鬼北町
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鬼北町(きほくちょう)は、愛媛県南予地方の町であり、四万十川の上流、広見川流域の中山間地帯に位置する。
※なお、「鬼北」とは宇和島市にある鬼が城山の北を意味する地域名である。鬼北警察署(現・宇和島警察署鬼北交番)の名に見るように、昔から存在した名称で、今日の平成の大合併で濫用されているような方角地名とは若干異なる。
目次 |
[編集] 地理
鬼北盆地(旧:三間町域を除く)とその周辺の山間部とからなる。市街は近永地区に集中している。東は高知県境に接している。
- 山
- 高月山(松野町境、1228m)
- 郭公岳( 同、高月山の東、1010m)
- 泉が森(宇和島市境、755m)
- 戸祇御前山(松野町境 946m)
- 御在所山(西予市境、908m)
- 高研山(高知県境、
- 河川
- 広見川、三間川、奈良川、大宿川、告森川、二股瀬川、市の又川、谷山川、成泰川、下大野川
- 地名の由来
- 本町の南に位置する鬼が城山(山頂は宇和島市に所在)の北という意味。鬼北地域という場合、広い意味では旧・北宇和郡(平成の合併前)のうち津島町、吉田町を除く4町村(広見町、日吉村、松野町、三間町)を指すが、合併協議の過程で松野町、三間町は加わらず、2町村のみの合併となった。
- 松野町も加わった合併協議の過程では、「きほく町」とひらがな名にする予定であった。
- いずれにしても、鬼北という呼び方は宇和島地域では定着している。しかし、愛媛県内全体では必ずしも名の通った地名ではない。
- なお、鬼北町の前身のひとつである広見町において、昭和の合併当時に新町名を決める際に「鬼北町」が候補となり、協議会の承認を得る予定であったが、協議会で議論百出し、差し戻され白紙に戻り、結局広見町に決まった経緯がある。
[編集] 隣接している自治体
[編集] 歴史
[編集] 行政
- 町長:初代 松浦甚一 (前:広見町長)
[編集] 産業
- 主な産業
- 商業
- 国道320号の改良、県道広見三間宇和島線(近永バイパス)の完成(1993年)に伴って、沿線に郊外型店舗が数多く出店した(フジ広見店、スーパーセンターリッチ広見店、ドラッグササオカ(笹岡薬局)広見店、明屋書店広見店、しんばし(大見屋しんばし)広見店、焼肉レストラン東洋軒きほく庵、ジョイフル愛媛広見店、饂飩屋ひさや、など)。これによって住民が宇和島市へいちいち買い出しに行く必要は少なくなったが、その反面地元商店街の地盤沈下という問題も浮上している。
[編集] 地域
[編集] 教育
[編集] 高等学校
[編集] 中学校
- 鬼北町立広見中学校
- 鬼北町立日吉中学校
[編集] 小学校
- 鬼北町立愛治小学校
- 鬼北町立近永小学校
- 鬼北町立好藤小学校
- 鬼北町立三島小学校
- 鬼北町立泉小学校
- 鬼北町立日吉小学校
[編集] 交通
[編集] 鉄道路線
[編集] 道路
[編集] 一般国道
[編集] 都道府県道
- 愛媛県道57号広見三間宇和島線
- 愛媛県道280号下鍵山松野線
- 愛媛県道281号近永停車場線
- 愛媛県道282号小倉三間線
- 愛媛県道283号広見吉田線
- 愛媛県道285号節安下鍵山線
- 愛媛県道315号音地清延線
- 愛媛県道316号奈良近永線
[編集] 道の駅
- ※道路整備の商業への影響は産業の項参照
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 名所
- 成川渓谷
- 節安ふれあいの森
- 轟(とどろ)の甌穴群
- まつり、イベント
- 武左衛門ふる里まつり
- 安森洞そうめん流し
- 奈良川の「いもたき」
- でちこんか
- 四万十・源流広見川上り駅伝大会
- 上大野川まつり
- 節安花とび踊り 2月、父野川地区
[編集] その他
- 市外局番:町内全域において0895