メカゴジラの逆襲
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『メカゴジラの逆襲』(メカゴジラのぎゃくしゅう)は1975年に公開された日本映画で、ゴジラシリーズの第15作である。1975年3月15日公開。観客動員数は97万人。併映は『サザエさん』、『アルプスの少女ハイジ』、『はじめ人間ギャートルズ』、『アグネスからの贈りもの』、『新八犬伝』。
前作『ゴジラ対メカゴジラ』の続編で、登場怪獣はゴジラ、メカゴジラII、チタノザウルス。ライブフィルムとして、キングギドラ、ラドン、マンダが真船博士とブラックホール第三惑星人がゴジラについて会議している際の資料として登場した。
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[編集] 概要
前作『ゴジラ対メカゴジラ』では敵怪獣はメカゴジラのみで、さらにゴジラには沖縄の伝説怪獣であるキングシーサーというパートナーもいたが、本作ではゴジラ1体で強化改造されたメカゴジラとチタノザウルスの2体を相手にするため、ゴジラは大苦戦する。作品の評価は低いものの、ゴジラをヒーローと考えればかなり面白い娯楽作である。特にゴジラが生き埋めにされながらも復活、メカゴジラの一斉砲撃を受けながらも突進するシーンはヒーローとしてのカタルシスに溢れていると言えるだろう。
なお、ゴジラ映画でタイトルにゴジラ以外の怪獣のみが入るのは『ゴジラ FINAL WARS』までの28作品のうち本作のみである。
余談だが、本作でゴジラは6回しか熱線を使っていない。理由は不明だが、当時は日本映画界が斜陽の時代に入っており、予算削減等の問題があったのかもしれない。
本作はゴジラシリーズ観客動員数のワースト記録である97万人を記録してしまい、その事を受けた東宝は莫大な制作費が必要となる怪獣路線を休止させることを決定。本作を最後に「昭和ゴジラシリーズ」は終了し、1984年に公開された『ゴジラ』に始まる「平成ゴジラシリーズ」まで約10年間の休止となった。
[編集] ストーリー
ゴジラに敗れ、海に沈んだメカゴジラの残骸を調査していた潜水艦「あかつき号」が謎の恐竜に襲われる。それは15年前に学会を追放された真船博士が操るチタノザウルスだった。ブラックホール第3惑星人は真船博士と手を組み、博士の協力のもとでメカゴジラを修復しメカゴジラIIとして蘇らせることにする。翌日、チタノザウルスと戦うゴジラだがチタノザウルスの尻尾の強風に苦戦を強いられる。さらにメカゴジラIIまで現れ、圧倒的に不利な戦いになる。果たして戦いの結末は・・・
[編集] スタッフ
[編集] キャスト
[編集] 関連項目
カテゴリ: ゴジラシリーズ | 本多猪四郎の監督映画 | 1975年の映画