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サムライスピリッツ

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サムライスピリッツ』(SAMURAI SPIRITS侍魂サムスピとも略される事もある)は、1993年SNKが制作した江戸時代天明寛政期(『サムライスピリッツ新章 ~剣客異聞録 甦りし蒼紅の刃~』のみ文化期)を舞台とした対戦型格闘ゲームシリーズである。素手を中心とした従来の格闘ゲームと異なり、武器(主として)を用いて戦う点が注目された。

特筆すべきは「強斬り」の攻撃力の高さで通常時でも単発で3割ほどの体力を奪っていくほどである。さらにダメージを蓄積されると「怒り状態」となり攻撃力はさらに上昇する。但し一発が重過ぎるためか『ストリートファイターシリーズ』のような一気に体力ゲージの半分以上を奪うような連続技はほとんど無い。よってこのゲームでは強斬りを受けずにこちらの攻撃を当てていくかという駆け引きが要求される、まさに一撃がとても重いゲーム性になっている。また、真剣勝負による「負け=死」という演出でのシビアさが緊張感を作り出している。

この優れたゲーム性と魅力的なキャラクター、特異な世界観人気を呼んだ(ただ、毎作品ごとに時代設定が異なっているため、シリーズ内の歴史の見方が少々ややこしくなっている)。SNK黄金時代を築くのに一役買ったゲームともいえ、続編も数多く作られた。海外では『SAMURAI SHODOWN』という名前で親しまれている。

1994年9月には、『サムライスピリッツ ~破天降魔の章~』というタイトルでフジテレビ系によりテレビスペシャルアニメとして放送された。

その他、外伝としてナコルル主人公として描いた『サムライスピリッツ2』のアニメ版『SAMURAI SPIRITS 2 アスラ斬魔伝』や、ナコルルがヒロインのアドベンチャーゲーム『ナコルル ~あのひとからのおくりもの~』とそれをOVA化した『ナコルル ~あのひとからのおくりもの~ 郷里之畏友編』がある。

目次

[編集] シリーズ作一覧

[編集] SAMURAI SPIRITS(1993年

『サムライスピリッツシリーズ』の1作目。スーパーファミコン(SFC)、メガドライブ(MD)、ゲームギア(GG)、FM TOWNS3DOプレイステーション(PS)にも移植された(PS版は『剣客指南パック』のタイトルで『真サムライスピリッツ』とのカップリング)。

主人公は「覇王丸」(そのライバルキャラが「橘右京」)。ボスキャラクターは「天草四郎時貞」。

この作品と『真』~では『ストリートファイターII』風の擬似6ボタンであった(ネオジオはハード上4ボタンしかないのでAとBボタン同時押しで強斬り、CとDボタン同時押しで強蹴り)。

オリジナルでは負けた側は血飛沫を舞わせたり胴体が切断されたりと、明確に「死ぬ」こととなる。

本作のゲームボーイ(GB)版である『熱闘サムライスピリッツ』(タカラが開発)では、本来プレイヤーキャラクターではない「黒子」と「飛脚」も参戦する。飛脚が参戦したのは後にも先にもこの作品のみ。黒子は次作にて正式に参戦するが、GB版での必殺技は次作とは異なるオリジナルのもの。

カプコンが『X-MEN』を発売するまでは必殺技キャンセルがかかる通常技が最も多い格闘ゲームだった。キャンセル必殺技は対戦戦略の基本であり、キャンセル必殺技好き?にも人気を博した。ただし次回作以降はこのキャンセル可能通常技が大幅に減少し、続作に継承した『X-MENシリーズ』とは対照的な発展を遂げた。

[編集] 真SAMURAI SPIRITS 覇王丸地獄変(1994年

初代『サムライスピリッツ』発売後、成功を受けてかなり早い段階で続編の制作が発表されており、タイトルも『真サムライスピリッツ』と決まっていることはファンの間で広く知れ渡っていた。

武器破壊技等数々の新システムを追加し、人気を博す。

主人公は前作に引き続き「覇王丸」。ボスキャラクターは「羅将神ミヅキ」。また、新キャラクター「牙神幻十郎」の登場により、右京は「(覇王丸の)ライバルキャラ」の座から降格。このゲームでナンバー1のヒロインである「ナコルル」の悲劇的なエピローグも話題を呼んだ。

また、初代から背景にて判定を行っていた黒子が隠しキャラクターとして参戦。登場デモ、必殺技、挑発などアクションが他キャラクター(『サムライスピリッツ』以外の作品も含む)のパロディとなっている。性能の高さと隙のなさ、さらに黒子自身の体の小ささ(技が当たらない)が相まって、全般的にCPU戦難度が高いことで話題になったこの作品では、ラスボスを上回る強敵となってしまった。

また千葉麗子とのタイアップもあった(チャムチャムの声優役で参加。またマネージャーチャムチャム相棒、パクパク役で参加している)。

胴体切断は控えめな演出である。またCPU戦ではこの演出がなくなっている(黒子による死体搬送はあり)。このため、欧米人ユーザーからの評価は高い。

[編集] サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣(1995年

蹴り攻撃の弱中強を廃止、武器破壊技は武器飛ばし技に変更するなどシステムを一新し、修羅羅刹という二つのモードが導入される。また、この作品では『龍虎の拳』や初期の『ザ・キング・オブ・ファイターズ』の様に怒りゲージを自力で溜める事が出来た。一度攻撃が命中すると、勝敗が決するまで連続で攻撃を命中させ続けることが可能な例が多い等、ゲームバランスは悪かった。

前作での「ナコルル」の悲劇的エピローグが影響したためか、ストーリーは「初代より後、『真』の前の話」ということになっている。そのため、ナコルルも登場している。

主人公は「緋雨閑丸」だが、プレイヤーセレクトでの1P側の初期カーソルは「覇王丸」に合わせられている(2P側の初期カーソルは閑丸に合わせられている)。ボスキャラクターは「壬無月斬紅郎」。

本作にも黒子が参戦するが、前作とは違いプレイヤーキャラクターに変化する「同キャラ対戦」となっている。なお、本作では黒子の審判がないため、出演はこの時のみ。あとはナレーション担当。

ボスキャラクター壬無月斬紅郎戦では、普通に倒した後に斬紅郎が起き上がって最終戦が始まり、これに勝って初めてゲームクリアとなる。この最終戦は「体力が斬紅郎を上回っていても、タイムアップを迎えるとゲームオーバー」という対戦格闘ゲーム史上前代未聞の設定となっていた。

登場キャラのうち「ナコルル」と「リムルル」のみ胴体切断が起こらない。

韓国版では「花諷院骸羅」が韓国人の「キム・ウンチェ」(金雄載)という設定に変更されている。これは韓国で発売する際の条件として「キャラクターに韓国人を含める事」を要求されたためであるらしい。尚、PS2版『サムライスピリッツ 天下一剣客伝』では隠しキャラとして登場する。

タカラが発売したGB版の『熱闘サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣』では、次作で復帰する「柳生十兵衛」も隠しキャラとして登場する。やはり技のラインナップは次作でのそれとは異なっている。

漫画るろうに剣心』の作者である和月伸宏(後に『サムライスピリッツ零』でキャラクターデザインに関わる)が、この作品について『るろうに剣心』の単行本8巻にて語っている。

[編集] サムライスピリッツ 天草降臨(1996年

基本的には前作のシステムを踏襲しつつバランスが改善されたが、連斬というサムスピの根底を崩す連続技システム(特に「14連斬」は最後まで決めるとどんな怒りにくいキャラでも攻撃側が一発で怒るという無茶苦茶なもの)が導入され、賛否両論となっている。

本作のストーリーは“『斬紅郎無双剣』の後、『真』の前の話”という設定になっている。また本作のCPU戦はタイムアタックとなっており、一定時間内(キャラによって異なる)で6人のCPUを倒さないと、各プレイヤーキャラに設定されたライバルキャラが天草(悪)を倒してしまい、ライバルキャラとの戦いの後バッドエンドとなる。

ストーリーの中心は「風間兄弟」(蒼月、火月)で、特に弟の「風間火月」はこの作品の主人公でもある。にもかかわらず、やはりプレイヤーセレクトでは、1P側の初期カーソルは「覇王丸」に合わせられている(2P側の初期カーソルも覇王丸に合わせられている)。

『天草降臨』というタイトルだが、最終ボスは天草ではない。6人のCPUを規定時間内に倒した後「天草(悪)」、「壬無月斬紅郎」、「ライバルキャラ」と続けて戦い、勝てばゲームクリアとなる。

斬紅郎無双剣に引き続き「ナコルル」と「リムルル」は胴体切断が起こらない(ついでに断末奥義の条件満たしても断末奥義フィニッシュ出来ない)。

PS版『サムライスピリッツ 天草降臨スペシャル』では使用キャラに「チャムチャム」が追加されている(VSモードのみ)。

ここまでキャライラストは白井影二が担当。

[編集] 真説サムライスピリッツ 武士道烈伝(1997年

家庭用ゲーム機のネオジオCDセガサターン(SS)、プレイステーション(PS)で発売されたRPG

日本を舞台とした「邪天降臨之章」(『サムライスピリッツ』が元となっている)と、全世界を舞台とする「妖花慟哭之章」(『真サムライスピリッツ 覇王丸地獄変』が元となっている)の2本立て。なお、当初はこの2つと江戸を舞台にした「魔都封滅之章」の3つからハード別に2つの組み合わせとする予定だったが、最終的にどのハードも前2つの収録となっている。主人公は「覇王丸」、「牙神幻十郎」、「ナコルル」、「ガルフォード」、「橘右京」、「チャムチャム」の6人の中から選ぶ。ちなみに幻十郎は「邪天降臨之章」ではパーティを組めない(「妖花慟哭之章」では疾風の鈴音との2人パーティ)。

ネオジオCD版に限り、「緋雨閑丸」の隠しシナリオがある。

イラストは漫画家のしろー大野が担当した。

[編集] SAMURAI SPIRITS ~侍魂~(1997年

SNK自社開発の新筐体ハイパーネオジオ64向けに製作された。グラフィックがこれまでの2Dから3Dポリゴンとなった。この作品及び、これを筆頭とした3Dシリーズは「ポリサム」とも呼ばれる。

システムは『天草降臨』のものを継承した形になっている。また、3Dゲームらしくステージ間移動などのフィーチャーも盛り込まれた。

主人公は「覇王丸」が再び返り咲く。ボスキャラクターは「壊帝ユガ」。

キャライラストも新たに北千里が担当(以後新章まで)。

[編集] SAMURAI SPIRITS 2 ~アスラ斬魔伝~(1998年

こちらもハイパーネオジオ64向け。前作と同様3D格闘ゲームだった。

前作に比べると2D風のシステムに戻っている。

主人公は「アスラ」。1P側の初期カーソルも彼に合わせられている。ボスキャラクターは前作に引き続き「壊帝ユガ」。

前作からのキャラである「」、「柳生磐馬」と、本作の新キャラ「アスラ」は修羅、羅刹で設定が明確に区別され、キャラクターデザインも明らかに異なる描き分けがされた。また、風間兄弟も羅刹は「炎邪」(炎邪火月)、「水邪」(水邪蒼月)とされ、こちらも描き分けがされている。

[編集] サムライスピリッツ!(1998年

ネオジオポケットで発売。デフォルメキャラが画面狭しとを交える。ネオジオポケットカラー発売前の作品なので、画像は白黒表示である。

ベースは天草降臨だがタイムアタック要素はない。

[編集] サムライスピリッツ新章 ~剣客異聞録 甦りし蒼紅の刃~(1999年

アーケード作品ではなくプレイステーション(PS)にて発売された3D格闘ゲーム。

ストーリーは「アスラ斬魔伝」から約20年後の設定。キャラクターも一新しており、主人公は「九葵蒼志狼」。ボスキャラクターは使用キャラによって異なる。過去作から続けてプレイヤーキャラとして登場するのは、年を経た覇王丸と服部半蔵(実際には半蔵の息子)のみ。ナコルル、リムルルはプレイヤーキャラではなくストーリー上の重要人物となっている。

登場キャラクターは23人で、あるキャラでクリアすると対応するキャラ(必殺技などが元のキャラと同じであることが多い)が使用可能になるという形であったが、このキャラの組み合わせに関連性のない組み合わせが多く、この部分に対する批判も存在する。

現時点では『サムライスピリッツ』のストーリーは実質この作品で完結という形になっている。

[編集] サムライスピリッツ!2(1999年

前作(サムライスピリッツ!)と同じくネオジオポケットで発売。ベースは『アスラ斬魔伝』だが、「柳生盤馬」が削除され、使用キャラに「シャルロット」と「柳生十兵衛」が追加されている。

各種条件で入手できるアイテムによりキャラクターの強化が可能。隠しコマンドで使用できる「壊帝ユガ」はこれを使用しないと秘奥義が使用できない。

[編集] サムライスピリッツ零(2003年

SNKプレイモア許諾、悠紀エンタープライズ開発。天草降臨以来7年ぶりの2D格闘ゲーム。タイトルは当初『サムライスピリッツゼロ』と公表されていたが、程なくして『ゼロ』から『零』に変更された。

『天草降臨』から導入されていた連斬システムを削除、新たに剣気というゲージを搭載。初代のように一撃が重いゲームに回帰した。また、強斬りのみ初代や真サムと同様の入力となった(Cが蹴り、Dが後述する「瞑想」)。また修羅と羅刹も廃止され大部分のキャラは技が統合、「覇王丸」や「ナコルル」などはその羅刹と同様の性能のキャラが追加された(「羅刹丸」、「レラ」など)。

当初シリーズのどの時系列にも入らないパラレルワールドという扱いであったが、『天下一剣客伝』での年表整理に伴い初代『サムライスピリッツ』より前の話という設定となった。そのため一部のキャラの設定に矛盾が生じている。

あるキャラのエンディングが他のキャラのエンディングに繋がるなど、凝ったストーリー構成になっている。全体としてはバッドエンドに終わるものが多い。

主人公は「徳川慶寅」。2D格闘としては前作にあたる「天草降臨」とは違い、プレイヤーセレクトでの1P側の初期カーソルはちゃんと「徳川慶寅」に合わせられている(2P側の初期カーソルは「覇王丸」に合わせられている)。ボスキャラクターは「兇國日輪守我旺」。この慶寅、我旺及び「劉雲飛」は和月伸宏によってデザインされた。また、内藤泰弘が「妖怪腐れ外道」をデザインしている。

隠しキャラとしてガルフォードの相棒、犬のパピーが使用できた。パピーは防御が出来ないという特性上、お遊びキャラだったと思われる。しかし、蹴りボタンで姿を消して一瞬だけ無敵になれたり、投げ技「ストライクヘッズ」がガルフォードより強力になっている(強化版で武器飛ばし技である「メガストライクドッグ」はさらに強力)など、決して戦えないキャラではない。

プレイステーション2(PS2)版あり(CEROレーティング15歳以上対象)。

本作における新キャラクターの声の出演は、内海賢二を筆頭とした賢プロダクションの声優が大多数を占めた。

[編集] サムライスピリッツ零SPECIAL(2004年4月)

SNKプレイモア許諾、悠紀エンタープライズ開発。『サムライスピリッツ零』のバランス改訂、キャラクター追加版(いわゆる、マイナーアップバージョン)。

システム上飛び跳ねての投げ合いになりやすい、「妖怪腐れ外道」の前転→コマンド投げが強力無比、あるキャラに反則的なデバッグ技が残されている、などいくつかの問題はあるが、全体としてゲームバランスはシリーズ最良との声が多い。

ストーリーは無く、『ザ・キング・オブ・ファイターズ '98』、『2002』のように、お祭り的要素が強い。

かつてボスキャラクターだった「天草四郎時貞」、「羅将神ミヅキ」、「壬無月斬紅郎」、「兇國日輪守我旺」の4人がプレイヤーキャラとして追加された。また、この4人は同作でもボスキャラクターとしても登場する。

残虐表現が『アスラ斬魔伝』以来の復活。しかも「絶命奥義」をはじめ、全キャラクターにこれまでの殺害パターンが復活し、新しいもの(焼死、生首、轢断など)を含む多種多様の殺害パターンが追加された。歴代で最も残虐表現が多発した作品である。ただし残虐表現については近い時期に発生した長崎小6女児同級生殺害事件に配慮し、修正が行われた(ネオジオ版においても後日胴体斬りなどの演出を削除された)。その上、発売前にその告知が無かった為、購入者からの苦情が殺到し、結果として物議を醸すことになった。

家庭用ゲーム機への移植は現在もされていない(前述理由)。

[編集] サムライスピリッツ 天下一剣客伝(2005年9月)

SNKプレイモア許諾、悠紀エンタープライズ開発。MVSの後継としてサミーATOMISWAVEという業務用ゲーム汎用基板を用いた作品。現時点では2Dシリーズ最終作と言われている。

過去作品をモチーフにした5種類に、今作独自のものを加えた6種類の「スピリッツ」(システム)を選択できる(PS2版ではさらにエディットが可能な「祭スピリッツ」を含めた3種類が追加)。この点は『CAPCOM VS. SNK 2』によく似ている。なお、『天草降臨』を元にした「天スピリッツ」は、「14連斬」が賛否両論だったためか「8連斬」に変更された。

過去の2D作品に登場したキャラほぼ全てが出演し、隠しキャラ・ボスキャラを含めると総勢42名を数える。PS2版ではさらに「パピィ」、「チャンプル」などの動物キャラ、「パピィ」を連れていない「羅刹ガルフォード」や韓国版「骸羅」こと「キム・ウンチェ」(金雄載)などのEXキャラクターが追加されている。特に主人公は設定されていないと思われるが、初期カーソルは1Pが「徳川慶寅」、2Pが「覇王丸」に合わせられている。ボスキャラクターは「魔界を統べし我旺」。

また、新キャラクター「いろは」のメイド服和風アレンジし露骨にを強調した服装や、日本の昔話「鶴の恩返し」をベースに旦那様の為に御前試合に出るというストーリーが発表当初から注目された。僅か数ヶ月程でワンコインフィギュアやレジンキットが発売され、更にPS2版の初回出荷分にもフィギュアが特典として付属されている。なお、CPU戦でのいろは専用ステージ「奥州漆山」では、演歌歌手真帆花ゆりが歌う「夕鶴の舞」がBGMとなっている。

本作独自のストーリーを持ち、一連の作品と直接の繋がりはなくパラレルワールドとなっている。エンディングではほぼ全てのキャラが自分の理想を実現するなど、結果的にプレイモア以前の設定を大幅に無視している部分が多い。

『零SP』と同様にお祭り的な作品だが、徹底的に残虐要素を廃したり(「」すら出ない)、イラストタッチを変えるなど徹底して明るい雰囲気を作り出していて、暗くシビアな世界観を強調した『零SP』とは対照的。それもあってか、PS2版のCEROレーティングは12歳以上対象となっている。ちなみに、いろはの武器飛ばし技(武器破壊技)は捕まえた相手の前で服を脱ぎ捨てた上で連続攻撃をたたき込むものであるが、つかんだ後の一連の動作はシルエットで表示されている。

PS2版はマルチマッチングBB対応。ネットワークを介して通信対戦ができる。

声の出演は「炎邪」、「水邪」、「黒河内夢路」を除き声優が一新された。これについては否定的な意見が少なくない。なお、本作で参加した声優にはアイムエンタープライズ所属者が多い。声優が変更された原因として、『零』から『零SP』の制作時に声優へ正規の対価が支払われなかったことが原因で、出演を断られたとの噂がある。

[編集] サムライスピリッツ閃

タイトーの新基板TAITO Type X2でリリース予定の新作。蒼紅の刃以来の3D作品となる予定。

[編集] 主な用語

つばぜり合い
両者の武器攻撃がぶつかるなどの条件において発生することがある。この状態になった後一定時間両者がボタンを連打し、勝った側が相手の武器を飛ばす。飛ばされた武器は地面に落ち、飛ばされた側は拾うことができるが拾う際に隙が生じる。また武器がない状態では使用できない必殺技もあり、武器を落とすことは戦略上損失と見られることが多い(逆に武器がなくなる事で必殺技が強化されたり、武器なし状態でのみ使える必殺技を持つキャラもいる)。
怒りゲージ
相手の攻撃でダメージを受けるごとに蓄積され、MAXになるとキャラクターが怒って肌が赤くなり(『天下一剣客伝』では体全体が赤く明滅し)一定時間攻撃力がアップする。『天草降臨』やポリサムでは、一部の必殺技が強化される。キャラクターによってゲージの溜まりやすさと怒っている時間には差異がある。『真サムライスピリッツ』以後の作品では武器破壊技や武器飛ばし技もゲージMAX時に使用できる。『斬紅郎無双剣』と、『天下一剣客伝』の斬スピリッツでは自分からゲージを溜めることができ、また体力がある程度まで減ると常時MAXになる。
なお、『天下一剣客伝』では「スピリッツゲージ」と言う名称が使われており、剣スピリッツ(及び魔スピリッツ)ではMAXになっても怒り状態にはならない(武器飛ばし技・武器破壊技は使用可能)。
黒子
試合中に審判員として登場する、黒ずくめの男。一部作品ではCPU専用キャラクターやプレイヤーキャラクターとして登場することもある。花諷院和狆とはかつて共に戦った仲。RPG版ではセーブ係として各地に現れるが、これは全員兄弟であるらしい。ちなみにRPG版では金を払って体力を回復させてくれる赤黒子も存在する。
後述する武器破壊技で破壊された武器を投げ込むが、これはこの黒子が修復しているらしい。
飛脚
一部作品ではステージ後方から飛脚がアイテムを投げ込んでくることがある。アイテムには得点になる物や体力を回復する物などがある。天草四郎に妹を人質に取られてそんな事をやらされていたが、柳生十兵衛に助けられてからは趣味でやっている。ちなみに、『真サムライスピリッツ』では稀に飛脚の変わりに『餓狼伝説シリーズ』のキャラクターであるキム・カッファンが登場することがある。
なお、黒子や飛脚にも詳細なプロフィール(流派や趣向など)が存在する。
武器破壊技
『真サムライスピリッツ』で登場した、他の格闘ゲームでの超必殺技に相当するもの。『天下一剣客伝』の真/魔スピリッツでも使用可能。怒りゲージがMAXになっている間に使用でき、ヒットすると相手の武器を破壊して一定時間素手状態を強制する(一定時間後黒子が新しい武器を投入する)。相手にヒットしない限りは怒り状態が終了するまで何度でも出せ、ヒット時は怒り状態が終了する(『天下一剣客伝』の魔スピリッツではMAX1回につき1回のみ)。ただし、『真サムライスピリッツ』ではシャルロットのみガードされても怒り状態終了となってしまう。
余談だが、初代『サムライスピリッツ』でも相手の攻撃をガードしすぎると武器が壊れる場合がある。この場合、そのラウンド中は武器を使用できない。
武器飛ばし技
『斬紅郎無双剣』以降のゲージMAX技(『天下一剣客伝』の怒/真/魔スピリッツを除く)。ヒットさせれば相手が素手になるが、持っていた武器は破壊されず地面に残るだけになっている事を除けば武器破壊技と同様である。
ちなみにコマンドは武器破壊技を含めて『斬紅郎無双剣』までは各キャラ個別のものだが、『天草降臨』から共通のコマンドに変更されている。
秘奥義
『真サムライスピリッツ』では覇王丸、ナコルル、服部半蔵、ガルフォードのみに用意されていた隠し必殺技。ゲージなどの条件はなかったが、複雑なコマンドが用意されていた。ちなみに、覇王丸の「天覇封神斬」のコマンドはアニメ『サムライスピリッツ ~破天降魔の章~』で公開されていた。
ポリサムでは2Dシリーズでの武器飛ばし技が置き換えられたもので、同様の条件で使える。
『剣客異聞録 蘇りし蒼紅の刃』では、体力ゲージが最後の段階(赤い1ブロックで、総体力の1/6以下)になると1回だけ使える技。
『天下一剣客伝』では真スピリッツと剣スピリッツで使用可能だが、双方で使用条件やコマンドが異なる。真スピリッツでは体力に関係なく1戦につき1回のみ使用可能で、コマンドも複雑な物となっている。一方剣スピリッツでは、体力が一定レベル以下(残り体力が全て緑で表示されている状態)になると使用可能となり、使用した後もしばらくするとゲージが緑色に戻り再使用可能。このしきい値(秘奥義ゲージ)は後述するミキリスライドにより増やすことが可能。またコマンドは各キャラ共通の簡素なものとなっている。
ぬいぐるみ
『真サムライスピリッツ』に存在した特殊動作。コマンドを入力するとそのキャラの2頭身のぬいぐるみに変化する。『天下一剣客伝』でも真スピリッツで使用可能。これは、当時発表された『真サムライスピリッツ』のプライズゲーム用商品とのタイアップのために導入されたものである。
修羅、羅刹(剣質選択)
『斬紅郎無双剣』で登場した、キャラクターのバリエーション。使用可能な技が修羅と羅刹で異なるケースがあり、作品とキャラクターによっては設定そのものが異なるケースもある。例えばナコルルでは修羅はそれまでの作品同様鷹のママハハを連れているのに対し羅刹ではオオカミのシクルゥを連れている、ガルフォードでは犬のパピィがいるのは修羅のみ、など。
剣客、剣豪、剣聖(レベル選択)
『斬紅郎無双剣』で初登場。剣質のあとに選択する。剣客は5回まで操作しなくても自動的にガードをしてくれる初心者用で、『天草降臨』ではさらに連斬(後述)の入り込み以降の攻撃を自動で行ってくれる。剣豪は普通の状態。剣聖は常に怒りMAX状態であるが、ガードが出来ない上級者用。しかしそれでも強力すぎたのか『天草降臨』では怒りMAX状態では無くなった。
不意打ち
『斬紅郎無双剣』から登場した、システムで用意された中段技。『ストリートファイターIII』のリープアタックの様に小ジャンプして攻撃する(なお、『斬紅郎無双剣』の方が『ストIII』よりも先に発売されている)が、『天草降臨』以降はいくつかのキャラのものが飛ばずに攻撃するようになった。『天下一剣客伝』で廃止され、いくつかのキャラに特殊技として残された。
怒り爆発
怒りゲージと引き替えに一定時間攻撃力を大幅にアップさせる。爆発中は怒りゲージの所に爆発状態の残り時間を表示するタイマーが出現する。吹っ飛ばされていない限り、攻撃を喰らっている最中にも出せるので、相手の連続技から脱出する事が可能。武器飛ばし技・一閃を使用したり制限時間を越えると怒りゲージが消滅する。『天草降臨』で初登場。
一閃
直線的に高速で突進し大ダメージを与える攻撃。使用条件は怒り爆発中だったりなど、作品によって様々。
ちなみに『ネオジオバトルコロシアム』での覇王丸と牙神幻十郎のアナザーダブルアサルトにもなっている。ただしいきなり突進はせず、その場での始動攻撃を決めることでさらに二人が同時に一閃を繰り出す。
連斬
一定の順序でボタンを入力することで発動する連続技。入り込み用のコマンドで出した技を当てた後、いくつかある内の1つのパターンを入力することになる。一番長いパターンでは怒りゲージがたまる効果もある。『天草降臨』で初登場したが、一発の重みを軽視することになったため賛否が分かれている。『天下一剣客伝』では天スピリッツで使用可能。
ちなみに、ポリサムでは「S.C.S.」(Samurai Combination System)という名称になっている。なおPS2版『天下一剣客伝』の獣スピリッツにも同名のシステムが搭載されているが、こちらはいわゆるチェーンコンボ。
武器捨て挑発
自分から武器を手放し素手状態になる、『サムライスピリッツシリーズ』独特の挑発。キャラによっては素手の方が必殺技が強力になることもあるため、戦略の一つとして使われることもある。また、『天草降臨』では「断末奥義」を出すための条件となっている。『天下一剣客伝』では通常の挑発と同時に用意されている。
自決
『天草降臨』で初登場。自らの命を絶つ(キャラクターによっては逃げる)ことでそのラウンドは相手の勝利となる代わりに、次のラウンドでは最初から怒りMAX状態になっている。ただし、『零SP』では怒りMAX状態にならず単にラウンドを捨てるだけになっている(「無の境地」との関係でだろうか?)。
断末奥義
『天草降臨』で登場。決着が着いたラウンドで圧勝など特定の条件下で勝利した場合、画面にコマンドが表示され入力すると、相手に更なる攻撃を加えバラバラにしたりする。これを行うと勝利画面に「快勝」とボイス付きで表示され、キャラクターの勝利メッセージが変化する。後述の絶命奥義の先駆け。
無の境地
『零』で登場したシステムで、怒りゲージと引き替えに一定時間相手の動作スピードを落とす。効果時間中は自分の行動スピードは変わらないため、相手の攻撃を防御したり反撃したりすることが容易になる。使用可能な条件が「落とすと負けになるラウンドであり、体力が一定レベル以下(特殊操作「瞑想」でそのしきい値(無ゲージ)を増やすことができる。また、『天下一剣客伝』では青く視認できる)であり、怒りゲージが残っていること」と非常に厳しいが、相手の全ての行動が遅くなるため強力な連続技を決める事が出来る。
剣気
『零』で登場したシステムで、攻撃をすると剣気ゲージが技毎に決められた量減少し、攻撃しないでいると回復する。これにより連続技のダメージに関するコンボ補正に似た効果が現れ、初代や真の頃のように「一撃の重み」が重視されることになった。
絶命奥義
『零SP』にのみ登場。相手が無の境地を使える条件で怒り爆発を発動させると使用できる。一閃のような突進を行い、ヒットさせれば断末奥義の様に相手を斬殺する(キャラによっては魂を抜くとかただ倒すだけの場合もあり)演出に移行し勝利となる。相手が無の境地発動中でも遅くならないという特徴がある。
スピリッツ
『天下一剣客伝』での操作のバリエーション。それまでの2D作品のそれぞれに対応する怒・真・斬・天・零と、本作オリジナルの剣が基本で、この他にアーケード版では最終ボスが使用した「魔」、PS2版では動物キャラクター用の「獣」と、自分で特殊動作やゲージMAX技などを選択できる「祭」がある(3つともPS2版では隠し要素となっている)。
「怒」ではMAX時に使える技がないが、攻撃力の上昇率が高いほか、動作は非常に重いが威力も大きい「超斬り」が常時使える。「真」はゲージMAX後一定時間内は武器破壊技が使用可能、「斬」、「天」、「零」、「獣」ではMAX後一定時間内、「剣」ではMAX後1回武器飛ばし技が使える。「魔」ではMAX後1回武器破壊技が使用可能。
デフォルトの6つの内、「剣」以外の特殊動作は元作品に準じる。また、「獣」のみガードができないという特徴がある。
祭スピリッツで選択できるものには連続ミキリ、開幕行動、サムライドライブ(いわゆるスーパーキャンセル)といった専用のものもある。
ミキリスライド
『天下一剣客伝』の剣スピリッツにおける回避動作。これで出ている残像に相手の攻撃がヒットした場合、秘奥義の使用可能条件である秘奥義ゲージ(体力残量のしきい値)が増える。

[編集] 登場キャラクター

SAMURAI SPIRITS

真SAMURAI SPIRITS 覇王丸地獄変(以降は新キャラクターのみを記述)

サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣

サムライスピリッツ 天草降臨

SAMURAI SPIRITS ~侍魂~/SAMURAI SPIRITS 2 ~アスラ斬魔伝~

サムライスピリッツ新章 ~剣客異聞録 甦りし蒼紅の刃~

サムライスピリッツ零/サムライスピリッツ零SPECIAL

サムライスピリッツ 天下一剣客伝

[編集] サブ出演キャラ

SAMURAI SPIRITS

  • 黒子(常に対戦する両者の間に位置する)
  • 飛脚(対戦中通りかかりアイテムを落としていく)
  • ママハハ(ナコルルのオプション)
  • パピィ(ガルフォードのオプション)
  • 静(覇王丸エンディング)
  • 小田桐圭(橘右京エンディング)
  • サノウク(ナコルルエンディング)
  • モナシリ(ナコルルエンディング)
  • トン吉、チン平、カン太(アースクェイクエンディング)
  • あざみ(不知火幻庵エンディング)
  • 不知火麻衣(不知火舞のそっくりさん、覇王丸エンディング、不知火幻庵エンディング)

真SAMURAI SPIRITS 覇王丸地獄変

  • 黒子(常に対戦する両者の間に位置する、黒子ステージ、和狆エンディング、アースクェイクエンディング)
  • 飛脚(対戦中通りかかりアイテムを落としていく)
  • キム・カッファン(稀に飛脚の代わりに通りかかる)
  • ママハハ(ナコルルのオプション)
  • パピィ(ガルフォードのオプション)
  • パクパク(チャムチャムのオプション)
  • 天草四郎時貞(デモに登場)
  • 静(覇王丸ステージ、覇王丸エンディング、牙神幻十郎エンディング、シャルロットエンディング)
  • リムルル(ナコルルステージ、ナコルルエンディング)
  • サノウク(ナコルルステージ、ナコルルエンディング)
  • モナシリ(ナコルルステージ、ナコルルエンディング)
  • 小田桐圭(橘右京ステージ、橘右京エンディング)
  • 服部真蔵、服部勘蔵、楓(服部半蔵エンディング)
  • トン吉、チン平、カン太、コン八、キン三(アースクェイクエンディング)
  • ハインリッヒ(ズィーガーエンディング)
  • エリザヴェート(ズィーガーエンディング)
  • 藤堂龍白(藤堂竜白のそっくりさん、不知火幻庵エンディング)

サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣

  • ママハハ(修羅ナコルルのオプション)
  • シクルゥ(羅刹ナコルルのオプション)
  • パピィ(修羅ガルフォードのオプション)
  • コンル(リムルルのオプション)
  • 柳生十兵衛(エンディング)
  • シャルロット(エンディング)
  • タムタム(エンディング)
  • チャムチャム(エンディング)

サムライスピリッツ 天草降臨

  • ママハハ(修羅ナコルルのオプション)
  • シクルゥ(羅刹ナコルルのオプション)
  • パピィ(修羅ガルフォードのオプション)
  • コンル(リムルルのオプション)
  • 風間葉月(天草城ステージ、風間火月エンディング)
  • 黒子(中間デモ)
  • 花諷院和狆(花諷院骸羅エンディング)
  • アースクェイク(牙神幻十郎エンディング)
  • 不知火幻庵(牙神幻十郎エンディング)
  • チャムチャム(タムタムエンディング)
  • パクパク(タムタムエンディング)
  • 小田桐圭(橘右京エンディング)
  • 王虎(ある条件を達成するとエンディング後に登場)
  • ナインハルト・ズィーガー(ある条件を達成するとエンディング後に登場)

SAMURAI SPIRITS ~侍魂~/SAMURAI SPIRITS 2 ~アスラ斬魔伝~

  • ママハハ(修羅ナコルルのオプション)
  • シクルゥ(羅刹ナコルルのオプション)
  • パピィ(修羅ガルフォードのオプション)
  • コンル(リムルルのオプション)

サムライスピリッツ新章 ~剣客異聞録 甦りし蒼紅の刃~

  • ナコルル
  • リムルル

サムライスピリッツ零/サムライスピリッツ零SPECIAL

  • ママハハ(ナコルルのオプション)
  • シクルゥ(レラのオプション)
  • パピィ(ガルフォードのオプション)
  • コンル(リムルルのオプション)
  • チャンプル(真鏡名ミナのオプション)
  • 二四、五七、一八(萬三九六必殺技、勝利演出)
  • 黒河内雪路(橘右京オープニング、黒河内夢路オープニング、エンディング)
  • ミッシェル(シャルロットオープニング、エンディング)
  • 儚(緋雨閑丸オープニング、妖怪腐れ外道エンディング)
  • 風間葉月(風間火月オープニング、エンディング、風間蒼月オープニング、エンディング、水邪エンディング)
  • 月心斎(風間火月オープニング、風間蒼月オープニング、エンディング、炎邪エンディング)
  • 熊(レラオープニング)
  • アースクェイク(花諷院骸羅エンディング)
  • 花諷院和狆(花諷院骸羅エンディング)
  • 王虎(花諷院骸羅エンディング)
  • ナインハルト・ズィーガー(花諷院骸羅エンディング)
  • 不知火幻庵(花諷院骸羅エンディング)
  • 藤堂龍白(藤堂竜白のそっくりさん、千両狂死郎エンディング)
  • ショー・疾風(千両狂死郎エンディング)
  • 黒子(千両狂死郎絶命奥義)
  • アンブロジァ(羅将神ミヅキ絶命奥義)
  • チャムチャム(タムタム絶命奥義)

サムライスピリッツ 天下一剣客伝

  • 黒子(常に対戦する両者の間に位置する)
  • 飛脚(対戦中通りかかりアイテムを落としていく)
  • ママハハ(ナコルルのオプション)
  • シクルゥ(レラのオプション)
  • パピィ(ガルフォードのオプション)
  • パクパク(チャムチャムのオプション)
  • コンル(リムルルのオプション)
  • チャンプル(真鏡名ミナのオプション)
  • 二四、五七、一八(萬三九六必殺技、勝利演出、エンディング)
  • 歌留多、駒、ぽち(祭囃子双六必殺技、勝利演出)
  • リチャード(アンドリュー勝利演出)
  • 服部真蔵、服部勘蔵(服部半蔵エンディング)
  • 儚(緋雨閑丸エンディング)
  • ショー・疾風(千両狂死郎エンディング)
  • 藤堂龍白(藤堂竜白のそっくりさん、花諷院和狆エンディング)

[編集] アニメ作品

[編集] SAMURAI SPIRITS ~破天降魔の章~

1994年フジテレビ系で放送された単発のテレビアニメ作品。ゲームとは異なるオリジナルストーリーである。DVD小説(著・岸間信明)が発売されている。覇王丸の声をSMAP香取慎吾が当てた事、『真サムライスピリッツ』に於ける覇王丸の隠し技である天覇封神斬のコマンドを番組中で公開した事で有名。当初は番組の最後に技紹介のコーナーを設けると思われていたが、実際には覇王丸が天覇封神斬を出す瞬間に閃光がコマンド型に走るという演出だったので、それに気づいた視聴者は少なかった。放映枠の時間の関係か、右京が本編中に登場するシーンはカットされており、エンディングのスタッフロールのバックに映像が流れるのみであった。この未公開シーンは後にビデオ化された時にも補完される事はなかった。ちなみに本作のヒロインはナコルルではなくシャルロットである。

  • ストーリー
時は寛永15年、島原の乱。善神アニスレイザに選ばれた聖剣士達は、天草四郎時貞と対峙していた。天草も聖剣士の1人だったが、仲間を裏切り邪神アンブロジァの封印を解いていた。アンブロジァの力を得た天草は聖剣士達を亡き者とするが、アニスレイザによってその魂は100年後の未来へ転生される。
そして100年後、徳川吉宗の治世。天草は吉宗を屈服させ転生した聖剣士達の行方を捜していた。一方転生した聖剣士の王虎、ナコルル、タムタム、ガルフォード、シャルロットの5人も最後の1人を探しに日本へ。その最後の1人である覇王丸は未覚醒で前世の記憶もなく、自慢の剣術で道場破りをして暮らしていた。しかし、ある日彼の暮らす村が謎の兵士達によって襲われる……。

[編集] SAMURAI SPIRITS 2 ~アスラ斬魔伝~

1999年にOVAとして発表された作品(全2巻)。主人公はナコルル。キャストはゲーム版と同一である。当時、同人誌や雑誌のコラム等でナコルルのファンである事を強烈にアピールしていた七瀬葵をキャラクターデザインに起用している。

[編集] 派生作品

[編集] ナコルル ~あのひとからのおくりもの~

2001年に発表されたナコルルがヒロインのアドベンチャーゲーム。Windows版とドリームキャスト(DC)版がある。初代『サムライスピリッツ』の後の話で、戦いを終えてカムイコタンに帰ってきたナコルル達の生活を、主人公の少女「ミカト」の視点から描いている。紫ナコルルの設定を元にした「レラ」が初登場した作品。本作のオリジナルキャラクターの「マナリ」は、『CAPCOM vs SNK 2』にもナコルルの試合前のデモ等で登場する。ファンからは「ナコりもの」という略称で呼ばれている。

[編集] ナコルル ~あのひとからのおくりもの~ 郷里之畏友編

『ナコルル ~あのひとからのおくりもの~』のアニメ化作品。2002年にOVAとして発表。主人公はミカトからナコルルに変更されている。発売元のグルーヴコーポレーションが倒産した影響で続編の製作は中止になったらしく、ストーリーは中途半端に終ってしまっている。作中に複数回あるサービスシーンではナコルルの乳首が描かれている等、ある意味貴重な作品。

  • スタッフ
    • 原作:有限会社インターレッツ
    • 製作:成澤章
    • 企画:尾川匠
    • プロデューサー:野崎慎太郎
    • スーパーバイザー:Dr.POCHI
    • 監督:金澤勝眞
    • 脚本:たきもとまさし、松川しゅうさく
    • キャラクター原案:44
    • キャラターデザイン:梅津泰臣
    • 作画監督、絵コンテ:宮澤努
    • 演出:草川啓造
    • 美術監督:池田繁美
    • 色彩設定:北沢希美子
    • 撮影監督:森口洋輔
    • 音響監督:本田保則
    • 音楽:山手安生
    • 制作:ARMS
    • 製作:グルーヴコーポレーション
  • 主題歌
    • エンディングテーマ「巫女の伝承唄」(作詞:たきもとまさし 作曲、編曲:山手安生 歌:生駒治美)
    • 挿入歌「二番目の奇跡」(作詞:松川しゅうさく 作曲、編曲:山手安生 歌:川澄綾子)

[編集] 電子メイド手帳 恋のいろは

詳細は電子メイド手帳 恋のいろはを参照

『天下一剣客伝』から参戦した「いろは」をフィーチャーしたスケジュール管理ソフトがニンテンドーDS(DS)で発売予定。スケジュール管理機能だけではなく、育成や着せ替えの要素もある模様。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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