不知火舞
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不知火舞 プロフィール
- 初出作品: 餓狼伝説2
- 格闘スタイル: 不知火流忍術
- 生年月日: 1974年1月1日
- 身長:
- (~RB)164cm
- (RBSP~、KOF、NBC、MI~)165cm
- 体重:
- (~RB、~KOF'98,MI~)50kg
- (RBSP~、KOF'99~2002、NBC)46kg
- (KOF2003~)48kg
- スリーサイズ:
- (~RB、~KOF'98)85・54・90
- (RBSP~、KOF'99~2002)87・54・90
- (KOF2003~)87・55・91
- (NBC)89・54・90
- 血液型: B型
- 好きなもの: アンディと過ごす時間
- 趣味:
- 大切なもの: おばあちゃんの形見のかんざし
- 好きな食べ物: お雑煮、お萩
- 嫌いなもの: 蜘蛛
- 得意スポーツ: 羽根つき
- 関連キャラクター: アンディ
不知火舞(しらぬい まい)は、SNKの対戦型格闘ゲーム『餓狼伝説』シリーズ及び『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズに登場するキャラクター。
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[編集] キャラクターの設定
- 不知火流忍術を継承するくノ一。大きな扇子を武器として使用し、それに伴う様々な攻撃をする。
- 真っ赤な装束に身を包むが、その装束は(作品によっては多少異なるものの)胸部や足を強調するもの(相手を幻惑するため)で、下述のような演出も相まって彼女はSNKキャラクターきっての「お色気」キャラクターとして認知されている。
- くノ一の割に露出が高く、目立つ程の真っ赤な装束を身に包んでいる故に、『CAPCOM VS. SNK』などでは、CAPCOMサイドのキャラクターに「破廉恥」「忍者?それで?」と聞かれている。『KOF MAXIMUM IMPACT 2』では、その露出度の高さからナガセに対抗心を抱かせている。
- 「舞といえば巨乳」というイメージが定着しており、ゲーム中でよく揺れるのがシンボルとなっている。しかし海外向けのバージョンではあまり揺れないように修正されている。特に揺れが顕著だった『KOF'94』では、ディップスイッチを海外仕様に切り替えると全く揺れなくなるという配慮がされた。
- 『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズでは毎回アンディと同じチームで出場することを希望しているが、実際アンディとチームを組めたのは『KOF'99』での一回きりで、それ以外では女性格闘家チームのメンバーとして出場している(外伝では『KOFEX』・『KOFEX2』ともにアンディと組んだ)が、遂に『XI』で不参加となった(ただし、PS2移植版では登場している)。
- 祖父・不知火半蔵の下で修行していたアンディ・ボガードに惚れ込み、彼を追いかけては戦いに身を投じている(出会った当初はいけ好かなかったらしい)。アンディとの対戦前デモではウェディングドレスを着てきたり、赤ん坊(を模した人形)を抱いていたりと、彼への愛が少し暴走気味になっている。しかし、『'98』の対戦前デモでは2人で一礼するだけと、妙におとなしかった。KOFの顔として毎年出場していたが、『XI』では最近出場しないアンディに苛立ち、「二人一緒に出なきゃいいのよ!」と無理矢理バカンスに入れ込み、不参加となる(餓狼チームEDには登場。PS2版には隠しキャラとして登場する)。
- 対戦型格闘ゲームでの女性キャラクターとしては、『ストリートファイターII』の春麗や『龍虎の拳』のキングに次いで登場した。そのため『CAPCOM VS. SNK』では春麗と相対する関係にあり、対戦前には専用のデモが存在する。
- 実はそのイメージに反して、設定上スリーサイズではライバル春麗にバストでは1cm下回り、ヒップでは1cm上回っている。ただし身長が5cmも舞の方が低いので、カップでは勝っているものと思われる(なお、ここで言う春麗のスリーサイズは『ストII』の頃の設定のもの)。
[編集] 必殺技
- 花蝶扇
- 持っている鉄扇を開き、フリスビーのように投げて飛ばす飛び道具。端まで届く。投げた後は予備の鉄扇を懐から取り出す。
- 乱れ花蝶扇
- 初出は『RB餓狼』の技。この時は一度に複数の鉄扇をそれぞれのラインに投げる。RBSでは鉄扇を放り上げながら攻撃する連続入力技に変わっている。
- 龍炎舞
- 舞の装束の後ろにある、尾飾りの玉に炎を纏わせ横に一振りする。攻撃判定のある部分は、通常の飛び道具と相殺することが出来る。
- 必殺忍蜂
- ダッシュしつつの側転で勢いをつけて、そのまま飛び肘打ちを繰り出す突進技。作品によっては、側転の部分が無敵になっている場合がある。
- ムササビの舞
- 空中からの突進技。初出の『餓狼伝説2』では、舞ステージにあるイカダの帆を使った反動を利用しての技であり、舞ステージでしか使用できなかった。『餓狼伝説スペシャル』で舞ステージ以外でも出せるように変更され、その場合は画面端へ飛びついてから突進する技になる。『餓狼伝説3』以降は、現在の空中から直接突進する技になった。KOFシリーズなどでは、空中からも繰り出すことができるほか、『KOF'99』以降は地上版から派生する技がいくつかあり、『NBC』では攻撃を出すか出さないかにより技名に「虚」・「実」が末尾につく(北斗丸の「落下斬」になぞらえたものと思われる)。
- 陽炎の舞
- 初出は『餓狼伝説3』。鉄扇を口でくわえた状態で両手で印を結び、火柱(作品によっては舞の幻影付)を周囲に発生・又は自己に纏わせる。KOFシリーズの『2003』以降と『NBC』では超必殺技となっている。
- 飛翔龍炎陣
- 対空技。初出は『KOF'95』。バック宙で真上にジャンプしながら、尻尾の玉に炎を纏わせ縦に振る。
- 幻影 不知火
- 『RB餓狼』のみの技。アンディの幻影不知火と似た技だが、着地後はヒップアタックを繰り出す。
- 白鷺の舞
- 初出は『KOF'97』。鉄扇を開き、舞うように相手を打つ。技名は漫画『北斗の拳』の南斗六聖拳の一つ・南斗白鷺拳が由来とされる(なお、特殊技にも「紅鶴の舞」というものがあり、こちらも南斗六聖拳の一つ・南斗紅鶴拳が由来とされる)。
- 小夜千鳥
- 初出は『RB2』。鉄扇を開き、縦に振って打ち付ける。『KOF』では『'98』の裏キャラ以降から『2001』までの間、続けて龍炎舞を出せるようになっていた。
- 孤鷲の舞
- 初出は『SVC CHAOS』。アンディの斬影拳のような突進肘打ちから、飛翔龍炎陣に繋ぐ。技名は南斗六聖拳の一つ・南斗孤鷲拳が由来とされる。
[編集] 超必殺技(潜在能力)
- 超必殺忍蜂
- その名の通り「必殺忍蜂」の強化版。「必殺忍蜂」の動作に加え、全身を炎が包む。作品によっては多段ヒットする。餓狼シリーズでは『RBS』以降は斜め上に飛び上がるようになっている。
- レオタード忍蜂
- RB餓狼の潜在能力。バク宙しつつレオタード姿に早変わりし、そのまま側転なしの「超必殺忍蜂」で突進する。KOFシリーズではMAX版(及び『CvsS』のLV3版、『2003』のリーダー超必版)「超必殺忍蜂」が衣装は変わらないものの動作はほぼ同じものになっている。
- 月下乱れ牡丹
- 『RBS』の潜在能力(その後『NBC』などでも使用)。残像を作りながら飛び掛って相手を掴み、攻撃した後相手の上に乗りかかって爆破する。
- 鳳凰の舞
- 初出は『KOF'97』。空中に飛び上がった後、尾飾りに炎を纏わせ身を丸めて回転しつつ降下してくる。技名は南斗六聖拳の一つ・南斗鳳凰拳が由来とされる。
- 水鳥の舞
- 初出は『KOF'97』。鉄扇を連続で投げつける技で、MAX版(LV3)では鉄扇が炎を纏う。技名は南斗六聖拳の一つ・南斗水鳥拳が由来とされる。
- 花嵐
- 『RB2』の潜在能力(その後KOFシリーズでも使用)。KOFシリーズの白鷺の舞に似た技で、突進した後真上に飛び上がる。
- 真・花嵐
- 『餓狼WA』のオーバードライブパワー。突進乱舞技で、最後に相手から離れ合図と共に爆破する。
- 花吹雪
- 『KOF MAXIMUM IMPACT 2』でのみ使用。アンディの超裂破弾と同じ技。
- 不知火流奥義・紅朱雀
- 『CvsS』シリーズのみの技。全身を炎に包みながらの空中版「ムササビの舞」。
[編集] 必殺技?
- 烈風爆動拳
- 漫画作品『餓狼伝説 戦慄の魔王街』に登場したオリジナル技。ジョー・ヒガシの爆裂拳に酷似している。
[編集] 担当声優
- 曽木亜古弥(曽木康代)(各種ゲーム、アニメ「The King of Fighters: Another Day」)
- 三石琴乃(アニメ『バトルファイターズ 餓狼伝説』、『餓狼伝説 -THE MOTION PICTURE-』)
- 林原めぐみ(ドラマCD『餓狼伝説 宿命の闘い No.1 復讐の狼、No.2 孤高の狼』、『餓狼伝説2 ~新たなる闘い~」、『餓狼伝説スペシャル』)
[編集] 登場作品
- 餓狼伝説シリーズ
- 餓狼伝説2
- 餓狼伝説スペシャル
- 餓狼伝説3
- リアルバウト餓狼伝説
- リアルバウト餓狼伝説スペシャル
- リアルバウト餓狼伝説2
- 餓狼伝説 WILD AMBITION
- ザ・キング・オブ・ファイターズシリーズ
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'94
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'95
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'96
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'97
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'98
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'99
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2000
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2001
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2002
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2003
- ザ・キング・オブ・ファイターズXI(PS2版)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ NEO WAVE
- ザ・キング・オブ・ファイターズEX
- ザ・キング・オブ・ファイターズEX2
- ザ・キング・オブ・ファイターズ MAXIMUM IMPACT
- ザ・キング・オブ・ファイターズ MAXIMUM IMPACT2
- CAPCOM VS. SNKシリーズ
- カプコン バーサス エス・エヌ・ケイ ミレニアムファイト 2000
- カプコン バーサス エス・エヌ・ケイ ミレニアムファイト 2000 PRO
- CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001
- CAPCOM VS. SNK 2 EO MILLIONAIRE FIGHTING 2001
- カプコン バーサス エス・エヌ・ケイ ミレニアムファイト 2000
- 頂上決戦 最強ファイターズ SNK VS. CAPCOM
- SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS
- SNK GAL'S FIGHTERS
- ネオジオバトルコロシアム
- 背景出演
- サムライスピリッツ ※そっくりさん
- 真説サムライスピリッツ武士道烈伝※そっくりさん
[編集] 逸話、こぼれ話
- 登場作品『KOF』シリーズでは、『龍虎の拳』からの伝統で、初期作品では必殺技でKOされると服が破けるというギミックがあったが、流石に下着同然であるくノ一衣装の舞は破けることはなく、ファンをがっかりさせると共にほっとさせた(アテナも破けることはなく、服が破けるのは『龍虎』からの登場キャラクターであるユリとキングのみであった)。
- 『サムライスピリッツ』シリーズに登場するキャラクター・不知火幻庵は、同じ会社のゲームで同じ姓だが、全く関係ない。更に同ゲームには不知火麻衣という容姿までよく似たくノ一が登場するが、これも彼女の血縁等ではなく全くの別人、ただのそっくりさんとのこと(なお、幻庵とも全く関係がない)。
- 大張正己監督の、TVアニメ版『バトルファイターズ 餓狼伝説』シリーズにおいては、ゲーム中よりさらにグラマー、かつ露出度が高く設定され、話題を呼んだ。特に劇場版である『餓狼伝説 -THE MOTION PICTURE-』では、コマ送りをしてみなければわからない一瞬の間のみ、極端に露出度が上がるという表現が入っており、こちらも人気を博した超必殺忍蜂の際はキューティーハニーさながらのお着換えの後に技を放っている(後の大張正己監督の作品『超人学園ゴウカイザー』でも同様の表現があった)。
- 『餓狼伝説2』のカードダスでは、舞のKO時のイラスト(「やられポーズ」とされる)が描かれたカードではなぜか服が破れ、乳房がはだけていた。
- 胸元にしまってある扇子を取るシーンで乳輪が描かれている。
- 個人サイト『墓標』での「KOFヒロイン会議」では、何かと張り合う。