービート | 牡3 | 2:28.9 | 坂井千明 | 沢峰次 |
1989年4月29日 | サーペンアップ | 牡3 | 2:29.2 | 田村正光 | 梶与四松 |
1990年4月28日 | ビッグマウス | 牡3 | 2:28.2 | 柴田政人 | 高松邦男 |
1991年4月27日 | レオダーバン | 牡3 | 2:27.6 | 岡部幸雄 | 奥平真治 |
1992年5月2日 | ゴールデンゼウス | 牡3 | 2:27.8 | 岡潤一郎 | 安藤正敏 |
1993年5月1日 | ステージチャンプ | 牡3 | 2:27.7 | 蛯名正義 | 矢野進 |
[編集] 重賞格付け以後
回数 | 施行日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 |
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第1回 | 1994年4月30日 | エアダブリン | 牡3 | 2:28.8 | 岡部幸雄 | 伊藤雄二 |
第2回 | 1995年4月29日 | サマーサスピション | 牡3 | 2:25.8 | 田中勝春 | 鈴木康弘 |
第3回 | 1996年5月4日 | マウンテンストーン | 牡3 | 2:28.8 | 高橋明 | 境勝太郎 |
第4回 | 1997年5月3日 | トキオエクセレント | 牡3 | 2:29.2 | 吉田豊 | 高橋裕 |
第5回 | 1998年5月9日 | タヤスアゲイン | 牡3 | 2:27.6 | 柴田善臣 | 山内研二 |
第6回 | 1999年5月8日 | ペインテドブラック | 牡3 | 2:27.4 | 加藤和宏 | 鈴木康弘 |
第7回 | 2000年4月29日 | カーネギーダイアン | 牡3 | 2:28.2 | 藤田伸二 | 松田博資 |
第8回 | 2001年4月28日 | ルゼル | 牡3 | 2:26.9 | 後藤浩輝 | 田村康仁 |
第9回 | 2002年4月27日 | シンボリクリスエス | 牡3 | 2:26.4 | 武豊 | 藤沢和雄 |
第10回 | 2003年5月3日 | ゼンノロブロイ | 牡3 | 2:26.3 | 横山典弘 | 藤沢和雄 |
第11回 | 2004年5月1日 | ハイアーゲーム | 牡3 | 2:24.1 | 蛯名正義 | 大久保洋吉 |
第12回 | 2005年4月30日 | ダンツキッチョウ | 牡3 | 2:26.9 | 藤田伸二 | 山内研二 |
第13回 | 2006年4月29日 | アドマイヤメイン | 牡3 | 2:25.3 | 武豊 | 橋田満 |
[編集] 本競走からの東京優駿(日本ダービー)優勝馬
創設以来まだ優勝馬はいないが、本競走で優勝をしたレオダーバン・エアダブリン・シンボリクリスエス・ゼンノロブロイ・アドマイヤメインの2着入賞、本競走2着から2着となったグランパスドリームがある。
[編集] 関連項目
- 東京優駿(日本ダービー) - 日本の競馬の牡馬クラシック競走第2戦
- 皐月賞 - 日本の競馬の牡馬クラシック競走第1戦
- プリンシパルステークス - もう1つのダービートライアル
- NHKマイルカップ - 東京優駿の主な前走の1競走
- 京都新聞杯 - 現在の東京優駿のステップレースの1つ
- NHK杯 - 廃止された東京優駿のトライアルレース