明星中学校・高等学校 (大阪府)
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明星中学校・高等学校 | |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人大阪明星学園 |
設立年月日 | |
共学・別学 | 男女別学(男子校) |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
所在地 | 〒543-0016 |
大阪府大阪市天王寺区餌差町5番44号 | |
電話番号 | 06-6761-5606 |
FAX番号 | 06-6761-0720 |
外部リンク | 公式サイト |
明星中学校・高等学校(めいせいちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、大阪市天王寺区餌差町にある、学校法人大阪明星学園が運営する私立男子校。
東京にある明星高等学校と区別する意味で、「大阪明星高校」や「大阪明星高等学校」と表記されることが多いが、これはあくまでも通称であり、正式名称は「明星高等学校」である。なお、東京の明星中学校・高等学校と、本校で記述する明星中学校・高等学校は関係がない。
近隣には、大阪府立清水谷高等学校、大阪府立高津高等学校、城星学園中学校・高等学校、大阪女学院中学校・高等学校などの高等学校・中高一貫校がある。
目次 |
[編集] 概要
1898年(明治31年)創立の「明星学校」を起源とする、100年以上の歴史をもつ伝統校であり、卒業生は2万人を超える。フランスのマリア会を母体とするカトリックのミッションスクールである。
校名は聖母マリアの称号の1つである「明けの明星(みょうじょう)」に由来する。校章は、聖母マリアの象徴である「星」を中央に据え、聖母マリアの勝利の「月桂樹」をまわりに配したものである。(校章・学校の外観は、大阪明星学園Webサイトトップページを参照のこと。)
[編集] 教育方針
愛と正義、平和のために核となって社会に奉仕できるような生き方を身につけた人材明星紳士の育成のために、カトリックの精神とマリア会の教育目標に基づいた教育を実施する。
- 宗教教育
ミッションスクールであることから、授業に「宗教」という科目があり、週1回、宗教科の教師(ほとんどが神父)による授業が行われる。しかし、カトリックの教学を押しつけるわけではなく、豊かな人材の育成を目的とした、道徳の授業に相当するような比較的自由な授業である。
- 男子教育
一時期男女共学化も検討されたが、同じマリア会を母体とする、一部男女共学化を実施した長崎県の海星中学校・高等学校及び2008年度に共学化を実施する予定の札幌光星中学校・高等学校と異なり、現時点での男女共学化は行わないこととされた。このことは、男子修道会であるマリア会が母体であることと密接な関係がある。養護教諭、司書教諭と一部講師を除き、教員は男性で占められている。
[編集] 教育改革
1960年代中盤までは夏の甲子園に常時出場していた、野球の名門校であった。その後徐々に進学校へと転換し、現在では大阪府内では、清風南海高校・四天王寺高校などと並び、大阪星光学院高校に次ぐ進学校の一角となった。2004年度の大阪大学合格者数が、国内2位となるなど現在も上昇中である。 更に、2002年度にはエスポアールコースの設置により中高一貫教育を拡充し、2005年度からは高等学校での従来のI類・II類制を廃止し、ルミエールコースの設置による新システムを導入して、さらなる大学合格実績の飛躍をねらっている。
2002年のエスポアール設置は、学校週5日制の導入をキッカケとしたものであった。同制度の導入にならい、明星でも週休2日となったが、「土曜セミナー」の開設により、希望者に対しては土曜日に発展的な授業を行う。尚、高校から入学したルミエールの生徒は、高1の間は進度を速めるために土曜日も通常授業である。
[編集] 学校生活
校舎の最上階には、大きなマリア像がある。夜間はライトアップされる。また、1年に一度12月24日のクリスマスミサの前後は、校舎と校門付近の芝生および噴水に電飾が設置される。
校舎は近年ほぼ全面的に改築された。3つの体育館(うち1つは剣道場)や、合わせて約19.811㎡のグラウンドとテニスコート(4面)、1800席のマリアンホール(大講堂)などがある。敷地の総面積は27.082㎡。また、長野県と奈良県に校外学舎があるが一般学生の使用は殆ど無い。食堂(定員638名)があり、毎日多くの生徒が利用している。食堂内には多数の自動販売機が設置されており、飲料以外も購入できる。
1時限50分の授業で、中学校は1日6時限(月曜のみ7時限)、高等学校は1日7時限の授業を実施している。前述の「土曜セミナー」は中学は1講座70分、高校は1講座100分で1日2講座。同じく土曜に行われるルミエールの高I生徒への進度促進授業は、1時限70分の3時限である。
夏休み中は、希望制の夏期講習を4期に分けて3~4週間程度実施している。「ルミエール」高I生徒については、一部の夏期講習が必修である。
冬季の制服はフランス海軍の士官学校のものをもとにしたという、7つボタンの詰め襟に、長袖のカッターシャツ、黒の長ズボンである。夏季は明星の校章が胸に刺繍された指定の半袖の開襟シャツと、よもぎ色のような色合いの長ズボンである。この夏季の長ズボンに関してはその特徴的な色合いを嫌う生徒も多い。下着のシャツは白色無地のものとされている。靴下は白色又は黒色、紺色の無地のものとされ、スニーカーソックスは禁止されている。その他、指定の革靴と着用自由の学帽がある。しかし、学帽を着用する生徒はいない。
鞄は、明星の校章がついた指定の黒の制鞄に、校章と「Meisei」の字つきのサブバッグである。一部の運動部に所属する生徒は、部指定のクラブバッグも使用している。サブバッグは、ランドセルが一回り強大きくなった程度の大きさで、他の高校のサブバッグ類と比較して小さく、荷物が多い場合にやや難がある。それに応え、近年ボストンバックと呼ばれるサブバックの容量を1.5倍程度に大きくしたものも登場した。
雨天の場合を除き、毎週月曜日は全校生徒が校庭に、学年が指定した曜日は各学年全員が集まり朝礼を行う。また、「運動場は教室である」という校是の下、昼休みは図書館等は開けられず、生徒が運動場で運動するのが好ましいとされており、毎日昼休み終了後、雨天やグラウンド不良の場合を除き、「昼礼」として全校生徒が校庭に整列する。
[編集] 校則
校則は厳しく、特に頭髪に関しては、前髪は眉毛にかからない長さにし、耳の周囲2~3cmと襟足は、指で掴めないよう刈り上げるものとされており、月1回の頭髪検査がある。頭髪検査に不合格であった生徒は、再度理髪店に行くか、教員や友人に髪を切って貰うなどした後に、再検査を受けることになる。頭髪検査の合否の基準は教員によって多少のばらつきがあるが、概ね上記の規定よりも少しばかり緩い。学校紹介のパンフレット等、外部への広報においては、頭髪の規定についての記述は、「髪型は学生にふさわしく清潔なもの」といった曖昧な表現に終始している。そのため、このように生徒の髪型が厳格に規定されているということを知っている受験生はほぼいないに等しい。
携帯電話の学校への持ち込みは禁止である。発覚した場合は即刻没収され、保護者が学校に出向いて携帯電話を受け取らねばならない。発覚が2回に及んだ場合、携帯電話を解約し、更に解約の証明を学校側に提出しなければならない。
自転車通学も禁止されている。発覚した場合、通知表の「操行」の欄に「要注意」がつけられる場合がある。 生徒に対する懲戒処分としては「訓戒」「譴責」「停学」「退学」がある。停学処分を受けた生徒は、自宅謹慎ではなく、停学期間中毎日登校し、生活指導室にて聖書の書き写しを通日行う。万引き、喫煙などの違法行為や暴力行為、不純異性行為が発生した場合、退学処分も辞さない。
予防教育の実例としては、前述の朝礼における生徒への訓示や、登校時の時間帯における通学路の見回り、下校時の時間帯における学校周辺やミナミ繁華街の教員による見回りなどが挙げられる。定期試験が終わった日は、「一斉補導」として、生活指導部の教師が、学校周辺や繁華街を見回り、制服でカラオケボックスやビリヤード場に出入りする生徒がいないかどうか調べる。
[編集] 部活動
前述のとおり、1960年代中盤までは夏の甲子園に常時出場していた、野球の名門校であった。その当時は、入試においてスポーツ推薦枠もあり(現在はない)、サッカー部、ソフトテニス部なども全国的な強豪であった。そして、進学校化した今日に至っても、私立進学校では珍しく、クラブ活動が活発である。(中学校のクラブ加入率は80%~90%、高校のクラブ加入率は50~60%)エラン・理系選抜の両特進クラスからも、運動部を含めクラブ活動に参加することは可能である。
一部の運動部の練習の厳しさは私立進学校とはとても思えない程であるが、学習との両立を果たし、高校3年生まで部活動を続けて志望大学へ合格する者も少なからずいる。前述の通り、高等学校は1日7時限授業であり、決して練習時間は長くはないが、最終下校時間(夏季18時45分・冬季18時)まで目一杯練習に取り組んだ上に、土日での練習などに励むことでカバーしている。
文化系部活動は、近年特に活発であり、ディベート部や放送部などが全国大会へ頻繁に出場している。運動部も、入試時には、スポーツ推薦などは行われていない中、近年再び上昇傾向にある。2006年度には、ソフトテニス部からインターハイ出場者を輩出した。
- 運動部
- 文化部
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[編集] クラス編成
中学校は2002年度入学生以降、高等学校は2005年度入学生以降のクラス編成である。クラスについての詳細は本稿下部「設置学科・コース」を参照のこと。
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[編集] 沿革
- 1898年(明治31年) 「明星学校」設立。(場所は、現在の大阪市西区江戸堀北通1丁目)
- 1901年(明治34年) 同校、移転。(移転場所は、現在の大阪市南区八幡筋千年町)
- 1902年(明治35年) 文部省より甲種商業学校に認定。
- 1904年(明治37年) 現在の校地に移転。木造校舎が落成。以後、増改築を重ねる。
- 1908年(明治41年) 「明星商業学校同窓会」発足。
- 1922年(大正11年) 「保護者後援会」発足。
- 1944年(昭和19年) 「明星工業学校」に転換。
- 1945年(昭和20年) 戦災により、木造校舎が全焼。
- 1946年(昭和21年) 明星中学校(旧制)として再建。
- 1947年(昭和22年) 明星中学校、新制学校に移行。
- 1948年(昭和23年) 新制明星高等学校設立。
- 1951年(昭和26年) 学校法人大阪明星学園設立。
- 1958年(昭和33年) 新校舎落成。
- 1963年(昭和38年) 第45回全国高校野球選手権大会優勝。
- 1965年(昭和40年) 第44回全国高等学校サッカー選手権大会優勝。
- 1979年(昭和54年) 第4回全日本高等学校選抜ソフトテニス大会優勝。
- 1983年(昭和58年) 第8回全日本高等学校選抜ソフトテニス大会優勝。
- 1988年(昭和63年) 東館校舎新築竣工。
- 1994年(平成 7年) 創立100周年記念事業として北館・南館・管理棟・クラブハウス・聖堂新築竣工。東館、食堂棟以外は全て新しい校舎となった。
- 1998年(平成10年) 創立100周年に際し、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世より祝福の言葉が寄せられる。
- 2002年(平成14年) 6ヵ年中高一貫教育コースである、「エスポアール」設置。
- 2005年(平成17年) 高校新入課程のI類・II類を廃止し、高校に「ルミエール」新設。
[編集] 設置学科・コース
- 新コース編成
- 普通科
- エスポアール(Espoir)(中高6ヵ年課程)
- エスポアール(6クラス、エラン選抜後4クラス)
- エラン(Elan)(2クラス)
- エスポアール(Espoir)(中高6ヵ年課程)
中3段階で選抜クラスである「エラン」を選抜する。高2段階で、エランの成績不振者とエスポアールの成績上位者を入れ替え、エラン・エスポアール共に文系クラスと理系クラスに分かれる。エラン・エスポアール間の入れ替えは、2回に渡って行われる「到達度判定試験」の成績に、定期試験の成績を加味して、高1の3学期末に決定される。
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- ルミエール(Lumiere)(高校3ヵ年課程)
- 文理クラス(2クラス)
- 理系選抜クラス(1クラス)
- ルミエール(Lumiere)(高校3ヵ年課程)
文理クラスは高2段階で文系クラスと理系クラスに分かれる。同時に理系選抜クラスの成績不振者と文理理系クラスの成績上位者の入れ替えや、志望を文系に変更した理系選抜クラスの生徒の文系クラスへの移動も行われる。理系選抜クラス・文理理系クラス間の入れ替えは、2回に渡って行われる校内実力試験の成績に、定期試験の成績を加味して、高1の3学期末に決定される。
I類・II類時代は、一部を除きクラスは内部進学者と外部新入生の混成であったが、現在のシステムでは、中学校から内部進学した生徒と、高等学校から入学した生徒が同じクラスになることはない。
「文理クラス」で従来の特進クラスであるI類のカリキュラムを採用、「理系選抜クラス」ではI類のカリキュラムをベースアップした新カリキュラムを組んでいる。
高等学校で新たに入学生を迎える私立中高一貫校では、大抵は1年次から、または2年次から内部進学者・外部新入生を混成したクラス編成を行うので、このような3年間の完全分離方式は少ない。内部進学者・外部新入生の混成には、内部進学者と外部新入生間での学習進度の違い(大抵の私立中高一貫校では、中3終了段階で概ね高1の範囲を履修済み)のため、内部進学者は、外部新入生が学ぶ履修済みの範囲を共に再び学ばねばならず、外部新入生は、内部進学者の学習進度に追いつくために非常に速い授業進度に対応しなくてならないという弊害がある。この完全分離方式は、このような弊害の解決策の1つである。
エスポアールは「希望」、エランは「飛躍」、ルミエールは「光」を、それぞれ意味するフランス語である。
- 旧コース編成・高等学校
- 普通科
- I類
- II類
I類が選抜クラスである。I類・II類とも高2段階で文系クラスと理系クラスに分かれる。ただしI類理系クラスは、内部進学者のみの選抜クラスと、内部進学者・外部新入生混成のクラスに分かれている。I類理系の内部進学者選抜クラス以外は、全て内部進学者・外部新入生混成のクラスである。2006年度の卒業生が、旧コース編成で学んだ最後の学年となる。
- 旧コース編成・中学校
- 特進クラス(4クラス)
- 標準クラス(2クラス)
入試時に、特進クラスと標準クラスを分けて募集していた。2002年に特進クラスに代わりエスポアールコースが設置され、標準クラスが廃止された。高校進学時に、I類・II類に分かれた。
[編集] 教育課程
明星中高では、履修漏れが無いことが確認済みである。ただし、大学受験に関係の薄い教科・科目の履修は卒業に必要な最低限度に抑えられている。
※印は「学校設定科目」であること、( or )は括弧内の2科目のうちいずれかを選択するものであること、(エ)はエスポアールコースのみの授業であること、(ル)はルミエールコースのみの授業であることを表す。数字は単位数を表す。
正規の授業に加えて、理科3科目(物理及び化学に加えて生物)が必要な国公立大学医学部受験に対応するために「生物補講」を、社会科2科目(日本史または世界史に加えて地理)が必要な一部の国公立大学文系学部受験に対応するために「地理補講」を、それぞれ高校2年次より、希望者に対して実施している。
[編集] 高校1年生
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[編集] 高校2年生
- 文理とも共通
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- 理系
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- 文系
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[編集] 高校3年生
- 文理とも共通
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- 理系
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- 文系
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[編集] 入学試験
[編集] 中学入試
2002年度より、毎年「エスポアール」コースの生徒約270名(6クラス)を募集している。入試は明星専願者対象の1次試験と、明星併願者対象の2次試験とに分けて行われる。例年どちらの試験も実質的な倍率は2.0倍程度。
[編集] 高校入試
2005年度より、毎年「ルミエール」コースの生徒約135名(3クラス)を募集している。うち1クラスが「理系選抜クラス」であり、残り2クラスが「文理クラス」である。「理系選抜クラス」の方が難易度が高い。受験生は、
- 理系選抜クラス第1志望、文理クラス第2志望。
- 理系選抜クラスのみを志望(文理クラスへの回し合格なし。)
- 文理クラスのみを志望。
の3パターンのうちいずれかを選んで受験する。例年専願(単願)・併願共に実質的な倍率は1.02倍~1.2倍と低倍率である。ただしこの数字は文理クラスへの回し合格者を含んだ倍率である。「理系選抜クラス」の合格者は、概ね専願合格者全体の2割乃至3割程度、併願合格者全体の5割~6割程度である。尚、無論、残りの合格者は「文理クラス」での合格者である。 理系選抜クラスは、文理クラスの合格者の中で、数学・英語・理科を2倍し、計800点満点で、上位約45名を合格とする。 中学校の評定、試験翌日の面接は、「参考」とすることを明記しており、当日の試験のみで合否判定がなされる。
[編集] 指定校推薦
上智大学、早稲田大学、慶應義塾大学、学習院大学、明治大学、中央大学、日本大学、南山大学、関西学院大学、関西大学、同志社大学、甲南大学などの私立大学から多数指定をうけている。その他100校以上の私立大学からも指定をうけており、対象者は、高校3年1学期時点においてそれまでの評定の平均値によって決定される。
中高一貫生選抜クラス(エランクラス)及び高校入学生選抜クラス(理系選抜クラス)の在籍者は、指定校推薦の対象者になれない。
[編集] 交通アクセス
最寄り駅は、JR大阪環状線玉造駅、近鉄上本町駅、地下鉄長堀鶴見緑地線谷町六丁目駅・玉造駅。大阪市営バスの赤バス「天王寺ループ」空清町バス停下車すぐ。
[編集] 著名な卒業生
[編集] 政治
[編集] 財界
[編集] 法曹
[編集] マスメディア
[編集] 芸能人
[編集] スポーツ
※明星中学校卒業後、北陽高等学校進学。
2004年(平成16年)度には、「全日本学生児童発明くふう展」で内閣総理大臣賞を受賞した高校2年生の生徒が千葉大学工学部に飛び入学した。(明星中高のWebサイト)
[編集] 姉妹校
- 暁星中学校・高等学校 - 学校法人暁星学園
- 海星中学校・高等学校 - 学校法人海星学園
- 札幌光星中学校・高等学校 - 学校法人札幌光星学園
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
[編集] 姉妹校
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