神戸新聞杯
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| 神戸新聞杯 | |
|---|---|
| 距離 | 芝・外2400m |
| 開催地 | 阪神競馬場 |
| グレード | JpnII |
| 条件 | 3歳牡・牝 |
| 1着賞金 | 5,400万円 |
| 負担重量 | 牡馬 56kg、牝馬 54kg |
| 創設 | 1953年11月8日 |
神戸新聞杯（こうべしんぶんはい）は、日本中央競馬会（JRA）が阪神競馬場の芝2400mのコースで施行する競馬の重賞（JpnII）競走である。優勝馬には神戸新聞社賞が贈呈される。
目次 |
[編集] 概要
1953年創設の神戸杯を前身とし、1972年に現行の競走名に改称。1984年のグレード制導入時にGIIIに格付けされ、1987年にGIIに昇格する。1991年より菊花賞トライアルに指定され、3着以内の馬に同競走の優先出走権が付与されるようになった。
菊花賞が11月上旬に施行されていた頃は、夏場を休養に充てていた栗東所属の有力馬は菊花賞まで中2週の京都新聞杯を復帰初戦に選ぶことが多く、9月中旬から下旬に施行される当競走は比較的小粒なメンバー構成で、夏の上がり馬が活躍する年も多かった。
しかし、2000年の番組改編による菊花賞の開催日繰り上げに伴い京都新聞杯が春季に移行したため、関西圏唯一の菊花賞トライアルとなった（同時に時期的に最終の菊花賞トライアルとなったため、騸（せん）馬の出走ができなくなった）。そのため同年以降は、春の実績馬の多くが当競走から始動するようになり、毎年好メンバーが揃っている。
2007年より距離が芝外回り2400mに変更となる。
現在の優勝レイは紺地に黄文字である。
[編集] 歴代優勝馬
| 回数 | 年月日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 1953年11月8日 | ワカクサ | 牝3 | 2:05 0/5 | 佐藤勇 | 石門虎吉 |
| 第2回 | 1954年11月7日 | ダイナナホウシユウ | 牡3 | 2:03 2/5 | 上田三千夫 | 上田武司 |
| 第3回 | 1955年10月30日 | ケンシユン | 牡3 | 1:38 2/5 | 清田十一 | 伊藤勝吉 |
| 第4回 | 1956年10月7日 | トサモアー | 牝3 | 1:52 1/5 | 松永高徳 | 清水茂次 |
| 第5回 | 1957年10月20日 | ミスオンワード | 牝3 | 2:06 4/5 | 栗田勝 | 武田文吾 |
| 第6回 | 1958年10月19日 | タカハル | 牡3 | 2:05 0/5 | 近藤武夫 | 伊藤勝吉 |
| 第7回 | 1959年10月18日 | ハツライ | 牡3 | 2:06.3 | 清田十一 | 伊藤勝吉 |
| 第8回 | 1960年10月16日 | クインオンワード | 牝3 | 2:05.8 | 栗田勝 | 武田文吾 |
| 第9回 | 1961年10月15日 | スギヒメ | 牝3 | 2:05.1 | 諏訪真 | 諏訪佐市 |
| 第10回 | 1962年10月21日 | リユウフオーレル | 牡3 | 2:04.2 | 宮本悳 | 橋本正晴 |
| 第11回 | 1963年10月13日 | コウライオー | 牡3 | 2:05.2 | 浅見国一 | 吉田三郎 |
| 第12回 | 1964年10月11日 | オンワードセカンド | 牡3 | 2:04.0 | 松本善登 | 武田文吾 |
| 第13回 | 1965年10月3日 | ダイコーター | 牡3 | 2:05.7 | 栗田勝 | 上田武司 |
| 第14回[1] | 1966年10月2日 | ハードイツト | 牝3 | 2:08.1 | 簗田善則 | 坪重兵衛 |
| 第15回 | 1967年9月24日 | フジエース | 牡3 | 2:04.4 | 高尾武士 | 田中良平 |
| 第16回 | 1968年9月29日 | ダイイチオー | 牡3 | 1:50.4 | 武邦彦 | 高橋直三 |
| 第17回 | 1969年9月21日 | ウチュウオー | 牡3 | 1:56.3 | 大根田裕也 | 梅内慶蔵 |
| 第18回 | 1970年9月27日 | ニューペガサス | 牡3 | 2:00.4 | 領家政蔵 | 田中良平 |
| 第19回 | 1971年10月3日 | ニホンピロムーテー | 牡3 | 2:00.4 | 福永洋一 | 服部正利 |
| 第20回 | 1972年10月1日 | タイテエム | 牡3 | 2:00.5 | 須貝四郎 | 橋田俊三 |
| 第21回 | 1973年9月30日 | ホウシュウリッチ | 牡3 | 2:06.2 | 松田博資 | 上田武司 |
| 第22回 | 1974年9月29日 | キタノカチドキ | 牡3 | 2:00.8 | 武邦彦 | 服部正利 |
| 第23回 | 1975年9月28日 | トウフクホープ | 牡3 | 2:03.9 | 稲部和久 | 諏訪真 |
| 第24回 | 1976年10月3日 | トウショウボーイ | 牡3 | 1:58.9 | 福永洋一 | 保田隆芳 |
| 第25回 | 1977年10月2日 | アイノクレスピン | 牝3 | 2:02.3 | 目野哲也 | 土門健司 |
| 第26回 | 1978年10月1日 | バンブトンコート | 牡3 | 2:02.4 | 河内洋 | 伊藤修司 |
| 第27回[2] | 1979年9月30日 | ネーハイジェット | 牡3 | 2:03.1 | 岩元市三 | 布施正 |
| 第28回 | 1980年9月28日 | ノースガスト | 牡3 | 2:02.8 | 田島良保 | 二分久男 |
| 第29回 | 1981年9月27日 | アグネステスコ | 牝3 | 2:02.6 | 西浦勝一 | 久保道雄 |
| 第30回 | 1982年10月3日 | ハギノカムイオー | 牡3 | 1:59.9 | 伊藤清章 | 伊藤修司 |
| 第31回 | 1983年10月2日 | スズカコバン | 牡3 | 2:01.1 | 田島良保 | 小林稔 |
| 第32回 | 1984年9月30日 | ダイゼンシルバー | 牡3 | 1:59.8 | 猿橋重利 | 中村好夫 |
| 第33回 | 1985年9月29日 | スピードヒーロー | 牡3 | 2:04.2 | 河内洋 | 中尾正 |
| 第34回 | 1986年9月28日 | タケノコマヨシ | 牡3 | 2:00.1 | 伊藤清章 | 伊藤修司 |
| 第35回 | 1987年9月27日 | マックスビューティ | 牝3 | 2:02.4 | 田原成貴 | 伊藤雄二 |
| 第36回 | 1988年9月25日 | ヤエノダイヤ | 牡3 | 2:05.1 | 田島良保 | 荻野光男 |
| 第37回 | 1989年9月24日 | オサイチジョージ | 牡3 | 2:00.3 | 丸山勝秀 | 土門一美 |
| 第38回[2] | 1990年9月23日 | センターショウカツ | 牡3 | 2:00.3 | 松永昌博 | 松永善晴 |
| 第39回[2] | 1991年9月22日 | ロングタイトル | 牡3 | 2:00.1 | 加用正 | 大根田裕也 |
| 第40回 | 1992年9月27日 | キョウエイボーガン | 牡3 | 2:00.1 | 松永幹夫 | 野村彰彦 |
| 第41回 | 1993年9月26日 | ビワハヤヒデ | 牡3 | 2:02.9 | 岡部幸雄 | 濱田光正 |
| 第42回[3] | 1994年9月18日 | スターマン | 牡3 | 2:00.6 | 藤田伸二 | 長浜博之 |
| 第43回[4] | 1995年9月17日 | タニノクリエイト | 牡3 | 1:59.8 | 村本善之 | 森秀行 |
| 第44回 | 1996年9月15日 | シロキタクロス | 牡3 | 2:01.2 | 角田晃一 | 加藤敬二 |
| 第45回 | 1997年9月14日 | マチカネフクキタル | 牡3 | 2:00.0 | 南井克巳 | 二分久男 |
| 第46回 | 1998年9月20日 | カネトシガバナー | 牡3 | 2:01.9 | 秋山真一郎 | 野村彰彦 |
| 第47回 | 1999年9月19日 | オースミブライト | 牡3 | 2:01.2 | 武幸四郎 | 中尾正 |
| 第48回 | 2000年9月24日 | フサイチソニック | 牡3 | 2:01.6 | 四位洋文 | 松田国英 |
| 第49回 | 2001年9月23日 | エアエミネム | 牡3 | 1:59.5 | 松永幹夫 | 伊藤雄二 |
| 第50回 | 2002年9月22日 | シンボリクリスエス | 牡3 | 1:59.1 | 岡部幸雄 | 藤沢和雄 |
| 第51回 | 2003年9月28日 | ゼンノロブロイ | 牡3 | 1:59.5 | K.デザーモ | 藤沢和雄 |
| 第52回 | 2004年9月26日 | キングカメハメハ | 牡3 | 1:59.0 | 安藤勝己 | 松田国英 |
| 第53回 | 2005年9月25日 | ディープインパクト | 牡3 | 1:58.4 | 武豊 | 池江泰郎 |
| 第54回[2] | 2006年9月24日 | ドリームパスポート | 牡3 | 1:58.1 | 高田潤 | 松田博資 |
- ^ 京都競馬場で代替開催。
- ^ a b c d 阪神競馬場改修工事のため、中京競馬場で代替開催。
- ^ 京都競馬場改修工事に伴う開催日程の変更のため中京競馬場で代替開催。
- ^ 阪神競馬場の震災復旧工事のため京都競馬場で代替開催。
[編集] 父子制覇
過去に2組の父子制覇の例がある。
| 組 | 父馬名 | 優勝回 | 子馬名 | 優勝回 |
|---|---|---|---|---|
| 1組 | ダイコーター | 第13回 | ホウシュウリッチ | 第21回 |
| 2組 | トウショウボーイ | 第24回 | ヤエノダイヤ | 第36回 |
[編集] 母子制覇
過去に1組の母子制覇の例がある。
| 組 | 母馬名 | 優勝回 | 子馬名 | 優勝回 |
|---|---|---|---|---|
| 1組 | ミスオンワード | 第5回 | オンワードセカンド | 第12回 |
