紀三井寺駅
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紀三井寺駅(きみいでらえき)は、和歌山県和歌山市三葛にある、西日本旅客鉄道紀勢本線(きのくに線)の駅。現在は普通列車(深夜に御坊以南で快速運転する列車あり)しか停車しないが、国鉄分割民営化前後の花見シーズンには一部の特急列車が停車したことがある。
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[編集] 駅構造
相対式ホーム2面2線の地上駅。2004年に橋上駅となり、両側に出入り口ができた。
- のりば
- 海南・箕島・御坊方面
- 和歌山方面(一部阪和線直通あり)
- 橋上化前は単式・島式の複合型2面3線の駅構造であった。当時は1番線が御坊方面、3番が和歌山方面で、2番線はほとんど使われていなかった。橋上化時に3番線は撤去され、2番線が和歌山方面に使われるようになると同時に、前後の線路も直線化された。似たような駅改修ケースとしては、関西本線(大和路線)法隆寺駅が挙げられる。
[編集] 利用状況
1日平均1,262人(乗車人員、2004年。出典:平成18年刊行和歌山県統計年鑑)
[編集] 駅周辺
- 紀三井寺
- 名草山
- 和歌山県立医科大学付属病院
- 和歌山市立明和中学校
[編集] 路線バス
和歌山バス 紀三井寺駅バス停
- 45系統 (直行)医大病院ゆき
[編集] 歴史
この駅は1924年(大正13年)2月、国鉄紀勢西線の最初の開通区間として和歌山駅(現在の紀和駅)から東和歌山駅(現在の和歌山駅)を経て箕島駅までが開通したのと同時に国鉄紀勢西線の紀三井寺駅(きみいでらえき)として開業した。
昭和34年に三木里駅~新鹿駅間の開通をもって今の紀勢本線が全通、亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となったのを受け、当駅も同線の駅となり、さらに国鉄の分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線の駅となり現在に至っている。
- 1924年(大正13年)2月28日 国鉄紀勢西線の和歌山駅(現在の紀和駅)から東和歌山駅(現在の和歌山駅)を経て箕島駅までの開通にともない国鉄紀勢西線の紀三井寺駅(きみいでらえき)として開業する。
- 1959年(昭和34年)7月15日 現在の紀勢本線が全通、国鉄紀勢本線の駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により当駅も西日本旅客鉄道紀勢本線の駅となる。
- 2004年(平成16年)9月1日 現在の橋上駅舎が使用開始となる。