にかほ市
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にかほ市(-し)は、秋田県南西部の市。2005年10月1日に由利郡象潟町・金浦町・仁賀保町が合併し発足した。2005年3月の由利本荘市の発足に続く合併により、由利郡は消滅した。
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[編集] シンボル
市の木「むら杉」 貴重な天然スギ林を形成するムラスギは、学術的価値が高く市の宝として守り育てるべき木で、秀峰鳥海山に抱かれたにかほ市を象徴する木である
市の花「ねむの花」 にかほ市内に多く生育するネムは、松尾芭蕉『きさかたや』の句にも詠まれ、県内で最も温暖な気候条件にあるにかほ市を象徴する花である
市の鳥「海鵜(うみう)」 市内の海岸に生息するウミウは、大須郷海岸に本州日本海側としては唯一の繁殖地を有し、豊かな環境と生態系を有するにかほ市を象徴する鳥である
市の魚「鱈(たら)」 掛魚(かけよ)まつりで知られるタラは、人々と日本海との関わりの歴史を有し、独特の文化を伝承するにかほ市を象徴する魚である
[編集] 地理
[編集] 歴史
[編集] 市長
[編集] 警察
- にかほ警察署(旧象潟警察署)
[編集] 経済
[編集] 産業
[編集] 工業
TDKの企業城下町として知られ、旧・仁賀保町とその周辺には、TDKの工場・関連会社が集中する。また、社会人野球・TDK硬式野球部の本拠地が置かれ、2006年の都市対抗野球大会では初優勝。秋田県勢は勿論の事、東北勢に取っても悲願の初優勝を成し遂げた。
[編集] 漁業
- 象潟漁港
- 小砂川漁港
- 金浦漁港
- 平沢漁港
[編集] 交通
[編集] 鉄道
[編集] バス
- 羽後交通
- 象潟営業所
[編集] 道路
[編集] 一般国道
[編集] 主要地方道
- 秋田県道32号仁賀保矢島館合線
- 秋田県道58号象潟矢島線
[編集] 一般県道
- 秋田県道131号鳥海公園小滝線(鳥海ブルーライン)
- 秋田県道166号仁賀保停車場線
- 秋田県道168号象潟停車場線
- 秋田県道285号冬師西目線
- 秋田県道289号上郷仁賀保線
- 秋田県道290号小出金浦線
- 秋田県道296号院内孫七山線
- 秋田県道312号長岡冬師城内線
[編集] 教育
[編集] 高等学校
[編集] 中学校
- にかほ市立象潟中学校
- にかほ市立金浦中学校
- にかほ市立仁賀保中学校
- にかほ市立釜ヶ台中学校
[編集] 小学校
- にかほ市立象潟小学校
- にかほ市立上浜小学校
- にかほ市立上郷小学校
- にかほ市立金浦小学校
- にかほ市立平沢小学校
- にかほ市立院内小学校
- にかほ市立小出小学校
- にかほ市立釜ヶ台小学校
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集] 名所・旧跡・観光スポット
[編集] 祭事・催事
- 鳥海山山開き(4月)
- 象潟町祭典(5月)
- トライアスロン芭蕉レース象潟大会(7月中旬)
- きさかた「港」海の幸祭り(7月下旬)
- 日本海花火フェスティバル(8月中旬)
- 上郷の小正月行事 1998年12月16日に国の重要無形民俗文化財に指定された。
- 小滝のチョウクライロ舞 2004年2月6日に国の重要無形民俗文化財に指定された。
[編集] 出身有名人
[編集] その他
[編集] 関連項目
[編集] 合併までのいきさつ
当初、秋田県における平成の大合併第1号になるはずであったが、本庁舎の位置を巡って象潟町の当時の町長が反発して合併協を脱退し、休止状態になった(名称が「にかほ市」で、本庁舎が金浦町役場と決まったため、象潟町にキャスティングボートがなくなるとの判断から)。そのため、美郷町に第1号を譲ることになった。
その後、当時の町長が任期満了で退任し、それに伴う象潟町長選挙で、現在のにかほ市長である横山忠長が当選し、合併協に復帰、象潟に対する一定の譲歩がなければ合併協を解散する覚悟で臨んだ結果、自治体名は「にかほ市」のまま、本庁舎の位置を象潟町役場とすることで象潟町側に譲歩し、この形で落ち着いた。