松商学園高等学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
松商学園高等学校 | |
国公私立の別 | 私立(学校法人松商学園) |
設立年月日 | 1898年(明治31年) (私立松本戊戌学校) |
建学の精神 | 自主独立 |
共学・別学 | 男女共学 |
教育課程の特例 | なし |
特殊学級 | なし |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
学科 | 商業科、普通科 |
所在地・連絡先 | |
所在地 | 〒390-8515 |
長野県松本市県3-6-1 | |
電話番号 | 0263-33-1210 |
FAX番号 | 0263-33-1213 |
外部リンク | 公式サイト |
松商学園高等学校(まつしょうがくえんこうとうがっこう)は、長野県松本市にある全日制の私立の高等学校である。
100年以上の伝統があることや、ドラマ「白線流し」の舞台となった高校としても知られている。旧名・松本商業学校。
略称は「松商」、文化祭は「松商祭」という。
松本大学、松本大学松商短期大学部は系列校。
目次 |
[編集] 学科
各学年商学科2クラス普通科8クラス(うち、特別進学コース2クラス(1クラスの学年もある)、文理進学コース・総合進学コース6クラス)。
[編集] 沿革
明治 31年 8月 木沢鶴人が松本市上土町(大手4丁目)に私立戌戌学会を創立。
44年10月 校名を松本商業学校と改称。
昭和 11年 2月 松本市大字筑摩県町(県3丁目)に校舎を新築。
23年 3月 新学制により松商学園高等学校と改名。 28年 1月 松商学園短期大学設置認可。 4月 松商学園短期大学商業科を県(あがた)に開学。 45年 4月 松商学園短期大学付属コンピュータ・センター設立。 49年 4月 商業科を商学科に変更。 52年 9月 短期大学を松本市新村の現在地に全面新築移転。 60年 4月 2号館を増築。 63年 1月 3号館を増築。
平成 3年12月 松商学園短期大学経営情報学科設置認可。
4年 2月 4号館(図書館棟)を増築。 4月 経営情報学科開学。 5月 信州産業調査研究所を松商学園短期大学総合研究所へ改組。 8年10月 理事会において4年制大学設置を議決。 10年10月 松商学園創立100周年記念式典挙行。 11年10月 松本大学用地について農水省より農地転用許可がおりる。 13年 9月 文部科学省大学設置分科会より教育課程及び教員審査結果の伝達。 10月 松商学園短期大学から松本大学松商短期大学部への名称変更が文部科学省で承認。 12月 文部科学省において松本大学設置認可証が交付。 14年 3月 松本大学キャンパス完成。 14年 4月 松本大学開学。 15年 9月 松商短期大学部文部科学省「特色ある大学教育支援プログラム」に採択。 17年 4月 高等学校Ⅰ種「公民」教職免許課程設置。 18年 4月 松本大学総合経営学部を改組。
総合経営学科と観光ホスピタリティ学科の2学科制とする。 高等学校Ⅰ種「情報」「商業」「地歴」教職免許課程設置。
[編集] 特色
クラブ活動が盛んで、特に野球部は春夏ともに甲子園出場の常連校として有名。戦前に優勝したこともある。夏の甲子園出場33回は、南北海道の北海高等学校と並んで全国最多記録である。中島治康、上田佳範など12人のプロ野球選手を輩出。 なお、張本勲は松本商業高校卒であるが、この学校は広島県瀬戸内高等学校の前身であり、当校とは無関係である。
[編集] 甲子園戦績
[編集] 夏
- 1920年 - 1回戦:関西学院中0-1
- 1922年 - 1回戦:竜ヶ崎中14-3、2回戦:北海中8-0、準決勝:和歌山中1-2
- 1924年 - 1回戦:台北商7-2、2回戦:松山商5-2、準決勝:鳥取一中9-3、決勝:広島商0-3
- 1927年 - 2回戦:京城中8-1、3回戦:平安中6-0、準決勝:広陵中3-4
- 1928年 - 1回戦:広陵中3-2、2回戦:鹿児島商3-2、3回戦:愛知商5-0、準決勝:高松中3-0、決勝:平安中3-1
- 1933年 - 2回戦:大正中0-4
- 1938年 - 2回戦:岐阜商0-5
- 1940年 - 1回戦:徳島商3-2、2回戦:下関商3-0、3回戦日大三中7-3、準決勝:海草中
- 1950年 - 1回戦:済々黌3-5
- 1951年 - 2回戦:平安0-1
- 1952年 - 2回戦:柳井商工0-3
- 1953年 - 1回戦:鳥取西0-3
- 1954年 - 2回戦:中京商6-7
- 1958年 - 2回戦:八女5-8
- 1959年 - 1回戦:松阪商5-4、2回戦:西条3-5
- 1963年 - 1回戦:京都商3-2、2回戦:下関商0-5
- 1964年 - 1回戦:千葉商6-0、2回戦:岐阜商2-5
- 1967年 - 1回戦:早鞆3-0、2回戦:広陵0-2
- 1969年 - 1回戦:三笠14-0、2回戦:玉島商1-9
- 1975年 - 2回戦:東海大相模3-5
- 1976年 - 2回戦:PL学園0-1
- 1977年 - 1回戦:福井商0-7
- 1978年 - 1回戦:天理0-6
- 1979年 - 2回戦:池田2-9
- 1980年 - 1回戦:高知商0-2
- 1986年 - 1回戦:鹿児島商工4-8
- 1991年 - 1回戦:岡山東商6-2、2回戦:八幡商8-3、3回戦:四日市工4-3、4回戦:星稜2-3
- 1992年 - 1回戦:近大附属0-5
- 1993年 - 1回戦:長崎日大2-3
- 1997年 - 1回戦:西京3-4
- 1999年 - 1回戦:尽誠学園3-6
- 2000年 - 1回戦:岩国14-4、2回戦:宇都宮学園5-4、3回戦樟南3-11
- 2005年 - 1回戦:沖縄尚学1-4
[編集] 春
- 1926年 - 1回戦:第一神港商5-2、2回戦:高松商5-2、準決勝:熊本商8-0、決勝:広陵中0-7
- 1927年 - 1回戦:高松商8-5、準決勝:広陵中1-8
- 1928年 - 1回戦:高松中7-1、2回戦:和歌山中0-6
- 1929年 - 1回戦:八尾1-3
- 1930年 - 1回戦:高松中1-2
- 1931年 - 1回戦:海草中1-3
- 1933年 - 1回戦:享栄商1-2
- 1940年 - 1回戦:徳島商4-3、2回戦:東邦商1-4
- 1947年 - 1回戦:京都一商2-3
- 1952年 - 1回戦:芦屋2-5
- 1959年 - 2回戦:日大三6-0、準決勝:中京商0-3
- 1972年 - 1回戦:高知商1-2
- 1985年 - 1回戦:國學院久我山4-2、2回戦:西条1-2
- 1985年 - 1回戦:東海大山形7-1、2回戦:上宮0-6
- 1991年 - 1回戦:愛工大名電3-2、2回戦:天理0-2、3回戦:大阪桐蔭3-0、準決勝:国士舘1-0、決勝:広陵5-6
近年サッカー部も全国大会の常連となり、今までJリーガー2人を輩出している。J2サガン鳥栖に所属する高橋義希は現在チーム史上最年少のキャプテンとして活躍中。U-20日本代表としてツーロン国際大会にも参加。
[編集] 全国大会戦績
[編集] 夏
[編集] 冬
[編集] 出身者
- 秋本奈緒美 - ジャズシンガー、女優(バレーボール部に所属)
- 上田佳範 - プロ野球選手(日本ハム→中日)
- 川村一明 - プロ野球選手(西武、ヤクルト)
- 島崎光正(中退) - 詩人
- 高橋義希 - プロサッカー選手(サガン鳥栖)
- 辻竜太郎 - プロ野球選手(楽天)
- 中島治康 - プロ野球選手、プロ野球史上初の三冠王 (巨人)
- 花村四郎 - 弁護士、政治家
- 柳沢裕一 - プロ野球選手(中日)
- 呉本成徳 - プロ野球選手(横浜ベイスターズ)
[編集] 校章
[編集] 校歌・応援歌
[編集] 最寄駅
- 東日本旅客鉄道篠ノ井線、松本電気鉄道上高地線:松本駅
- 駅から歩く生徒もいるが路線バスを使用する生徒もいる(松本駅前より北市内線で松南高校前下車又は松本バスターミナルから2番乗場より中山線で松商学園口下車)
[編集] 関連項目
- 長野県高等学校一覧
- 日本の商業高等学校一覧
- 白線流し(松本北高校として登場)
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 書きかけの節のある項目 | 長野県の高等学校 | 日本の商業高等学校