鹿児島総合車両所
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鹿児島総合車両所(かごしまそうごうしゃりょうしょ)は、鹿児島県鹿児島市にある、九州旅客鉄道(JR九州)の工場および車両基地。指宿枕崎線鹿児島中央駅~郡元駅間の東側に位置している。本社管轄となっている。
前身の鹿児島車両所では鹿児島市交通局の路面電車を製造したこともある。
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[編集] 歴史
- 1915年10月 - 鹿児島検車区鹿児島列車電灯所として開設される。
- 1919年 - 工場部門が開設。武工場と命名される。
- 1925年 - 武工場が西鹿児島工場に改称。
- 1942年 - 西鹿児島工場が西鹿児島工機部に改称。
- 1950年 - 武工場が再び西鹿児島工場に改称。
- 1950年 - 西鹿児島工場を鹿児島工場に改称。
- 1967年11月 - 検修・車両管理部門が鹿児島運転所となる。
- 1973年 - 鹿児島工場を鹿児島車両管理所に改称。
- 1985年 - 鹿児島車両管理所を鹿児島車両所に改称。
- 1997年11月29日 - 鹿児島車両所と鹿児島運転所(検修部門)が統合され、鹿児島総合車両所として発足する。
- 2004年6月1日 - 管轄が鹿児島支社から本社直轄となり、略号も「鹿カコ」から「本カコ」に変更された。
[編集] 所属車両の車体に記される略号
[編集] 整備済み車両の車体に記される略号
「KG」
[編集] 所属車両
[編集] 電車
- 485系電車(DK編成)
- 5両編成(DK11~DK16)6本、3両編成(DK8~DK10)3本、計39両が所属している。
- 特急にちりん、ひゅうが、きりしまで運用されている。2006年3月18日のダイヤ改正から3両編成の一部編成が大分車両センターへ転属している。
- 457系電車(JK編成)
- 475系電車(GK編成)
- 713系電車(LK編成)
- 717系電車(HK編成)
- 2両編成(HK201~HK207、HK901)8本が所属している。ワンマン運転に対応している。HK901は717系では唯一の3ドア車両である。
- 日豊本線(大分~鹿児島中央)、宮崎空港線で運用されている。
- 817系電車(VK編成)
- 415系電車(FK編成)
- 4両編成(FK513~FK517)5本が所属している。
- 2007年2月にFK513、FK517が、3月にFK514~FK516が南福岡電車区から転属された。2007年3月18日のダイヤ改正から運用開始した。
- 日豊本線(国分~鹿児島)、鹿児島本線(鹿児島~川内)で運用されている。
[編集] 気動車
この車両基地に所属する気動車は、指宿運用と日南運用に分離されて運用されている。
- 指宿運用
日豊本線(宮崎~鹿児島)、鹿児島本線(鹿児島~鹿児島中央)、指宿枕崎線、肥薩線(吉松~隼人)、吉都線で運用される。
- 5000番台、6000番台、8000番台4両ずつ、9000番台1両、キハ147形0番台、1000番台ともに1両ずつ、計15両が所属している。キハ47形9000番台1両と、キハ147形1000番台1両が特急「はやとの風」仕様である。
- 片運転台のキハ200形0番台・1000番台の2両編成4本と、500番台・1500番台の2両編成3本、両運転台のキハ220形1両(「なのはなDX」仕様)、計15両が所属している。
- 指宿枕崎線(鹿児島中央~山川)のみで運用されている。
- 日南運用
- キハ40形・キハ140形気動車
- 7000番台2両、8000番台5両、計7両が所属している。
- キハ47形・キハ147形気動車
- 1000番台、8000番台、9000番台が1両ずつ、キハ147形0番台3両、1000番台2両、計8両が所属している。
[編集] 機関車
- 1両が所属している。レール輸送などの工事列車の牽引や、車両基地内での入れ替え作業で使用される。
[編集] 貨車
- チキ5000形貨車
- 2両が所属。レール輸送用長物車。
- トラ70000形貨車
- 1両が所属。降灰対策用無蓋車。
- ヤ550形貨車
- 1両が所属。降灰対策用職用車。
- 1両が所属。降灰対策用車掌車。
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