三輪崎駅
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三輪崎駅(みわさきえき)は、和歌山県新宮市三輪崎1丁目5番地30号にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)の駅。
開業当初は勝浦方面への始発駅であったが、もはやその面影はない。
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[編集] 駅構造
相対式ホーム2面2線を有する行違い可能な地上駅。ホームに振られた番号は駅舎側から1番線、2番線でホーム間の連絡は跨線橋による。無人駅。
昭和61年(1986年)3月に竣功した簡易駅舎があり、内部にはトイレや待合所がある。待合所には簡易な自動券売機が設置されている。
- のりば
- 紀伊勝浦・串本・紀伊田辺方面
- 新宮・(新宮のりかえ)熊野市方面
[編集] 利用状況
1日平均94人(乗車人員、2004年。出典:平成18年刊行和歌山県統計年鑑)
[編集] 駅周辺
三輪崎港を中心に栄えた漁港の町、三輪崎の市街北端に位置している。三輪崎は1933年(昭和8年)の10月1日に新宮町と合併して新宮市の一部となるまでは三輪崎町という単独の町であった。駅は国道に背を向けた場所にあり、駅前の道路は国道42号の旧道であるが、この旧道を駅から数分歩くとそこはもう海(熊野灘)である。
- 新宮市役所三輪崎支所
- 三輪崎郵便局
- 新宮警察署三輪崎駐在所
- 新宮市立三輪崎小学校
- 新宮市立光洋中学校
- 高野坂
- 国道42号
[編集] 歴史
- 1912年(大正元年)12月4日 - 新宮鉄道の当駅から勝浦駅(現在の紀伊勝浦駅)までの開通に伴い、三輪崎駅(みわざきえき)として開業。
- 1913年(大正2年)3月1日 - 新宮鉄道の新宮駅から熊野地駅を経て当駅までが開通。
- 1934年(昭和9年)7月1日 - 新宮鉄道の国有化により紀勢中線の駅となる。同時に駅名の読みを現在の「みわさき」に変更。
- 1940年(昭和15年)8月8日 - 紀勢西線の駅となる。
- 1959年(昭和34年)7月15日 - 全通により紀勢本線の駅となる。
- 1986年(昭和61年)3月 - 現在の駅舎が竣功。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道に承継。