白浜駅
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白浜駅(しらはまえき)は、和歌山県西牟婁郡白浜町堅田1475番地にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)の駅。
日本三大温泉のひとつ白浜温泉の玄関口で、特急が停車する(一部は折り返す)。
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[編集] 駅構造
地上駅。単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線に加え単式ホームの朝来方に切欠の1番のりばが設けられ、合わせて2面4線の構造となる。跨線橋にはエスカレーターが設置されている。
単式ホームに接して建てられた駅舎は昭和の終わりごろの築で近代的。駅舎内には窓口や待合所の他に売店や観光案内所もある。直営駅、みどりの窓口設置駅。自動券売機も数台設置されているが、自動改札機は無い。駅弁販売駅。また、駅レンタカー業務も行う。
夏季には職員(白浜町の観光業界全体)がアロハシャツを着用し、リゾートムードを演出している。
- のりば
- 紀伊田辺・御坊・和歌山方面(行止式。特急列車1日1本のみがこのホームを使用する)
- 紀伊田辺・御坊・和歌山方面/周参見・串本・新宮方面(特急列車含む)
- 周参見・串本・新宮方面(特急列車含む)
- 紀伊田辺・御坊・和歌山方面/周参見・串本・新宮方面(特急列車含む)
[編集] 利用状況
1日平均959人(乗車人員、2004年。出典:平成18年刊行和歌山県統計年鑑)
[編集] 駅周辺
白浜町の市街地からは約5km離れており、駅の周辺には土産物屋などが若干あるのみとなるが、白浜温泉への玄関口として、駅前から白浜温泉・南紀白浜空港・紀伊田辺駅・椿温泉などへのバスが出ている。
駅の南西にはアドベンチャーワールドと南紀白浜空港、まっすぐ西へ行くと白浜市街と温泉がある。また駅の周辺にはゴルフ場が点在している。堅田漁業協同組合の経営するとれとれ市場は、地元で水揚げされた魚などを売る観光のための市場である。駅周辺は、富田中学校の校区である。
- 白浜駅前郵便局
- 白浜ビーチゴルフクラブ
- 南方熊楠記念館
- 白浜エネルギーランド
- 熊野古道
[編集] 歴史
この駅は1933年(昭和8年)12月、国鉄紀勢西線の紀伊田辺駅から紀伊富田駅までの開通と共に国鉄紀勢西線の白浜口駅として開業した。その後当駅は昭和34年、今の紀勢本線が全通し亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となったのを受け国鉄紀勢本線の駅となり、さらに国鉄の分割民営化を経て現在に至っている。
駅名は1965年(昭和40年)3月1日に現在の白浜に改称された。この日には付近の堺市駅、椿駅、湯浅駅がそれぞれ改称されている。
- 1933年(昭和8年)12月20日 - 国鉄紀勢西線の白浜口駅として開業。
- 1959年(昭和34年)7月15日 - 三木里駅・新鹿駅間の開通により紀勢本線の駅となる。
- 1965年(昭和40年)3月1日 - 白浜駅に改称。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い西日本旅客鉄道に承継。
[編集] 隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- 紀勢本線(きのくに線)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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