守備固め
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守備固め(しゅびがため)とは、野球やサッカーなど攻守のある競技で、守備力を上げるために守備に難のある選手から、守備が上手い選手に変える作戦のことを指す。 ここでは野球の守備固めについて記述する。
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[編集] 概要
守備固めは、主にリードしている側のチームが終盤に行う。 守備固めは主に、以下のパターンとなる。
守備固めとして出場する選手は、守備力以外の能力がそれほど高くないことが多い(守備力以外も高い選手は先発で使われている可能性が高い)。そのため、守備固め選手は、打席が回ってくるのが遅い打順に入れられることが多い。守備固めを行って逃げ切りを図ったものの、同点とされて延長戦に入ってしまうような場合は、守備固めによる攻撃力ダウンが裏目に出たケースと言える時もある。
なお、ワンサイドゲームの場面で主力選手を、守備固めの選手に変えることがあるが、守備固めよりもむしろ主力選手の休養や、控え選手に試合経験を積ませることが目的であることが多い。
[編集] そのまま守備を交代するパターン
プロ野球での例は、2005年の広島の二塁手だったエスターリン・フランコが、中盤(6回前後)になってから福井敬治に変わった事がある。おなじく広島の外野手前田智徳も、近年試合終盤になってから森笠繁や広瀬純などと交代することが多い。
2006年中盤の巨人は、三塁手のジョージ・アリアス・ジョー・ディロンに変わって中盤に古城茂幸が入る事も多くなった。
また、試合状況によって守備を変えることがある。 ロッテのバレンタイン監督は、ピンチに相手の右打者が来た場合、左翼手を強肩の南竜介に変える事がある。
広島のマーティ・ブラウン監督も、過去に二度「内野手5人の奇策」をしており、中堅手を内野手経験者である福井や井生とし、内野で守備させた。
[編集] 代打・代走の選手でそのまま守備に就くパターン
2006年の西武では、アレックス・カブレラが故障で代打出場していた際、安打・四球などで塁に出た時に代走が送られ、そのまま守備に入ることが多かった。
[編集] 代打・代走の選手に変わって守備に就くパターン
ソフトバンクでは、野手の代打に大道典嘉が出され、その後他の守備固めの選手と交代するケースが見られる。(2006年シーズンまで)
- この事は捕手でも行われる事がある。
[編集] 守備固めで有名な選手
- 本西厚博・上田浩明・・・どこでも守れるユーティリティープレイヤー。外野守備に定評。上田は内外野、どこでも守れるユーティリティープレイヤーとして18年間ライオンズでプレー。
- 川相昌弘・鳥越裕介・・・内野全般のユーティリティープレイヤー。川相は中日時代に、鳥越はソフトバンク時代に内野の全ポジションに就いた。