流し満貫
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流し満貫(ながしマンガン)とは、麻雀における役のひとつ。么九振切(幺九振切、ヤオ九振切、ヤオチューふりきり)とも呼ばれる。
なお、その特殊性により、役には含めないとする考え方もある。
[編集] 概要
その名が示すとおり、一般的には満貫である(倍満や役満とするルールもある)。
配牌の時点から么九牌だけを捨て続け、流局(荒牌)までそれを続けられた場合に成立する。ただし、捨てた牌を他家に1枚でも鳴かれている場合は成立しない(鳴かれても有効とするルールもあるが、極めて稀である)。
役の性質上、成立時には放銃者がいないため、ツモあがり相当の扱いとして他家全員から点数の支払いを受ける。
流局となるまで17~18枚の么九牌を捨てる必要があるため、流し満貫より国士無双を狙う方が期待値も点数も高く、どちらかというと積極的に狙われる役ではない。
ローカルルールではあるものの、他のローカルルールと比較すると採用される場合が多い(和了後に流局として扱うルールもある)。
[編集] 関連項目
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