正雀駅

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正雀駅摂津市側駅舎

実際には摂津市と吹田市の境にある駅で（半分以上が吹田市側）、JR西日本岸辺駅に近い（徒歩6分程度）。また駅の北東一帯には正雀車庫及び正雀工場が、JR東海道本線付近まで広がる。

[編集] 駅構造

島式2面4線のホームを持つ橋上駅。改札口は1ヶ所のみで、自動改札は4機（内、ICカード併用機2機）。バリアフリー化工事が実施中であるが、南口から改札階までは2006/7/25にエレベータ設置完了。 2007年度には北口にエレベータが設置（この影響で、地上駅時代は入り口から改札への階段だったと思われる現在の地下道への階段は少し北へ移設される）、2008年度には改札階から2つのホーム階へのエスカレータとエレベータが現在の階段を改良の上、設置される。

[編集] のりば

車庫線をカウントしているからか、1号線は存在せず、ホームは2号線から設定されている。

2号線 ■京都（河原町）・高槻市・茨木市・嵐山方面／当駅始発大阪（梅田）方面（早朝のみ）
3号線 ■京都（河原町）・高槻市・茨木市・嵐山方面
4号線 ■大阪（梅田）・天下茶屋・神戸・宝塚方面
5号線 ■大阪（梅田）・天下茶屋・神戸・宝塚方面

通常は本線である3号線・4号線に普通列車が発着するが、朝夕などは待避線である2号線・5号線へ待避する列車もある。

また、車庫があるため、正雀始発・終着の列車も設定され、始発電車は2号線より発車する（河原町方面だけでなく、梅田方面の電車も）。なお、正雀発の梅田方面ゆきは早朝を除き設定されておらず、夕方正雀車庫を出る電車は隣の相川発となる。（これは旅客案内上、河原町方面と同じホームである、車庫線からつながる2号線を使いにくいからであると思われる）また、天下茶屋方面ゆきの始発電車は、堺筋線車両なので正雀駅の西側にある東吹田検車場（大阪市営地下鉄所有）からの電車である。堺筋線の車両でも、正雀終着の電車があるが、この車両は河原町方面へ向かう線路を横切り東吹田検車場に入る。

土曜・休日ダイヤではこの駅で車両交換を行う列車もある。

[編集] 現ダイヤの問題点

距離が極めて近いJR岸辺駅と競合する当駅であるが、神戸線で行われているような競合対策（優等電車の停車）は一切行われていない。これには次のような理由がある。

JR岸辺駅から大阪駅までの所要時間が12分前後であり、阪急を使った場合の所要時間（昼間の場合19分）では太刀打ちできないため。その上現行ダイヤでは10分間隔であり、1時間当たりの本数を比較してもほとんどの時間帯においてJRのほうが多い。
JRを使用した場合、大阪までは170円（大人運賃）であるのに対し、阪急を使用した場合は220円（同）であることでもJRに太刀打ちできない。（なお、京都または河原町で比較すると、阪急のほうが安い）
待避線は車庫からの電車、車両交換の電車に使われるため、緩急接続が困難である。

2007年 3月17日のダイヤ改正では、昼間時は優等列車の待避駅が変更されたことにより梅田方面への所要時間が3分短くなり利便性が改善された反面、朝夕ラッシュ時の停車本数が大幅に削減された。

また、2005年ごろから、それまで商業施設といえるものが皆無であった岸辺駅周辺に平和堂に代表される商業施設ができたため、正雀駅前の商店街が打撃を受けている。商店街のポイントサービス「すずめ3シール」も終了した上、閉店している店も数多い。さらに、少子化の影響もあり、周辺の学校の生徒・学生数が減っているため、正雀の乗降数はさらに減るのではないかとみられる。

なお、正雀駅東1キロの所（千里丘駅へ向かう産業道路と接する辺り）に新駅（摂津市駅・仮称）構想がある為、かなり将来の話であるが、それが出来ると千里丘周辺の客がさらに流れてしまう可能性がある。