鳥海山
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鳥海山 | |
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標高 | 2,236 m |
位置 | 北緯39度05分46.3秒 東経140度03分07.4秒 |
所在地 | 山形県遊佐町、秋田県由利本荘市・にかほ市 |
山系 | 独立峰 |
種類 | 活火山 |
初登頂 | -- |
鳥海山(ちょうかいさん)とは、山形県と秋田県に跨る活火山であり、標高は2,236mである。燧ヶ岳(ひうちがたけ)(2356m)に次いで、東北地方では二番目に標高が高い。出羽富士(でわふじ)、秋田県では秋田富士(あきたふじ)と呼ばれることもある。山頂付近は万年雪が存在すること、氷河の痕跡として特徴的なカール地形が存在することから、かつて氷河が形成されていたという説がある。このため、山麓の市町村では「氷河」を冠した特産品が見受けられる。 県境は山頂ではなく秋田側へ数キロ食い込んでいる。よって山頂は山形県飽海郡遊佐町である。 日本百名山に数えられる。古くから山岳信仰の対象でもあった。
鳥海山の固有種としてチョウカイアザミやチョウカイフスマがある。
日本海軍の重巡洋艦及び海上自衛隊の護衛艦にこの山から名前をとった「鳥海」「ちょうかい」がある。
目次 |
[編集] 歴史
- 約2500年前 大規模な山体崩壊を起こし、岩石や土砂が現在のにかほ市に堆積。
- 810年 - 823年に噴火の記録あり
- 871年 噴火及び溶岩流?。
- 1560年 噴火の記録あり
- 1659年 - 1663年 噴火の記録あり
- 1740年 - 1741年 噴火の記録あり
- 1800年 - 1801年 マグマ水蒸気爆発、溶岩流出、新山(溶岩ドーム)形成。
- 1821年 噴火の記録あり
- 1834年 噴火の記録あり
- 1971年 噴火の記録あり
- 1974年 水蒸気爆発、小規模な泥流。
[編集] 眺望
[編集] 登山口までのアクセス
- 公共交通機関
- 東日本旅客鉄道・羽越本線「象潟駅」下車。象潟合同タクシーバス「鳥海ブルーライナー」で終点鉾立下車(運行日注意)。
- 東日本旅客鉄道・羽越本線「酒田駅」か「吹浦駅」下車。庄内交通バス「快速 鉾立行き」で終点下車。
- 道路
- 秋田県側から:国道7号、秋田県道58号象潟矢島線、秋田県道131号鳥海公園小滝線(鳥海ブルーライン)経由
- 山形県側から:国道7号(吹浦ランプ)もしくは国道345号(十六羅漢交点)、山形県道210号鳥海公園吹浦線(鳥海ブルーライン)経由
[編集] モデルコース
- 鉾立バス停→賽の河原→御浜小屋→頂上御室(大物忌神社・泊)→鳥海山(新山)→河原宿小屋→八丁坂→滝の小屋車道終点・・標高差①800m/②836m・・所要時間①3時間30分/②4時間30分