御茶ノ水駅
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御茶ノ水駅(おちゃのみずえき)は、東京都千代田区と文京区に跨る東日本旅客鉄道(JR東日本)と東京地下鉄(東京メトロ)の駅。東京地下鉄の駅番号はM-20。
神田川(外堀)南側(千代田区側)に東日本旅客鉄道の駅が、北側(文京区側)に東京地下鉄の駅がある。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 東京地下鉄
JRでは、聖橋口目の前の地下鉄新御茶ノ水駅(東京地下鉄千代田線)との乗り換え業務も行っている。
[編集] 駅構造
[編集] JR東日本
- 島式ホーム2面4線の橋上駅。外側2線を中央線の快速列車が、内側2線を中央・総武線の各駅停車がそれぞれ使用する。方向別複々線になっていて乗り換えには便利だが、昼間の多頻度運行時には快速電車と各駅停車は接続を取らない事が多く、快速電車のドアが開くと同時にすぐ向かい側の各駅停車のドアが閉まるという事も多い。
- 当駅を境に総武線各駅停車と中央線各駅停車が相互直通運転を行う。但し早朝と深夜は総武線と中央線で分離運転し、総武線は当駅で折り返す。中央線は東京発着となり、当駅水道橋方で急行線から緩行線に転線する。総武線の上り電車は当駅2番線に到着し、そのまま中央緩行線下り本線に引き上げ、その後3番線に入線して総武線下り電車となる(構造上、東京発着の中央線各駅停車は、総武線が折り返しに使うところは通らない。)。
- 御茶ノ水橋と聖橋の間にホームがあり、それぞれの橋の所に出口がある。なお、駅本屋は御茶ノ水橋側にある。高台の擁壁と神田川の間に駅があるため、ホームの幅が非常に狭い。
- JR発足直後、御茶ノ水駅の老朽化した駅舎を建て替えるために、建て替え後の新駅舎のデザイン等を募集する大規模なプロジェクトが行われて、ニコライ堂を模したデザインが選ばれた。しかし、御茶ノ水駅が擁壁と神田川に挟まれていること、駅舎がホームより高い位置にあり大変に狭い所にあること、何より利用者が多いことなど、建て替え工事には向いていない条件の悪さがいくつもあるためか、その後駅舎の建て替え計画は立ち消えとなってしまった。
- このような構造上(立地上)の問題から、バリアフリー対応が十分に行われておらず、車いす用リフトはあるが、エレベーターとエスカレータは設置されていない。周辺に大学病院などの大規模病院が多くあり、通院する高齢者から苦情が寄せられているため、2002年に周辺の8病院が連名でJR東日本にバリアフリー対応の要請を行っているものの、技術的に困難として進展しておらず、2006年12月下旬からエレベーターとエスカレータの設置を求める署名運動が行われている。[1]
- 4番線に進入する電車は、配線の関係上、ホーム直前で大きく揺れるので注意が必要である。
- 特急列車は当駅を通過するが、千葉方面から2番線を経由して中央快速線に入る際に、渡り線の信号待ちのため運転停車する。
- 2番線の発車メロディーは、ここでしか使用されていない、とても珍しいメロディーである。
[編集] のりば
1 | ■中央線(快速) | 新宿・立川・八王子・高尾方面 (早朝・深夜は各駅停車も発着) |
2 | ■中央・総武線(各駅停車) | 新宿・中野・三鷹方面 |
3 | ■中央・総武線(各駅停車) | 秋葉原・錦糸町・船橋・千葉方面 |
4 | ■中央線(快速) | 神田・東京方面 |
[編集] 東京地下鉄
- のりば
1 | ○丸ノ内線 | 銀座・新宿・荻窪方面 |
2 | ○丸ノ内線 | 池袋方面 |
[編集] 利用状況
- 2005年度1日平均乗降客数
- JR東日本:106,967人
- 東京メトロ:50,980人
[編集] 駅周辺
JR線の北を神田川が流れる。丸ノ内線の駅は神田川の北側にあり、御茶ノ水橋でつながる。聖橋は東、御茶ノ水橋は西に架かる。駅周辺は明治大学・日本大学・東京医科歯科大学などがあり、『日本のカルチエ・ラタン』とも呼ばれる学生街として知られている。楽器店やスポーツ用品店、歴史ある有名病院も数多い。
[編集] 北側
- 東京医科歯科大学(医学部・歯学部)
- 東京医科歯科大学医学部附属病院
- 東京医科歯科大学歯学部附属病院
- 順天堂大学(医学部)
- 順天堂大学医学部付属順天堂医院
- 湯島聖堂
- 本郷通り
- 神田明神
- 東京ガーデンパレス(ホテル)
- 平和と労働センター・全労連会館
- 全国労働組合総連合事務所
- 労働者教育協会
- 学習の友社
- 全日本民主医療機関連合会事務所
- 原水爆禁止日本協議会事務所
- 日本国民救援会事務所
- JFAハウス
- 日本サッカー協会(JFA)
- 2002FIFAワールドカップ記念日本サッカーミュージアム
- 東京労音お茶の水センター
[編集] 南側
- 新御茶ノ水駅(東京地下鉄千代田線)
- 小川町駅(都営地下鉄新宿線)
- 淡路町駅(東京地下鉄丸ノ内線)
- 東京電機大学(本部・工学部)
- 駿台予備学校
- 日本出版販売株式会社
- ニコライ堂(日本ハリストス正教会の府主教座・本部)
- 総評会館(日本労働組合総連合会本部)
- 文化学院
- アテネフランセ
- 明治大学(本部・駿河台キャンパス)
- 日本大学(歯学部・理工学部・大学院法務研究科)
- 駿河台日本大学病院
- 日本大学総合健診センター
- 日本大学歯学部付属歯科病院
- 日本大学カザルスホール
- 中央大学駿河台記念館
- 山の上ホテル
- 東京YWCA会館
- 東京YWCA専門学校
- 井上眼科病院
- 井上眼科病院付属駿河台診療所
- 井上眼科病院付属お茶の水・眼科クリニック
- 名倉病院(建て替え中)
- 神尾記念病院
- 杏雲堂病院
- 社団法人東京都教職員互助会三楽病院
- 三楽病院付属生活習慣病クリニック
- 東京都水道局水道歴史館
- 浜田病院
- 神田(神保町)古書店街
- 三省堂書店神田本店
- 神保町駅(東京地下鉄半蔵門線、都営地下鉄三田線・新宿線)
- 明大通り
- 外堀通り
- 国道17号
- マロニエ通り
- 四谷大塚御茶ノ水校舎
[編集] 路線バス
駅前の「御茶ノ水駅前」停留所に都営バスの路線が乗り入れている。なお、学07系統の乗車は聖橋口、学07系統の降車および他系統は西口が最寄りとなる。
[編集] 歴史
- 1904年(明治37年)12月31日 - 当駅~飯田町駅間開通と同時に甲武鉄道の駅として開業。旅客営業のみ。
- 1906年(明治39年)10月1日 - 甲武鉄道の鉄道国有法による国有化により、国鉄の駅となる。
- 1908年(明治41年)4月19日 - 昌平橋駅~当駅間が開通。
- 1932年(昭和7年) - 改築移転。総武本線が乗り入れ。
- この際、急行線(現・快速線)と緩行線の「緩急接続」を考慮し、利用者の動線までも計算に入れた極めて先進的且つ合理的な駅設計が行われた。このため狭いホーム構造でありながら、現在まで基本構造を変えないままに、多くの乗客をさばく事が可能となっている。
- 1954年(昭和29年)1月20日 - 営団地下鉄丸ノ内線の駅が開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、中央本線及び総武本線の駅はJR東日本の駅となる。
- 1999年(平成11年) - 関東の駅百選に選出。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 営団地下鉄民営化により、丸ノ内線の駅は東京地下鉄(東京メトロ)の駅となる。
[編集] その他
- 当駅の電報略号は『チヤ』である。