南延岡駅
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南延岡駅（みなみのべおかえき）は、宮崎県延岡市構口町1丁目5429番地2号にある九州旅客鉄道（JR九州）・日本貨物鉄道（JR貨物）日豊本線の駅である。
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[編集] 駅構造
混合ホーム2面3線と留置線を有する地上駅。側線を11本有し旅客用が5本、貨物用が6本となっている。駅本屋とホームとは側線を跨ぎ1本の跨線橋で連絡している。以前は延岡運転区（分ノカ）があり高千穂線列車の運用を持っていた。駅本屋は鉄筋コンクリート2階建で外観は大都市圏の通勤小駅の雰囲気が漂うが、実際は本数が少なく特急（中長距離）利用が多いことから、改札外に待合所と売店があるといった大都市圏の橋上駅舎にはあまり見られない特異な配置である。マルス端末機の設備があり、自動券売機1機が設置されている。
出改札業務のみ九州交通企画に業務委託されている。貨物列車の入換時や早朝、夜間の車両回送時は延岡駅から輸送担当、信号担当が列車便乗で出張してきて作業を行う。
- のりば
- 延岡・大分方面（一部宮崎・宮崎空港方面）
- 宮崎・宮崎空港方面
- （側線）宮崎・宮崎空港方面、延岡・大分方面
[編集] 貨物取扱
- 取扱貨物
- 旭化成ケミカルズ宮崎支社へ続く専用線があり、液体塩素・濃硝酸のタンク車による発送を行っている。輸送先は現在は大牟田駅のみ。その途中から、旭化成せんいベンベルグ工場へ続く専用線が分岐しており、コンテナ輸送を行っている。
- 貨物列車は、1日1往復、北九州貨物ターミナル駅方面との間に専用貨物列車が運行されている。
[編集] バス路線
駅を降りただけではわかりにくいが、付近を通る旧国道10号上、駅前の信号付近に「南延岡駅前」バス停がある。北方向（市街地方面）は横断歩道を渡って右折、南方向（土々呂方面など）は横断歩道を渡らずに左折したところに乗り場がある。このバス停は宮崎交通の延岡市内、市外各路線が集まる区間にある。
（北方向）
- 延岡駅方面 （安賀多、中央通1丁目経由）
- 延岡駅前バスセンター行き、延岡駅行き、レーヨン行き、桜ケ丘行き、今山ニュータウン行き、延岡学園前行き、東海（とうみ）行き、川口行き、宮野浦行き（浦城港経由）
- 保健福祉大学行き （安賀多、中央通2丁目、市役所前、すみれ団地、西階（にししな）運動公園経由）
（南方向）
- 南営業所前止まり
- 雷管行き （緑ヶ丘、学園前経由）
- 片田団地（片田回転場）行き
- 南一ヶ岡（みなみひとつがおか）行き
- 土々呂方面 （旭ヶ丘経由）
- ロックタウン日向行き、日向高校前行き、東細島行き、平田病院行き、赤水（外浦）行き
- 一ヶ岡小学校入口～土々呂経由ロックタウン日向行き（夜間・深夜運転）
[編集] 駅周辺
当駅は延岡市の市街地川南地区（市街地の内、旧恒富村の部分）の南端付近にあり、延岡市主要部の南側玄関口にあたる（中心・北側は延岡駅）。駅前広場にはタクシーが多く停まっている事が多い。
駅前（西側）方向には愛宕山が迫っており、駅と愛宕山の間にある狭い平らな土地に旧国道10号の商店街がある。この地区は夕方になると山の陰に日が隠れる。
駅東側は海まで約1キロメートルで概ね平坦な低地である。田園地帯などを転用して住宅開発が成され、国道10号（延岡バイパス）沿いにはロードサイド型商店があるなど、概ね郊外の地域である。
駅周辺の凡そ1キロメートル圏内には住宅団地が多いが、列車で通勤する人が比較的多くないため、当駅と関連付けをされることが少ない。一方で、駅前商店街が「南延岡商店街」（正式名称も「南延岡商店街振興組合」）、駅付近の支店名が「南延岡（支）店」であったりするなど、「南延岡駅」ではなく「南延岡」が場所を示す通称になっていることも窺える。ちなみに地元では、南延岡駅のことを俗に「南駅」（みなみえき）と呼ぶ。
[編集] 西側（駅出入口側）
駅前の旧国道10号を約1キロメートル北上すると市街地（川南地区）及び隣接する旭化成工場などに出られる。
延岡市構口町、伊達町方面
- 中心街・延岡駅方面へ日中一番少ない時間帯でも1時間中3本。
- 延岡社会保険健康センター ペアーレ延岡
- 田原病院
- 旭化成柔道場 - 共栄町
- 宮崎県警察 延岡警察署 - 愛宕町三丁目
- 宮崎銀行 南延岡支店
- 延岡信用金庫 南延岡支店
- マックスバリュ 南延岡店
- ザ・ダイソー 南延岡店
- 黒瀬病院
- 宮崎交通 南延岡車庫（旧・南延岡営業所） - 平原町（ひらばるまち）一丁目
- 救命堂
- マルイチ - 平原町一丁目
- 井上病院 - 平原町一丁目
- 岡村病院 - 平原町一丁目
- 延岡市立南小学校 - 平原町二丁目
- 南幼稚園 - 平原町二丁目
- ハローワーク延岡 - 愛宕町二丁目。徒歩15分以上。或いはバス「愛宕町1丁目」（延岡駅方面行きなど北方向のバス）下車。
- 宮崎県延岡児童相談所 - 愛宕町二丁目。徒歩15分以上。或いはバス「愛宕町1丁目」（延岡駅方面行きなど北方向のバス）下車。
- 延岡土木事務所 - 愛宕町二丁目。徒歩15分以上。或いはバス「愛宕町1丁目」（延岡駅方面行きなど北方向のバス）下車。
- 宮崎県立延岡病院（「県病院」で通じる） - 新小路二丁目。徒歩15分以上。或いはバス「愛宕町1丁目」（延岡駅方面行きなど北方向のバス）下車。
- 宮崎県立延岡青朋高等学校 - 平原町三丁目。徒歩15分以上。或いはバス「椿ヶ丘入口」（片田団地行き所要3分）又は「中平原」（一ヶ岡行き、土々呂方面行き所要1分強）下車徒歩。
- 旭化成ケミカルズ 延岡支社（「支社」で通じる場合がある） - バス「安賀多5丁目」（延岡駅方面行きなど北方向のバス。一部除く）下車。
- 旭化成ケミカルズ 延岡薬品工場（「薬品（工場）」で通じる） - 徒歩約10分強。或いはバス「愛宕町3丁目」（延岡駅方面行きなど北方向のバス）下車。
- 旭化成ファーマ 延岡医薬工場 - 徒歩約15分。バス「愛宕町3丁目」（延岡駅方面行きなど北方向のバス）下車。
- 旭化成せんい ベンベルグ工場（「ベンベルグ」で通じる） - バス「安賀多4丁目」（延岡駅方面行きなど北方向のバス。一部除く）下車。
- 旭化成エレクトロニクス ペリクル工場
[編集] 東側（駅裏側）
西側より、駅の直ぐ南（浜町）、又は駅北方向（別府町（びゅうまち））にある踏切を渡る必要がある。ただし聖心ウルスラ学園高等学校、聖心ウルスラ学園短期大学など南方向はこの限りではない。
旭化成ケミカルズ雷管工場、延岡工業高校方面へは徒歩で凡そ15分くらいである。当駅から乗車できるバス便はあるが遠回りの経路である。
延岡市浜町、緑ヶ丘方面
- 国道10号
- ベスト電器 延岡店
- ファッションセンターしまむら
- ホームセンター安川
- エブリワン
- 生活協同組合コープみやざき 浜町店
- ザ・ダイソー コープみやざき浜町店
- 宮崎県立延岡工業高等学校
- ホームワイド 緑ヶ丘店
- 旭化成ケミカルズ 雷管工場 - （「雷管」で通じる）
- 旭化成ケミカルズ レオナ工場
[編集] 利用状況
1日平均乗車人員は713人である(2003年度)
[編集] 歴史
- 1922年（大正11年）2月11日 - 開業。
- 1945年（昭和20年）8月10日 - 延岡大空襲により駅本屋構内全焼
- 8月12日 - 空襲により沖田川橋梁落下(沖田川橋梁8月23日復旧)
- 1974年（昭和49年）3月13日 - 幸崎～南宮崎駅間電化
- 1978年（昭和53年）4月5日 - 現3代目駅舎竣功
- 1987年（昭和62年）4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR九州・JR貨物の駅となる。
- 2006年（平成18年）9月17日 - 台風13号による竜巻のため、特急にちりん9号が延岡側手前400mで脱線し、前2両横転。JR日豊本線脱線転覆事故を詳しくは参照。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
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