幸崎駅
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幸崎駅(こうざきえき)は、大分県大分市大字本神崎260番地に所在する九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である。
また日本貨物鉄道(JR貨物)の駅でもあるが、1996年より貨物列車の設定はない。
駅の所在地は「神崎」と表記するが、神埼駅と区別する為に現在の駅名が採用された。かつては佐賀関鉄道が接続していた。
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[編集] 駅構造
- 2面3線の地上駅。但し1面1線のホームは駅本屋とは反対側にあり全てのホームへは跨線橋を利用しなければならない。
- かつては8両編成にまで対応していたが高速化工事事業の際に6両に短縮された為に多客期の特急ではしばしば前後端の車両がホームに掛からないと言う現象が起こる。
- 1番線
- 待避の無い全ての停車・通過
- 停車列車同士の待避に於ける日豊本線下り(佐志生、臼杵、佐伯、重岡、南延岡、南宮崎、宮崎空港方面)
- 2番線
- 待避列車
- 停車列車同士の待避に於ける日豊本線上り(坂ノ市、大分、亀川、日出、杵築、大神、中山香、柳ヶ浦、小倉、博多方面)
- 3番線
- 下り到着及び折り返し上り方面、終電留置
[編集] 駅周辺
- 国道197号
- 旧・佐賀関町で唯一の駅だが佐賀関港がある町の中心部へはバスで約20分。
- 築山古墳 - 大分県下で有数の規模を誇る前方後円墳(県下最大である亀塚古墳は隣の坂ノ市駅が最寄)で、円墳の頂上には神社が有る。
[編集] 利用状況
1日平均乗降人員は967人である(2003年度)
[編集] 歴史
- 1914年(大正3年)4月1日 - 内閣鉄道院の駅(当時は終端駅)として開業。
- 1915年(大正4年)8月15日 - 幸崎~臼杵駅間開通
- 1946年(昭和21年)3月11日 - 日本鉱業佐賀関鉄道開業(接続駅は日鉱幸崎駅)
- 1963年(昭和38年)5月15日 - 佐賀関鉄道全線廃止
- 1967年(昭和42年)10月1日 - 新田原~幸崎駅間電化
- 1974年(昭和49年)3月13日 - 幸崎~南宮崎駅間電化
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR九州・JR貨物の駅となる。
- 1996年(平成8年)3月16日 - 貨物列車の設定が廃止。
- 佐賀関鉄道の廃線後も日鉱金属佐賀関製錬所での銅製錬にて生じた濃硫酸を運搬する為、幸崎駅の隣に搬入施設及び施設まで専用線が存在したが廃止・撤去された。
かつては国鉄バス坂ノ市・佐賀関線が有り早朝便は佐賀関駅の先に有る製錬所まで延長運行していた。JRに移管後も暫くの間運行されたが2003年(平成15年)4月1日に全線廃止され同日より大分バス(大分-佐賀関線)の幸崎駅乗入が開始された。
[編集] バス
- 大分バス
- 大分(坂の市・鶴崎経由)
- 佐賀関