桂すずめ
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- 初代 桂すずめは、桂小米の項を参照のこと。
- 2代目 桂すずめは、下記参照。
- ※舌切亭すずめは、2代目桂文雀の項を参照のこと。
桂 すずめ(かつら すずめ、1951年7月17日 - )は、大阪市住之江区出身の落語家。本名は宮永 佳代子(みやなが かよこ)。
俳優としては三林 京子(みつばやし きょうこ)を名乗る。実父は文楽の人形遣いで人間国宝の故二世桐竹勘十郎。弟は同じく人形遣いの三世桐竹勘十郎(元吉田蓑太郎)。同吉田簑次は甥に当たる。
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[編集] 来歴
NHK大阪放送児童劇団を経て、大谷中学校在学中の1965年より山田五十鈴の付き人となる。1970年に大谷高等学校を卒業後東宝演劇部と契約し、芸術座「女坂」にて初舞台。1975年にはNHKの大河ドラマ「元禄太平記」でテレビデビュー。1978年にフリーとなり、新歌舞伎座、明治座、前進座などの舞台を中心に、俳優としてのキャリアを積む。
1997年6月、京都南座での芝居「海道一の男たち」で米朝一門と共演したのをきっかけに、女性の弟子はとらないとしていた3代目桂米朝に正式に入門。翌1998年には2代目桂すずめの名前で噺家としての初舞台に上がり、一門初の女流落語家となる。米朝事務所所属。
[編集] 受賞歴
- 1975年 「ゴールデン・アロー賞」新人賞、「日本映画・テレビ製作者協会賞」を受賞。
[編集] 役職
- 1992年 大阪市いちょう大学初代学長
- 1998年 大阪府教育委員( - 2002年9月)
- 2000年 大阪市総合計画審議委員
- 2001年 日本ユニセフ協会大阪支部評議委員
- 2002年 大阪駅地区都市再生懇談会委員
- 2003年 文化庁文化審議国語分科会委員
[編集] 主な出演
[編集] テレビ
- 元禄太平記(1975年)
- 鳴戸秘帖 (1977年)
- 江戸の牙 (1979年)
- いちばん太鼓 (1985年)
- 女系家族 (1991年)
- ぴあの (1994年)
- 八代将軍吉宗 (1995年)
- ふたりっ子 (1996年)
- オードリー (2000年)
- 葵 徳川三代 (2000年)
- ファイト! (2005年)
[編集] ラジオ
- 大人の普段着 (ラジオ関西)
[編集] 映画
- アラスカ物語 (東京映画、1977年1月)
- 若い人 (東宝、サンミュージック、1977年4月)
- 隠密同心 大江戸捜査網 (東京12チャンネル、1979年12月)
- じゃりン子チエ (キティ・ミュージック、東京ムービー新社、1981年4月)
- あ、春 (トラム、松竹、衛星劇場、1998年12月)
- 虹の岬 (東北新社、1999年4月)
- ニワトリはハダシだ (シマフィルム、ビーワールド、衛星劇場、2004年11月)
[編集] 著書
- お先にどうぞ (随筆、いるむ株式会社、1998年6月15日、ISBN 4-87625-600-4)
[編集] DVD
[編集] 出典
- 桂すずめ - 米朝事務所公式プロフィール
- 生活・グルメ NIKKEI NET 京の噺家 桂米二でございます 第8回 芝居と文楽 - NIKKEI NET内2003年5月24日の記事