京都市立西京高等学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
京都市立西京高等学校 | |
過去の名称 | 京都府商業学校 京都市立第一商業高校 京都市立西京商業高校 |
国公私立の別 | 公立学校(市立) |
設立年月日 | 1886年(明治19年)5月1日 |
教育理念 | 進取 敢為 独創 |
創立記念日 | 1948年(昭和23年)10月15日 (新制高校再編成) |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 |
分校 | なし |
課程 | 全日制課程 定時制課程 |
単位制・学年制 | 学年制による教育 |
学科 | 未来社会創造学科 エンタープライジング科(全日制) 普通科(定時制) |
学科内専門コース | 未来社会創造学科 エンタープライジング科 自然科学系 社会科学系 普通科 A(総合教養)、B(実修教養) |
所在地・連絡先 | |
所在地 | 〒604-8437 |
京都府京都市中京区西ノ京東中合町1 | |
電話番号 | 075-841-0010 |
FAX番号 | 075-822-5702 |
京都市立西京高等学校(きょうとしりつ さいきょうこうとうがっこう)は、京都府京都市中京区に位置する公立高校である。全日制の課程に未来社会創造学科エンタープライジング科を、定時制の課程に普通科を設置している。 エンタープライジング科に附属中学校が設置されており、中高一貫教育が行われている。エンタープライジング科はいわゆる進学校である。
目次 |
[編集] 沿革
- 明治19年5月 京都府商業学校 創立
- 明治43年4月 京都市立第一商業学校に改称
- 昭和6年4月 校舎を現在地に移転
- 昭和23年4月 新制高等学校となり校名を京都市立西京商業高等学校と改称
- 昭和23年10月 新制高等学校再編成により、普通化を設置し校名を京都市立西京高等学校と改称
- 昭和38年4月 校名を京都市立西京商業高等学校と改称、単独制の商業高校となる
- 昭和60年4月 京都府高校制度改革に伴い、経理科、情報処理科、流通経済科、国際経済科の四学科を設置
- 平成12年4月 会計・情報処理学科群・流通経済・国際経済学科群の2学科群による入学選抜を実施
- 平成13年4月 校舎の全面改築工事を起工
- 平成15年4月 校名を京都市立西京高等学校と改称、未来社会創造学科エンタープライジング科を創設
- 平成16年4月 京都市立西京高等学校附属中学校創立、併設型中高一貫教育を導入
- 平成17年3月 校舎の全面改築工事を完工
[編集] エンタープライジング科
本校の大きな特徴は、全日制の専門学科として未来創造学科エンタープライジング科を開設している点である。 これにより、京都府全域からの受験や通学が可能となっている。この系統をとっている公立高校は京都では他に京都市立堀川高等学校や京都府立嵯峨野高等学校がある。 エンタープライジング科の名前は、英単語の名詞enterpriseの形容詞形であるenterprisingからきている。
[編集] 教育理念
『進取(進んでものごとに取り組もうとする気概)・敢為(あえて困難に立ち向かおうとする気性)・独創(自由な発想と果敢な実行力)』の校是の下、エンタープライズシップにあふれた、21世紀をリードし未来社会を創造する人材を育成する。
[編集] 教育目標
- 附属中学校
未来社会を創造する力の育成を目標とし、高い知性を育み、一人一人の個性を伸長する学習を展開。自由な発想と果敢な実行力をもったチャレンジ精神を涵養して、未来社会の一員としての調和のとれた豊かな感性を磨く。進んで物事に取り組もうとする気概を持った生徒、自らの可能性を信じ敢えて困難にチャレンジする生徒、主体的に社会と関わり自己を高め社会貢献しようとする生徒を育成する。
- 高等学校
創造的コミュニケーションを駆使し、またグローバルな視点で自然現象・社会事象を考察し、豊かな経済センスによってこの世紀を開拓しリードする人材を育成する。自然科学系(理系)、社会科学系(文系)の2つの専門コースを設置し、大学進学に生徒の進路実現を図る。
[編集] 生徒会活動
全日制においては、伝統的に生徒会のことを生徒自治会という。生徒自治会執行部員には希望すれば誰でもなることができるが、生徒会長は選挙によってのみ選出される。
[編集] 部活動
[編集] 文化系
- イラスト
- クッキング
- コンピュータ
- 軽音楽
- 茶道
- 吹奏楽
- ダンス
- 理学同好会
- インターアクト同好会
- 新聞同好会
[編集] 体育系
- 野球
- 第20回選抜高等学校野球大会優勝(京都一商時代)
- 第7回全国高等学校野球選手権大会準優勝(京都一商時代)
- ※甲子園には春3回(11,19,20)、夏3回出場(6,7[以上は京都一商時代]、30[西京商時代])。
[編集] 合格実績
- 国公立大学:106名(京都大学2名、東北大学1名、北海道大学2名、筑波大学2名、神戸大学11名、滋賀大学10名、大阪府立大学11名他)
- 私立大学:330名(早稲田大学2名、慶應義塾大学2名、中央大学1名、2名関西大学42名、関西学院大学12名、同志社大学25名、立命館大学99名他)
- 短期大学:8名
- 専門・各種学校:5名
[編集] 附属中学校
- 2004年4月 京都市立西京高等学校附属中学校 開校
クラブ活動が盛んであり、陸上競技部は近畿大会で総合優勝などの実績を持つ。 選考試験(作文・製作・面接)が毎年行われ、120人を選抜し、生徒として採用している。 生徒は6ヵ年中高一貫教育のため、中学卒業後、自動的に同高校に進学できる。 各クラブ活動の中には高校生と一緒に活動する部活動もある。
[編集] 通学手段など
- 生徒の主な通学手段
- 徒歩
- 自転車
- バイク(定時制は許可されているがエンタープライジング科の生徒は禁止)
- 鉄道:JR嵯峨野線、京福電気鉄道嵐山本線、阪急京都線、京都市営地下鉄など
- 最寄り鉄道駅及びバス停留所:
[編集] 出身著名人
- 村田昭 - 村田製作所創業者
- 桝本頼兼 - 現京都市長
- 木村祐一 - タレント
- 二之湯智 - 参議院議員
- 桜井良子 - 評論家
- 市岡忠男 - 初代巨人軍球団代表
- 竹内愛一 - 元中部日本・朝日監督
- 河合貞雄 - 元慶応大投手
- 松田友一 - 元プロ野球選手
- 北本重二 - 元プロ野球選手
- 国松彰 - 元プロ野球選手・コーチ
- 中井康之 - 元プロ野球選手
- 谷内聖樹 - 元プロ野球選手
- ミツル(田中充) - プロ野球選手
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
この項目は、ウィキプロジェクト/学校の「高等学校テンプレート」を使用しています。