ファンキーフライデー
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ファンキーフライデー(正式名称:FUNKY FRIDAY)は、毎週金曜日9:00-17:55にNACK5で放送されているラジオ番組。DJの小林克也がパーソナリティをつとめる。通称「ファンフラ」。1993年10月に放送開始。
- この番組は長期にわたり、同時間帯の聴取率1位をキープしている(※長時間番組は聴取率が高くなる)。名実ともにNACK5の看板番組と言える。
- 小林克也は、この番組を担当する前、同じ枠で3年間「スーパー・フライデー・ホノルル・ナック5」を担当。NACK5の金曜と言えばこの人、である。
- この番組は東京・銀座の西銀座デパート1階、有楽町マリオン側にあるNACK5の銀座スタジオから放送している。ただし公開スタジオではないので、音声は外には聞こえない。また窓のカーテンが開いてる時以外は放送の様子は見られないので注意。
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[編集] 2007年春現在放送中のコーナー
[編集] オープニング
- 「さあ9時を回りました。こちら銀座です。…それでは参ります。『ファンキーフライデ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!』」
- と小林が叫んだ後、映画「ジャイアンツ」(ジェームズ・ディーン主演)のテーマ曲が流れて番組がスタートする。小林は番組タイトルを約15秒から20秒以上叫んでおり、リスナーはその秒数で小林の体調を伺うのが恒例となっている。
- リスナー参加コーナー(はっきり言って Yes or No、"No.9")のお題もここで発表される。
- 2007年3月までは冒頭とタイトルコール後に、同番組の前の時間帯に放送の「WARMING UP MUSIC」を担当する大野勢太郎に向けて労いの言葉をかけていたが、「WARMING-」の金曜放送終了により、聞かれなくなってしまった。後年は、その「WARMING-」のエンディングで大野が小林に振った話題を語ることも多かった。そして「WARMING-」金曜最終回となった2007年3月30日の放送では、本社のスタジオと回線を結んで、本番を終えたばかりの大野とトークを展開した。
[編集] All Japan Singles Top20 (9時台・10時台)
- オリコンチャートに基づき、基本的に全曲を放送する。オリコン20位以上であれば、通常NACK5で流れないような演歌・アニメ主題歌などもBGMとしてでなく、きちんと放送する。1位を紹介した後は過去のチャートの1位の曲を流すこともある。
- 年末年始はオリコンチャートがお休みで、2006年1月第1週までは年間チャートを発表したが、2007年の1月第1週はチャートコーナーはお休みとなり「あの人に贈りたい From Me To You」をもう一枠追加して放送した。
[編集] THE LOVE TIME (11時台)
- 「愛」をキーワードにしたショートストーリー。ストーリーに合わせた曲を挟みながら展開していく。
[編集] あの人に贈りたい From Me To You (12時台・13時台)
[編集] OUR FUTURES ON THE ROAD (14時台前半)
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- 通称「道のコーナー」、あるいは「道ネタ」
- 「道」をテーマとした投稿者からの話題やエピソードを募り、紹介するコーナー。例えば、車での通勤途中で遭遇したハプニングについて、ある道を走行中に見かけた光景について・・・・などが話題の中心である。しかしながら、最近では「道」というテーマに沿った内容以外にも、日常での出来事についても話題やエピソードの範疇となりつつある。リスナー投稿者の中から毎週1名にETC車載機 (以前はハイウェイカード) をプレゼントしている。なおコーナー内では「埼玉県からのお知らせ」などもあるのでNACK5はあくまでも埼玉県のFM局であることがわかる。
[編集] はっきり言って Yes or No (14時台後半)
- 硬軟織り交ぜた質問に対する答えを募集し、紹介する。同コーナー開始前まで随時大まかな得票数を発表。なお同じテーマをインターネットサイト「小林克也のradiobaka.dj」(下記外部リンク参照) でもアンケートをとるが、正反対の結果が出ることもよくある。
[編集] The GINZA Top20 (15時台・16時台)
- 放送スタジオのある東京・銀座のCD店3店舗 (山野楽器銀座本店・HMV数寄屋橋店・ヤマハミュージック東京銀座店) のアルバム (J-POP、洋楽、クラシックなど総合チャート) の売り上げ集計。購入世代層が高い山野やヤマハのセールスチャートも加算するため、オリコンアルバムチャートのランキングとは異なったランキングになる事もある。特に山野やヤマハではインストアイベントを月に最低でも1回は行うため、チャートの動きにも大きく影響してくる。
[編集] "No.9"(17時台)
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- 通称「9時間目」
- 単語一語のテーマに対するリスナーからの投稿を読む。
- エンディングには映画「ブレードランナー」のテーマ曲が流れ、最後はスタッフと小林自らの名前を読み上げ、「Have your so a FUNKYFRYDAY!!」と締めくくるのだが、小林が尺を気にしないせいか、尻切れトンボで番組が終了してしまうことがたびたびある。
- なお2006年4月~9月まではエンディングでEDWINとのコラボ企画「T-suirt show!!」の結果投票を行い、同コーナー投稿者の中から当選者を発表していた(当時のエンディングテーマはザ・スタイリスティックスの「愛がすべて」)。
[編集] クイズコーナー
- 番組中 (11時台、14時台を除く毎時30分頃)、リスナーが参加するクイズコーナーがある。以下のどちらになるかは特に決められていない。
- ミッキー
- 「ミッキーだよ!」とボイスチェンジャーを使用したミッキー(Mikki)というキャラクターが、電話に出たリスナーに三択クイズを出題する逆電コーナー。初期は隔週に登場していたが、現在はほぼ毎週登場している。一時期「おーい中村君」(若原一郎のヒット曲)を歌ったり、英語でしゃべったりすることもあった。
- 電話に出たリスナーには、クイズに正解すると日の丸(おっぱい)ステッカーと「シビレ袋」が贈られる。間違えるとシビレ袋が小さい物になってしまう。
- なおミッキーは2006年3月まで、小林克也が担当するZIP-FMの「ZIP HOT 100」でもクイズを出していたこともある。
- GINZAカン・カン・クイズ
- 2007年2月23日より新たにスタートしたクイズコーナー。コーナータイトルは映画「銀座カンカン娘」が由来。
- イントロ当て、子供が歌った鼻歌の曲当てなど、音楽を使ったクイズとなっており、ミッキーとは逆にリスナーが番組に電話をかけて答えを言う。難易度はミッキーと比べはるかに高い。
- クイズに正解すると「日の丸(おっぱい)Tシャツ」が贈られる。そのTシャツ欲しさに答えがわからなくても電話をかけ、答えがわかる前に電話が繋がってしまって「わかりません。」としか言えないリスナーも多い。中には番組に出たいだけでわざとボケた解答を言う輩もいるので克也氏は困っていたりする。
[編集] 過去のコーナー
- 9時台・10時台は以前「All Japan Karaoke Top20」であった。2003年頃にSMAP「世界に一つだけの花」や森山直太朗「さくら_(独唱)」が長期エントリーを果たしたのを機に、切り替えられた。
- 2005年の一時期、17時台の「9時間目」コーナー内に「小林タクシー」なるコーナーがあった。これはタクシー運転士に扮した小林に対し乗車した(電話に出た)リスナーとのトークを展開する。受話器に出たリスナーに対し「ああ、毎度、小林タクシーです。お客さんどこまで行きますか?」と語る。反響が良くなかったので廃止されたもよう。
- 17時台は以前「Best Hit USA」(テレビとは別内容)であった。同番組は現在、水曜 24:00-25:00に放送されている。
[編集] 日の丸ステッカー
- かつては投稿コーナーで紹介された上に、抽選で当たった人のみもらえるステッカーであったが、現在は投稿が紹介された人全員が貰える。インターネットオークションで取引きされるほどの人気がある。日章旗に似ているのでそう呼ばれる。しかし関東以外のエリアでこのステッカーを貼ると右翼と間違えられることもあるので、注意が必要。「おっぱいステッカー」とも呼ばれる。
- 最近では、トラックから、商用車、観光バス、自家用車(VIPカーなど)など、幅広い車種に貼られている。
- パソコンなどで編集して、色を変えたりしている人もいる。
- 対向車でこの日の丸ステッカーを貼った車とすれ違ったら、親指を立てて『ファンキー』というジェスチャーを行うのが”マナー”とされている。
- 千葉では、レプリカを販売しているほどの大人気ステッカー。ドライバーのステイタスになっている。
- 大きさは大小2種類あり、大きい方を「強気な方」、小さい方を「内気な方」(もしくは「弱気な方」)と言うこともある。
[編集] 主な使用ジングル
- オープニング(タイトルコール後):映画「ジャイアンツ」(ジェームズ・ディーン主演)のテーマ
- All Japan Singles Top20(オープニング):「ウルトラセブンの歌」~(タイトルコール)~映画「ベン・ハー」のテーマ
- (トップ10発表時):「Zach's Fanfare #2(ザックのファンファーレ#2)」(アメリカ横断ウルトラクイズのオープニングテーマの一部)~(タイトルコール)~MGMのテーマ
- OUR FUTURES ON THE ROAD :「Hymn」(ヴァンゲリス)
- The GINZA Top20(20,15,10,5位発表時):「おいらはドラマー」(ザ・ナンバーワン・バンド)
- "No.9"(オープニングと、クイズ終了後):(タイトルコール)~「レボリューション9」(ビートルズ)の、冒頭で「ナンバーナイン」と繰り返すナレーション部分
- エンディング:映画「ブレードランナー」のテーマ
- ミッキー:「ブルースだーれ?」(ザ・ナンバーワン・バンド)
- GINZAカン・カン・クイズ:映画「ロッキー」のテーマ
- 交通情報:「スーパーマリオワールド」のステージクリア時のテーマ
[編集] 半生放送
- 小林がスケジュールの都合(海外取材、人間ドック等)で生放送が出来ない場合、「半生放送」という形式で放送することが、年に1~2回ほどある。
- 半生放送時は、まず事前に小林の声を録音しておき、それに沿って番組を進行する。但し、その日スタッフは全員通常通りに出勤、スタジオに入ったD陣が小林の突然の振りなどに応答する(午前、午後のチャートコーナーなど)。
- あなたに贈りたい From Me To Youと道のコーナー、9時間目は前の週に集まったメッセージを読む。クイズやはっきり言って Yes or Noは休止、別内容を放送する(例:2006年9月7日放送分は"No.9"「T-suirt show!!」過去の受賞作品を紹介)。
[編集] その他
- 交通情報のBGMは週ごとに変わる。またこの番組では小林克也が次の交通情報の放送時間を「○時○分頃」ではなく「(約)30分後」(16時30分頃の交通情報は「約50分後」、17時20分頃の交通情報は「約20分後」)と言っている。
- 9時台、14時台は途中で「ミュージック・インフォメーション」という、小林が紹介する通販CDボックスの宣伝が入ることがある。以前は「小林克也のアメリカンボックス」という英会話CDの宣伝コーナーもあった。恐らくこの時間等に食事やトイレなどを済ませているものと思われる。
- 過去に小林が道交法違反で切符を切られている現場から実況生中継したことがある。この時パーソナリティーは小林1人ではなく、もう1人女性がいた。
- 2006年4月14日、4月22日の放送は、小林克也緊急入院のため、以下のパーソナリティが代役を務めた(4月28日から復帰した)。
- 4月14日 ラッツ&スター(桑野信義、佐藤善雄、遅れて鈴木雅之も参加)
- 4月22日 前半:関口和之(サザンオールスターズ)、斎藤誠 後半:CHAGE(CHAGE and ASKA)
- 2006年4月28日 病気療養生活から番組に復帰した小林が、胃がんのため胃の半分を切除していたことを告白。冒頭で「胃袋を半分切っちゃった」と報告。自身のウェブサイトでも初期の胃がんで手術したことを明かした。だが、この日も通常通り9時間にわたる長丁場をこなし、収録後はスタッフに見送られ、花束を手に笑顔でスタジオを後にしたという。
- 2006年10月27日はスペシャルウィークのプレゼントとしてJA埼玉経済連からレッズライスをプレゼントした。名前の通り、浦和レッドダイヤモンズの公認を受けたお米である。ちなみに2006年4月より9・10時台は浦和レッズのユニフォームスポンサーである三菱ふそうトラック・バスがスポンサーである。
- スポンサーは上記の三菱ふそう以外にも交通情報等でトヨタ勝又グループ、ガリバー、近藤不動産、アルネットホーム、ノーヴァアソシエイツ、バイク王などが付いている。なお前述に出ている「ミュージックインフォメーション」は東芝EMI、ソニーファミリークラブ、ビクターファミリークラブである。
- 2006年12月15日にはオープニングに松坂大輔のボストン・レッドソックス入団の記者会見の模様(録音)を放送し、小林が現地の日本人スタッフと電話を繋いだ。そのため、オープニングコールは9時10分近くにまでずれ込んだ。
- 最近のリスナー参加コーナー、「道のコーナー」と「9時間目」は語尾に「言うまでもありません」を付けるのが流行しているようである。投稿者の中には小林が担当している他局の番組 (bayfmの「ビートルズから始まる。」など)にも付けているらしい。
[編集] タイムケーブル
9:00 オープニング
9:03 オリコンTOP20
11:05 LOVETIME
12:05 あの人に贈りたい From Me To You
14:05 OUR FUTURES ON THE ROAD
15:05 GINZA TOP20
[編集] 外部リンク
- NACK5(NACK5 公式ページ)
- 小林克也のRADIO BAKA(公式ページ)
- ファンファン ファンキーフライデー(ファンサイト)