湯浅町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
|
湯浅町(ゆあさちょう)は和歌山県有田郡にある町である。醤油や柑橘類を産することで名が知れており有田郡の行政中心地のひとつでもある。
目次 |
[編集] 地理
湯浅町は紀伊半島西部の、海が陸に深く入りこんだ入り江の奥に存在している。この入り江には広川が流れ込んでおり湯浅広港は天然の良港として古来より物流の中心地として栄えてきた。気候は黒潮の影響で温暖にして柑橘類を産しており、かつてはこの地で取れた柑橘類をそのまま湯浅の港にもって行き各地に輸送を行っていた。 リアス式海岸で海岸線は入り組み海岸にはいくつかの海水浴場もある。山としては有田市との境にそびえる平見山、町の東側にある山岳地帯の三本松峰や地蔵峰、広川町との境にある高城山があげられ川としては広川などがあげられる。
[編集] 歴史
湯浅は古来より熊野街道の宿駅として栄えており紀州藩の有田代官所がおかれてからは有田地方の中心地のひとつとしても賑わいを見せるようになった。
- 1888年(明治21年)4月25日 - 町村制の施行により和歌山県有田郡湯浅村・山田村・青木村・別所村・吉川村・栖原村・田村が成立する。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 山田村と青木村及び別所村が湯浅村に合併され有田郡湯浅村が誕生する。吉川村・栖原村・田村も合併により有田郡田栖川村となる。
- 1896年(明治29年)6月22日 - 湯浅村が町制施行により有田郡湯浅町となる。
- 1956年(昭和31年)3月31日 - 湯浅町と田栖川村が合併、現在の湯浅町となる。
[編集] 行政
[編集] 議会
[編集] 経済
1995年の統計によると
- 第一次産業就業人数は1086名、
- 第二次産業就業人数は1904名、
- 第三次産業就業人数は4028名
である。
[編集] 産業
漁業・農業が盛んである(下記特産物の項目を参照)。紀州藩の保護を受けて醸造業が発達した醤油は、日本での発祥の地として有名。温暖な気候を利用して柑橘類の栽培も行われている。
[編集] 姉妹都市・提携都市
- ケンブリッジ(米、ミネソタ州) - 1986年3月15日 姉妹都市締結
- ブラハム(米、ミネソタ州) - 1986年3月15日姉妹都市締結
- ケリケリ町(ニュージーランド)-1993年5月13日姉妹都市締結
[編集] 教育
- 町内には以下の小学校がある。
- 町内には以下の中学校がある。
- 湯浅町立湯浅中学校(湯浅町湯浅1815)
- 町内には以下の高等学校がある。
- 和歌山県立耐久高等学校([4]、湯浅町湯浅1985)
- 町内には大学はないが、近畿大学の附属農場があり、農学部の実習に利用されている。
[編集] 隣接する自治体
湯浅町は以下の自治体と隣接している。
[編集] 交通
[編集] 鉄道
町内には西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線が走っている。紀勢本線の普通列車はこのあたりでは普通列車は30分に1本くらいの割合で運行されている。町内にあるのは湯浅駅のみであるが中心部に近く、一部の特急列車の停車駅となっている。
- 紀勢本線
- (広川町 (和歌山県)) - 湯浅駅 - (有田川町)
[編集] 道路
- 国道42号線(熊野街道)
[編集] 名所・特産物・観光スポット・祭事・催事
[編集] 観光
- 湯浅 - 国選定重要伝統的建造物群保存地区
- 湯浅小学校講堂 - 国登録有形文化財
- 湯浅城
- 熊野古道
- 勝楽寺
- 施無畏寺 - 明恵紀州遺跡卒都婆が国指定史跡
- 西有田県立自然公園
[編集] 温泉
- 二の丸温泉(湯浅町山田)
- 栖原温泉(湯浅町栖原)
[編集] 特産物
[編集] 祭り
- 湯浅まつり
[編集] 湯浅町出身の有名人
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 日本の市町村のスタブ項目 | 和歌山県の市町村 | 湯浅町