石田純一
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石田純一(いしだ じゅんいち、本名:石田 太郎(いしだ たろう、1954年1月14日 - )は、日本の俳優・タレントである。東京都出身。アメリカからの帰国子女。東京都立青山高等学校卒。早稲田大学商学部中退。スカイコーポレーション所属。血液型A型。
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[編集] 経歴
劇団所属俳優として長い下積みを経た後、1985年にフジテレビのクイズ番組『TVプレイバック』にレギュラー回答者として出演。1987年にテレビ朝日の音楽番組『オリジナルコンサート』の司会を経て、1988年のフジテレビのドラマ『君の瞳をタイホする!』などでトレンディ俳優としてブレイク。以降、バブル期を中心にトレンディドラマの帝王に君臨するが、松原千明との結婚騒動や、その後も恋多き男として有名になったことから、芸能界のプレイボーイの代表と見られている。
1996年10月、自らの不倫を非難するゴルフ場での芸能レポーターの取材に対して「文化や芸術といったものが不倫から生まれることもある」と発言、これが「不倫は文化」発言として報道される。
1997年4月から1998年3月まで、テレビ朝日にて『スーパーJチャンネル』の月曜日から木曜日までのメインキャスターとして活躍したが、不倫騒動ののち降板。キャスター降板日には生放送で落涙。以後は演技からも遠ざかり、主にバラエティ番組を中心に活躍している。
[編集] 家族
父はケネディ大統領暗殺事件やアポロ月面着陸をアメリカから伝えた石田武(元NHKアナウンサー、故人)、姉は石田桃子(音楽家)。石田は2度の離婚経験者(バツニ)。1回目は作家・翻訳家の星川淳の実妹と学生結婚し、息子(俳優・ミュージシャンのいしだ壱成)をもうけた。2回目の相手・松原千明との間には娘(モデルの松原すみれ)がいる。 2006年1月に、息子のいしだ壱成が離婚し、親子揃って離婚経験者となった。
[編集] 逸話
- 父のコネで芸能界に入ったが全く芽が出ず「次が駄目なら事務所の裏方へ回す」と宣言されたがドラマが小ヒットし芸能人として生き残った。
- 童顔タレントとしても有名。ただ、数年前まで、公式プロフィールなどでの生年を1955(昭和30)年と1歳さばを読んでいたことが、本人の自己申告で判明する(ちなみにルー大柴、萩尾みどりと生年月日が全く同じ)。さば読みの理由はオーディションの受験年齢が一歳過ぎていたため、オーディション受験のため一歳さばを読んだ。
- 独自のファッションスタイルをかたくなに守る姿勢で知られ、セーターを肩に掛けるファッション「純一掛け」は、雑誌「JJ」でも話題になった。また、靴下をはかず直接靴を履くことで有名。以前は冬には靴下をはいていたが、「今日は靴下履いているんですね」とバラエティ番組で言われ、全くはかなくなった。現在は、「石田純一といえば素足」がもはや「持ちネタ」になっている。
- 『行列のできる法律相談所』では、司会の島田紳助に「不倫は文化」でイジられる事が多い。
- 『めちゃ²イケてるッ!』に出演の際に阪神タイガースファンと公言。番組の中で、ファンだった田淵幸一のモデルの背番号22番のユニフォームを渡される。しかし2006年のW杯では露骨に日本代表人気に便乗し俄かの代名詞扱いをされた。
- 尊敬している歴史上の人物はジョン・F・ケネディ。
- ジャニーズの中島裕翔に「キスってどんな味ですか」と聞かれ、「レモンのような」と発言した。
- 無名時代に苦労したため、基本的にはどんな取材でも誠実に対応している。そのため芸能レポーターからの評判は良い。
- ゴルフ好きとして知られ、チャリティトーナメントなどに頻繁に参加。
- 『芸能人格付けチェック』では、色々と自慢するが答えが当たったためしがほとんどなく、最近では答えの部屋に石田がいるだけで不正解だと思われている。特にワインでの味の表現や立ち振舞いだけは光りつつも過去にたった1度しか当てた事がない。2006年1月のスペシャルは石田が担当しなかった分を含めて全問不正解で口だけぶりを露呈した(「三流芸能人」1回、「映す価値なし」はレギュラー時代に1度、復活後の特番では2度もランク付けされており通算で3回もなっている)。
- 禁煙してからはマラソンをするようになり、『オールスター感謝祭』の駅伝では必ず走る。また石田同様、バツニタレントである東国原英夫とはかつてマラソン仲間であった。
- テレビ番組で、早稲田時代にテレビ局のアルバイトで不正をはたらいて計約300万円を不正に受け取っていた、と本人が告白する。その後テレビ局に謝罪し、水に流してもらう。
- ニセ有栖川宮の結婚披露宴に出席した。
- 2006年9月放送の日本テレビ系『行列のできる法律相談所』の番組中、「今、お付き合いしたい女性がいる」と発言。司会の島田紳助に筆談で名前を示し、その36歳の年齢差から石田は島田に罵倒されたが、そこに書かれた名前は福田沙紀だったらしい。石田純一と福田沙紀とは、ドラマでの競演歴があるが、福田の役は石田との子供を妊娠する役であった。(「女性セブン」誌に掲載、10月9日日本テレビ系ワイドショー『ザ・ワイド』でも言及。)なお、福田沙紀は、島田紳助が司会の『クイズ!ヘキサゴンII』の準レギュラー。(但し番組中、年齢差の言及は無く、島田からは「無理だ。」「アホ。」などの突っ込みはあったが未成年の福田相手に犯罪者呼ばわりは無く、書かれた相手のヒントとして「デカイ。」という言葉が出た為書かれた名前が本当に福田かは疑問である。)
- 『月光音楽団』では土足だった。
- 2006年11月22日、杉本彩と〝純一&彩〟名義で、シングル『逆にそれって愛かもね』をリリース。
[編集] 出演作品
[編集] 映画
- さらば、わが友 実録大物死刑囚たち
- 小説吉田学校
- cowra
- 未完の対局
- 帝都物語
- 愛と平成の色男
- The AURORA 海のオーロラ(NTV初フルCGアニメーション、息子のいしだ壱成と親子で声優として出演)
[編集] テレビドラマ
- 俺たちは天使だ! 第8話(1979年 日本テレビ) ※「石田純」名義
- 噂の刑事トミーとマツ 第26話(1980年 TBS) ※「石田純」名義
- 元気です!(1980年 TBS)
- 3DKの通り魔(1982年 テレビ朝日「土曜ワイド劇場」にて放送)
- 君の瞳に恋してる!(1989年 フジテレビ)
- ウルトラマンを作った男たち(1989年)
- 同・級・生(1989年 フジテレビ)
- 想い出にかわるまで(1990年 TBS)
- しゃぼん玉(1991年 フジテレビ)
- 世にも奇妙な物語『開かずの踏切』(1991年 フジテレビ)
- さよならをもう一度(1992年 フジテレビ)
- ジェラシー(1993年 日本テレビ)
- 大人のキス(1993年 日本テレビ)
- 長男の嫁(1994年 TBS)
- ヘルプ!(1995年 フジテレビ)
- 世にも奇妙な物語『熊の木本線』(1996年 フジテレビ)
- 透明人間(1996年 日本テレビ)
- コーチ(1996年 フジテレビ)
- 仮面の女(1996年 TBS)
- 松本清張スペシャル・指(2006年 日本テレビ系)
- 不信のとき~ウーマン・ウォーズ~(2006年 フジテレビ)
[編集] テレビアニメ
- アンデルセン・ストーリーズ(カートゥーン ネットワーク、アンデルセンの声)
[編集] DVD
- 人生をポジティブに生きる25の方法(2006年 avex)
[編集] TVCM
- ノーベル製菓「はちみつきんかんのど飴」