国道254号
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国道254号(こくどう254ごう) は、東京都文京区から埼玉県・群馬県を経由し、長野県松本市へ至る一般国道である。
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[編集] 概要
東京都心と埼玉県西部を結ぶ道路としては最もメジャーな一般道という事もあり、渋滞が激しいこの道は、古くから川越街道~川越・児玉往還~信州街道として「江戸道」「川越道」などとも呼ばれ、中山道より行程距離も短く、通行者も多かったため、五街道に準ずる脇往還の1つであった。大名などが多く利用する五街道とは違い、役人や女性が多く利用していた事から群馬県甘楽郡下仁田町のように「姫街道」と呼んでいる地域もある。長野県の一部区間は中山道となっている。
明治期には、東京から群馬県渋川市を経て、新潟県長岡市までの鉄道路線として計画された東上鉄道(現在の東武東上線)の当時の敷設計画ルートも、藤岡市までほぼこの道に並行している。
近年においても、関越自動車道が東京~藤岡間で並行しており、藤岡以西でも上信越自動車道がほぼ並行しているといってよい。
現在においては、山手線内側では春日通り、山手線外側では川越街道、群馬県内では信州街道などと呼ばれている。また数字をとってニーゴーヨンと呼ばれることも多い。
- 陸上距離:223.6km
- 起点:東京都文京区(本郷=国道17号交点)
- 終点:長野県松本市(島内=国道19号交点)
- 主な経由地:埼玉県川越市、東松山市、群馬県藤岡市、長野県佐久市
- 指定区間:東京都内の区間、国道16号との重複区間
[編集] 歴史
- 1963年4月1日:二級国道254号東京小諸線(東京都文京区~長野県佐久市~長野県小諸市)として指定。佐久市~小諸市は国道141号と重複。
- 1965年4月1日:一般国道254号となる。
- 1970年4月1日:長野県佐久市~長野県松本市の区間(主要地方道松本佐久線)を編入し、総区間は東京都文京区~長野県松本市となる。
- 1971年12月20日:一般国道254号東京川越道路として練馬IC~川越ICが開通。
- 1973年4月1日:東京川越道路が高速自動車国道の関越自動車道に編入される。
- 2005年12月22日:長野県佐久市内の平賀バイパスが全通。
[編集] 通過市町村
[編集] 重複区間
- 国道463号(埼玉県新座市中野~埼玉県富士見市下南畑)
- 国道16号(埼玉県川越市新宿町~埼玉県川越市大仙波)
- 国道140号(埼玉県大里郡寄居町桜沢)
- 国道462号(埼玉県本庄市児玉町児玉~埼玉県本庄市児玉町八幡山)
- 国道142号(長野県佐久市跡部~長野県北佐久郡立科町宇山)
- 国道152号(長野県小県郡長和町古町~長野県上田市腰越)
[編集] 接続道路
- 東京都
- 国道17号(本郷通り)(文京区)
- 明治通り(東京都道305号芝新宿王子線)(豊島区)
- 山手通り(東京都道317号環状六号線)(豊島区)
- 北池袋出入口 - 首都高速道路5号池袋線(豊島区)
- 環七通り(東京都道318号環状七号線)(板橋区)
- 環八通り(東京都道311号環状八号線)(練馬区)
- 国道17号(新大宮バイパス、練馬区)
- 埼玉県
[編集] バイパス
- 和光富士見バイパス - 一部開通(東京外環から約640m)
- 富士見川越有料道路 - 暫定4車線
- 川越バイパス
- 川島バイパス
- 東松山バイパス
- 唐子バイパス
- 嵐山バイパス
- 小川バイパス
- 児玉バイパス
- 藤岡バイパス
- 富岡バイパス - 一部開通
- 下仁田バイパス
- 平賀バイパス
[編集] 別名、旧街道名
[編集] 有料道路
- 富士見川越有料道路(埼玉県)
- 三才山トンネル有料道路(長野県)
- 松本トンネル有料道路(長野県)
[編集] 高速自動車国道に編入された区間
[編集] 道の駅
[編集] 平行する鉄道路線
[編集] 外部リンク
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